最終更新:2003.02.02

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ボックス・アートのお話

「スペース・ステーション」のボックス・アートは、地球と宇宙をバックにした宇宙飛行士の姿です。

描いたのは、ゲームのデザイン以下、全ての作業を1人で行っている柳井です。1人で全ての作業を行うのはけっこう大変です。これも、コスト削減のためです。

大変というと、この絵を描く時に大変なことがいくつかありました。そのほとんどがメモリー不足で起こった問題です。以下、起こった問題をいくつか紹介しようと思います。

● メモリーの量が足りない!

現在、私がお絵描き用に使っているマシンのスペックは、CPUは1.7GHzとまずまずなのですが、メモリーが256MBしか積んでいないために、ちょっと非力です。

これに対してプログラム用のマシンはメモリーを512MB積んでいるので、このマシンのメモリーを、お絵描きマシンに移植しようと思いました。

でも、残念ながら規格が違ったために、移植できませんでした。このメモリーの不足が、この後、様々な問題を引き起こしていきます。

● 保存できない!

Webにアップしているボックス・アートはかなりサイズが小さいです。それに対して、実際のボックス・アートは印刷サイズで描いています。この絵がかなり巨大でして、メモリーの非力な私のマシンでは、保存に失敗することが多々あるのです。

しかし、メモリーを買い足す予算もないので、ギリギリのサイズで保存できるように考えながら作業をしています。これがかなり綱渡りです。

この綱渡りをどうにかこなすために、全てのパーツをバラバラに作って、最後に組み合わせるようにしています。毎回、冷や汗ものなのです。

● 地球が描けない!

ボックス・アートのデザインを決めた当初、地球はフォトショップのフィルターで適当に作ればいいやと高を括っていました。

しかし、想定する細かさの雲の模様を作るには、私のマシンのメモリーではまったくもって非力過ぎました。あと10倍くらいはメモリーが欲しいなあと思いながら挫折。仕方がないので、全部の雲を手作業で描くことにしました。

この作業ですが、死にました。

エアブラシツールで、雲の形や濃淡を一筆ずつ描いていくという気の遠くなるような作業をしました。

せっかく気合を入れて描いた雲ですが、印刷にはあまりきれいには出ないかもしれません。少なくとも、私の使っているEPSONのプリンターでは、あまり再現性は高くなかったです。

雲と言い、宇宙の青のグラデといい、地球の青のグラデと言い、EPSONのプリンターでこの絵を再現するのは厳しいようです(泣)

● 宇宙飛行士のリテイク

宇宙飛行士は、一旦エアブラシツールで、全部描いたのですが、プリンターでの濃淡の再現があまりよろしくなかったので、全て没にして、イラストレーターのパスデータで描きなおしました。

時間的には数時間の作業だったのですが、プリンターできれいに出なかったのはかなりショックでした。

やはり、描いたものがきちんと印刷されないのは絵描きとしてショックが大きいです。

● その他

実質の作業時間は、4日ほどです。けっこう時間がかかっています。

前の職場でデザイナーが絵を描く作業時間を実際に見て知っているので、まあ妥当な時間かなと思っています。リテイク時間も含めていますし。

でも、高解像度の絵を描くのは疲れます。何より、メモリーに神経を使うのが。10GBほどメモリーが欲しいものです。






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