PBeM 史表(しひょう)キャラクター・シート ver 0.01 2004.03.15 ver 0.02 2004.03.17 ver 1.00 2004.04.01 ver 1.01 2004.04.04 ver 1.02 2004.04.15 ―<プレイヤー情報>―――――――――――――――――――― ハンドルネーム:Junk ―<キャラクター情報>――――――――――――――――――― 名前:赤凌狛(せき・りょうはく) 性別:女  年:20歳 外見:細身の女。普段から戦士の服装をするので、ぱっと見は男のようにも見える 一人称:私 体術 2(剣術   武術 1 曲芸    弓矢    馬術 1) 統率 1(指揮   策略   カリスマ 1 交渉       ) 知識 1(地理 1 歴史   芸能    礼儀作法  錬金 ) 異能 1(超感覚 1 超肉体  幻覚    破邪       ) 縁(   ) 超感覚:超視覚(とてつもなく目がよい。視界の中のわずかな変化をとらえ、把握、理解ができる) ・現代基準で計測すると、7.0以上。数キロ先の馬が識別できる。 ・木から一斉に飛び立つ鳥の数を数えることができる ・移動中の物体の造形を確実に把握する。(例:馬ですれ違った相手の顔がわかる) ・集中して観ることで、対象の動きをスローモーションかストップモーションでとらえる。 ・対峙した相手の視線や、わずかな体の動きをとらえ、相手の動作を予測、対応する。 (動作の予測、対応の部分は体術に依存している) 行動宣言: 行動場所一覧(10点を割り振り) 開喉丘 6 (優先順位2 準備4) 移動 2 (優先順位1 準備1) 赤族の陣営 2 (優先順位1 準備1) 行動場所:開喉丘 (1)開喉丘へ、白大国の前線基地の偵察に行きます (2)敵陣営の数、戦力、配置。指揮官(身なりや動向で判断)などを調べ、赤族の陣営に帰還。 (3)強行偵察兵なので、敵陣営に発見された場合は、強行突破して逃げます。 行動場所:移動 (1)開喉丘から馬で赤族の陣営に帰還します (2)帰還途中で、敵の偵察部隊と接触した場合は、可能な限り回避。 行動場所:赤族の陣営 (1)赤栄虎に開喉丘を偵察した情報を伝えます。 (2)戦闘準備の加勢をします。 【詳細描写】 行動場所:開喉丘  朝靄の漂う中、赤凌狛は開喉丘を見渡せる山の中腹にいた。白大国の兵はこのあたりにはいない。開喉丘から遠く離れた場所とはいえ、全軍を見渡すことが出来るこの場所を警戒していないことから、白軍の油断が感じられた。 もっとも、赤凌狛自身、「市表」の手助けがなければ、このような場所に来ることは無かっただろう。そう、あれはこの偵察にでる直前のことだった。 ****  赤凌狛は赤栄虎の天幕に呼び出されていた。天幕の中にはいると、一枚の地図が台の上に広げられていた。 「赤栄虎様。赤凌狛、お呼びにより参上しました。」 「来たか。さっそくだが、これが何かわかるか?」 「地図・・・開喉丘周辺の地図ですね。かなり詳細に書かれているようですが?」  土地勘もあり、何度か訪れたことのある場所だけに、彼女にはすぐわかった。 「そうだ。これは『市表』という。赤族の宝であり、門外不出の秘密だ。」 「私が見てもよろしいのですか?」 「ああ、偵察任務に必要だろうからな、見ろ。しかし、これを天幕の外に持ち出すことも、書き写すこともゆるさん。覚えろ!」 「わかりました。」彼女にとって、これ以外の返答はない。幸い、彼女には開喉丘に土地勘があり、見たことを覚えるよう訓練も積んでいる。わずかな時間で、開喉丘周辺の市表を暗記し、赤凌狛は天幕を出ようとした。 「女の偵察兵ってのは余り聞かないが、大丈夫か?」 天幕にいた他の兵からそんな揶揄が聞こえた。 「私は私だ、それ以上でも、それ以外でもない。大事なのは出来るか出来ないかだ。私は実力を持ってそれを証明してみせる。」 「ふはははは、よく言った。おまえの力、存分に見せてみろ」赤栄虎の笑い声に、赤凌狛はうなずきを返し、偵察任務に就いた。 ****  白大国の軍営から、煙が立ち上り始めた。赤凌狛は、軍が動き始めたのに合わせて軍営の観察を始めた。この場所から軍営までは相当な距離があるが、人並みはずれた目を持つ彼女にとっては全く問題にならず、その気になれば一人一人の顔を見分けることすら出来た。  彼女は、敵陣営の数、戦力、配置を手持ちの紙に書き取っていった。観察しているうちに、身なりの良い将官が軍全体に指示を飛ばしていることに気づいた。 「あれが、将か」特徴を紙に書き写す。  一通りの偵察を終え、頭の中の市表から次の偵察場所に当たりをつけて移動。再び観察。そういった一連の行動を数度繰り返し、偵察を終えた赤凌狛は、夕闇に紛れ、開喉丘をそっと離れた。 行動場所:移動 行動場所:赤族の陣営  赤族の陣営に戻った赤凌狛は、赤栄虎の天幕にまっすぐ向かった。 「赤栄虎様。赤凌狛、偵察任務を終え、帰還しました。」 「良し、報告しろ」 赤凌狛は、偵察中に書き取った紙を手渡し、その内容を含め口頭で報告した。 すべてを聞き終えた赤栄虎は「ご苦労、よくやった」とだけ言った。 「赤栄虎様、もう一つ報告があります。」  彼女は、道中で書き留めたもう一枚の紙を差し出した。 「市表の補足と、修正点です。白国の軍が道を造り直していましたので、報告させていただきます。」 「なるほど」赤栄虎は赤凌狛が挿しだした紙に目を通して、頷いた。 「赤凌狛。おまえは実力を証明して見せた。今後とも赤族のために役に立ってくれ」 「ありがとうございます」赤凌狛は一礼して、天幕から立ち去った。 ―<キャラクター設定>――――――――――――――――――― 強行偵察兵「赤凌狛(せき・りょうはく)」 ・「凌」は耐え凌ぐ「狛」犬または狼 ・中性的な顔立ち。 ・女だが、男と同じ服を着て、同じ仕事をこなす。男と間違われることもしばしばあるが、本人は性別を無視している。 ・護身術や逃走など、生き残ることに特化した生き方をしている ・主な任務は偵察兵。見たものを良く覚え、うまく伝える。 ・過去の紛争で、一族(家族)のすべてを失い、ただ一人生き残った。それ以来、他の多くの部族(家族?)の間を傭兵同然に渡り歩く一匹狼となる。ゆえに孤独。一人で物事を成し遂げようとするくせがある。 ・雇われの立場で、どのような任務でも引き受けるため、便利屋扱いされている。 ・決めセリフ 「私は私だ。それ以上でも、それ以外でもない。大事なのは出来るか、出来ないかだけだ」(素性や性別、能力を訪ねられたとき。) 「何があっても、どんな手を使ってでも生き延びる。それだけが、みんなとの約束」