2001.11.03(土)01 Web街道をゆく その7 技術系サイト2

はじめに

 「サイト旅行記」もそろそろ終盤。今回は技術系サイト2です。

 2と書いてあると1より重要度が低いのかと思われるかもしれませんが、2はけっこう重要なサイトが多いです。2に分類されているのは、ただ単に更新頻度が日単位だからです。ちなみに、1に分類されているサイトは時間単位で更新されています。

 今回の技術系サイト2は、メジャー所が多いです。


HOTWIRED JAPAN NEWS

 非常に有名なサイトですので、ネットで技術系が好きな方はたいてい通っていることと思います。

 インターネットやパソコンなどを中心とした技術系、ビジネス系の話題だけでなく、科学系の話題も多いので非常に好きなサイトです。だいたい毎日2割ぐらいの記事を読んでいます。あとは要約だけ読んで済ましています。

 サイトのデザインは非常にけばけばしいのですが、本文は白地に黒で、普通サイズのフォントなので読みやすいです。これがフォントいじりだったら絶対読まないサイトになってしまいます。企業系ニュースサイトなので、そんなことはないので安心なのですが。

(注:フォントサイズに関して言うと、私が巡回しているサイトの中ではNature Japanが一番タチが悪いです。「ハイライト」のコーナーの文字はあまりにも小さ過ぎて、ときどきフォントサイズを強制的に変えるほどです)

 HOTWIRED JAPANの個人的な難点は、画像が本文中にないことでしょう。英語版の記事に「写真」としてリンクが張られていることが多いです。できれば本文中に画像を埋め込んで欲しいと思います。いつもアニメーションしている広告より、よっぽど価値があると思いますので。

 英語のサイトもきちんと読んだ方がよいのでしょうが、面倒なので日本語版のサイトだけで済ましてしまっています。


impress Watch Headline

 一時期はimpress Watchの全ての項目を巡回しようかと思っていたのですが、ある時期にヘッドラインだけ見ていればよいことに気づきました。各項目は4件ずつぐらいなのですが、これだけで十分役に立ちます。

 ただ、このサイトは嫌なところにFlashの広告が入っています。

 私のモニタでは、Flashの広告があると、ブラウザの画面をスクロールするときに激しくその部分がフラッシュ(明滅)するので目が痛いです。はっきり言ってだいぶ厳しいです。仕方がないので、毎回素早くスクロールをして広告を見飛ばすようにしています。


窓の杜

 ニュースサイトの巡回を始めた頃はVectorだけ回っていたのですが、途中で窓の杜の方がニュースとしての価値が高いことに気がつきました。

 ニュース巡回を始めた当初、ソフトの収録数では圧倒的にVectorが上なので、窓の杜はあまり価値がないと思っていました。確かにソフトを探すときにはVectorの方が圧倒的に便利です。けれども、ことソフトに関する情報発信となると、数段窓の杜の方が優れたサイトです。

 Vectorは自分で探す気がなければ有用な情報は引出せないのですが、窓の杜は毎日の記事で向こうから有用な情報を提供してくれます。

 窓の杜では日々、ソフトのアップデート情報にかこつけて、ソフトのレビューが上がっています。どちらかというとアップデート情報はおまけで、ソフトのレビューの方が重要です。

 私も何度か取り上げられたことがあります。

 現在世の中にはオンラインソフトが非常に多く、何らかのフィルタを通さなければどんなソフトがあるのか気づくのすら大変という状況です。

 欲しいと思うソフトを探すのはVector、何があると便利かを気づかせてくれるのは窓の杜。それが現時点での、2つのオンラインソフトサイトに対する私の評価です。


Vector

 大恩あるサイト。ここで拙作オンラインソフトめもりーくりーなーが取り上げられたことによって、私のサイトるてんのお部屋が世に出るようになりました。その意味では非常に感謝しているサイトです。

 ただここ数年、ソフトの販売に力を入れているためか、サイトのユーザーインターフェースが徐々に悪くなっています。端的に言うと、トップページからフリーソフトのダウンロードまでの手数が増加しています。これは改善して欲しい点です。

 話が逸れましたので戻します。

 Vectorでは、新着ソフトレビューがあります。私はこのレビュー全てに目を通すようにしています。ただし、読んでいるのはソフトの紹介ではありません。「reviewer's EYE」というレビューされた方の感想です。この感想を読んで面白そうならソフトの紹介を読んでいます。

 「reviewer's EYE」には、評価のポイントや今後改善して欲しい点なども書かれており、自分がソフトを作る際に、他のソフトと差別化する時の手がかりにもなっています。

 また、ソフトがゲーム系のソフトの場合は、メインビジュアルを確認するようにしています。これはニュース収集というよりは、個人的な仕事のためです。


裏ニュース!

 最近巡回コースに入りました。昔何度か見て、自分にとって関係ない情報が9割だったのですぐに読むのを止めた経験があります。エミュレータは使いませんので。

 最近再び読むようになったのは、毎日1本だけ上がっている雑談(?)を読むためです。けっこう面白かったりします。ソフトの紹介は相変わらず読まないです。10日に1本ぐらいの頻度で興味のあるソフトがあれば読む程度です。

 本当のことを言うと、再び読むようになったのは裏ニュースの本が出たからです。本も目を通しました。そして、本になって商売になるほどのサイトというのはどんなものか研究しなければならないと思いました。世の中で評価されているものは、自分の好き嫌いに関係なく、その理由を研究する必要があります。こういう理由で毎日通っています。

 一時期は似たような理由で、絶対サポセン黙示録も全ページ読みに行ったことがあります。ついでなので書きますが、絶対サポセン黙示録は面白いものの頻度が思ったより低く、ぬるいと感じたので巡回はまったくしていません。公私に渡ってユーザーサポートをおこなった経験上、当たり前の内容が多いと感じました。


CNET Japan TECH News

 昔は技術系サイト1に入れていたのですが、他の企業系ニュースサイトより微妙に更新タイミングが遅いので、2に移動しました。そのためか、記事を読むことは少ないです。

 他の企業系ニュースサイトに上がっていない記事があれば読む程度です。


後書き

 今回は技術系サイト2を紹介しました。なんだか話がいろいろ逸れました。

 特に窓の杜とVectorの項では逸れまくりです。それもそのはず、私自身がオンラインソフトを製作しており、いろいろと他のソフトのことが気になるからです。

 正直言って最近のオンラインソフトの数は異常です。さらに言うと、フリーが当たり前の世界も異常だと思っています。

 ですがそれにも理由があります。どんどんPC環境が発達してきたおかげで、ちょっとしたソフトを作るための敷居がぐんぐんと低くなっています。正直言って、シェアウェアソフトを見て、これなら2時間で作れると思ったことも少なくありません。

 そういうことから考えると、どんどんフリーウェアソフトが増えているのも頷けるような気がします。当分はこのフリーソフトの爛熟期が続くのではないかと思います。

 これだけオンラインソフトが多いと、そのソフトにフィルターをかける目利きの存在が重要になります。それが、窓の杜やVector、裏ニュース!のようなサイトだと思います。

 ただ、個人サイトでオンラインソフトを紹介するというのはなかなか難しいだろうと思います。多くの人が自分のサイトでオンラインソフトを紹介しているのですが、ほとんどの方が紹介しているソフトが被っています。当たり前と言えば当たり前なのですが。

 他人に有用で、コンスタントに新しいオンラインソフト情報を提供する個人ニュースサイトというのはなかなか難しいのかなと思います。そういう意味では、裏ニュース!(個人ではないですが)は凄いなあと思います。

 正直な感想です。

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