場所は浅草。浅草寺の二天門の真向かいにある、台東区民会館。朝7時半起きでの遠出です。前日も6時半起きだったのでかなり眠かったです。
公式サイトに掲載されていた地図が、ちょっとわかりにくかったので最初少し戸惑いました。浅草駅について、駅の地図を見ると大きな川が流れているのに、地図には川がどこにもなかったのです。方位も記載されていなかったので、方角が非常に分かり難かったです。
浅草寺に行ったことがある人には分かりやすい地図なのでしょうが、行ったことがない人にはちょっと不親切な地図です。
また、地下鉄銀座線で行ったのですが、地図中の駅には「地下鉄銀座線」という文字は入っていません。これも分かり難くさせている原因の一つでした。
何だか、どこかに行くたびに、その場所のWebサイトの地図にケチをつけているような気もします。私の家族は方向音痴が多いですので、地図にはこだわります。
さて会場には、10時28分に到着しました。10時30分が開場です。スタッフから渡された整理番号は106番。既にけっこうな数の人が来ています。
そして開場。並んでいた人数と売り子の人数併せて200名ぐらいが、会場でワイワイガヤガヤと動き回っていました。どんなイベントかというと、同人誌即売会とゲームのコンベンションを足したようなものでした。販売ブースとプレイスペースが併設されていました。
面白いのは、ブースに並んでいるのが同人サークルから会社までだったことです。私の感想は、「これは売り側の方が100倍面白いなあ」でした。基本的に私は、こういったイベントでは売り側の方が好きですので。
● アブストラクト系
軽く一周回ったところ、いくつかのブースから声をかけられ、アブストラクト系のゲームをプレイしました。
ネオンサインという歪曲版オセロみたいなゲームと、アッパーハンドというボール積み上げ型のゲームと、じゃんけん将棋(?うろ覚え)です。結果は、ネオンサイン以外は全敗でした。まあ、生まれて始めてプレイするアブストラクトゲームではそうそう勝てませんから。
個人的にはアブストラクト系のゲームは好きなほうですが、やる相手があまりいないので買いません。アブストラクト系のブースを見ながら、売るのはけっこう大変だろうなあと思いました。他のゲームみたいに、キャラクターや雰囲気で買うものではありませんし。何より、濃いゲーマー以外は買わないタイプのゲームですので。
● お買い物
二周ほど会場を回った後、お目当てのものを買いにいきました。ゲームのコンポーネントの破材です。そもそも今回のイベントは、西湘ボードゲームサークルの のご さんに教えていただいたのですが、その のご さんが、「毎回コンポーネントの破材を、計り売りしているよ」と教えてくれていました。
行ったら記念に買っておこうと思っていましたので購入いたしました。
● カプコン版のカタン
あと、目に付いたのは、カプコンの人たちです。カタンの発売に合わせて、コンポーネントを実際に広げて紹介していました。「カタンちいさ~い!」思わず声を出しそうになりました。ドイツ語版よりふたまわりも(もっと?)小さかったです。コマもプラスチック製でした。村の底が中抜きになっているのが悲しかったです。
カタンをプレイするときは、道や村のコマで積み木をして遊ぶのが楽しいのですが、あの小さなコマではちょっと厳しそうでした。あと特徴的なのが、タイルが切り離されていないことでした。いくつかの6角ヘクスがくっついた団子状になっていました。セットアップを簡単にするための工夫と言っていました。海カタンは出さない気なのかなあと気になってしまいました。
どうも、サイズといい、団子状のマスといい、日本の狭い家屋ですぐにゲームができるようにということを意識したようなデザインでした。でも、小さすぎてちょっと悲しい。ルールの改変はないのかとスタッフに聞いてみましたが、どうやらルール自体には改変はないようです。元々のボード・ゲーマーとは違う層の取り込みを狙っているのだろうなあと感じました。
開場後も人はどんどん増えていき、結局300人ぐらいは少なくとも会場にいたのではないでしょうか。もっといたとは思いますが、数を数えていないので把握していません。
K.G.B.に参加されている方もけっこう見かけました。みんな気合を入れて来ているようでした。
他の人もそうらしく、かなりのハイペースでゲーム(商業ベース、同人ベース問わず)が売れていました。日本のイベントでは、ここが1番商品が出ると言っている人もいました。
このゲームマーケット、1年に1回しかないそうです。もっと頻繁にあればいいのになどと思ってしまいました。次回は、是非とも売り側で参加したいなと思いました。