PBeM 史表(しひょう)キャラクター・シート ver 0.03 2004.03.11 ver 0.02 2004.03.07 ver 0.01 2004.03.04 ―<プレイヤー情報>―――――――――――――――――――― ver 04_01 2004.12.11 ver 03_01 2004.08.23 ver 02_01 2004.06.04 ver 01_03 2004.04.26 ver 01_02 2004.04.21 ver 01_01 2004.04.20 ハンドルネーム:てへろく ―<キャラクター情報>――――――――――――――――――― 名前:青凛鮫(せい りんこう)  性別:男  年:28歳  外見:快活な性格の青年    *「凛たり」ね 一人称:自分 体術 (剣術  武術 1 曲芸 1   弓矢   馬術 ) 統率 (指揮  策略  カリスマ 1 交渉 1     ) 知識 (地理  歴史 1 芸能    礼儀作法 錬金 ) 異能 (超感覚 超肉体 幻覚    破邪      ) 縁(  青聡竜[1] 司表様、青聡竜様 旗艦船長[1] 船長 青遠鴎[1] 青遠鴎さん 黒捷狸[2] 船主様、黒捷狸様   ) *武術:短剣、投擲 行動宣言:黒都に移動し、黒都で行動する 行動場所一覧(10点を割り振り) 移動 2  (優先順位1 準備1) 黒都 8  (優先順位5 準備3) : 行動場所:移動 (1)船で黒都に移動します (2)黒捷狸に黒都への同行を申し入れます 行動場所:黒都 (1)黒捷狸に同行します (2)黒都内部で起こることを見届けます : *詳細描写 ・行動場所:移動 黒都へ移動します。 黒捷狸に対して、黒都内部の行動に同行させてもらいたい旨申し入れます。理由は、 以下の通り。 ・周回航路船に関する報告が任務であり、周回航路船の船主である黒捷狸に同行する  ことが、周回航路船事業の目的・経緯・結果を知る最上の選択であるため ・黒都内部は危険に満ち溢れることが予想されるため、周回航路組の中で一番の腕を  持つと思われる黒捷狸に同行するのが自身の安全確保の最善選択肢と思われるため ・ここまできたら黒都内部で起こる出来事を最後まで見届けてみたいということが  最大理由 ただし、黒捷狸が黒都での行動を秘密裏に進めたいということも理解しているので、 自分はあくまで全てを見届けるだけに留め、報告の是非は黒捷狸が許す範囲までと すると述べます。 ・行動場所:黒都 黒捷狸に同行して黒都内部に入ります。以下の優先順位に従って行動します。 1.自らの生存(いきなり黒捷狸に切り殺されないよう、びくびくドキドキ) 2.黒捷狸の援護(全然必要ない気もしますが、せめて後方支援だけでも出来れば) 3.黒都内部の敵との戦闘(出来れば避けたいです。黒捷狸が全部倒してくれたら嬉しい) 本来は、周回航路船の経緯を司表に報告することですが、どう考えてもそんなこと 黒捷狸が許してくれそうにないため(自分の姿を隠して周回航路に同行した時点で、 明らかにやばいこと考えているのが分かります)、とりあえず黒都内部で起こる出来事 を見届け、後のことは生き残ってから考えようという気になりました。 気を抜くといきなり黒捷狸に切り殺されそうな気がしますので、常に黒捷狸の一挙手 一刀足に気を配っています。 *キャラ設定  青族出身の青年。海都のとある商人の家に次男として生まれた。幼い頃から海に出る ことが好きで、実家の有する輸送船に水夫として乗り込み、船乗りとしての修行を積んだ。 大きくなったら、家業を継ぐ兄の手伝いをするつもりでいたが、活発な弟に比べ学者肌 である兄とは相性が悪く、次第に兄から疎んじられることが多くなったため、それならば と若くして家を飛び出し、白大国の門を叩き、武人としての生活を開始した。それ以来、 実家には顔を出しておらず、凛鮫が白大国にいることも知らせてはいない。 (実家の商家は、五大家の一員とかそんな大きな家ではありません。組合の末端に存在する 小さな商家であり、物語中の商人のエピソードに出てくるようなことはありません。ただ 単に青凛鮫と海の繋がりを示すために作った設定ですので、ここはあまり気にしないで ください)  いくつかの戦場を転戦し、それなりに業績を上げはしたが、青族のしかも船乗りの血が 影響したのか、白大国独自の集団戦闘に馴染めず、部隊の中で孤立気味であったところを 白王の命により青聡竜(司表)の部下となる百人の兵の一人に選ばれた。  司表の指導の元、隠密としての訓練、武術の鍛錬、暗号の教育を受けた後、隠密として 情報収集を行うために大陸各地へ派遣されることになった。  司表との面談(修正版) 司表「青族の出身か...何故、白大国の武人に?」 凛鮫「初めは船乗りとして家業を商売を手伝うつもりだったのですが、兄との折り合いが    悪かったようで...そのまま家を飛び出し、流れ着いたのが白大国という訳です」 司表「海都に来たのだ。実家への挨拶は?」 凛鮫「家を出てもう何年にもなります。家族も自分のことは死んだものと思っているはず    です。いまさら顔を出しても、兄も戸惑うだけでしょうし...」 司表「...」 凛鮫「...司表の目として希望する志願先の件ですが!」 司表「言ってみろ」 凛鮫「この海都において大陸周回航路が再開されるとの噂を聞きました」 司表「噂ではない。船大家から正式な話を聞いている。航路復活の目的及びその依頼者に    ついては現時点では不明であるとのことだがな」 凛鮫「是非とも大陸周回航路に参加し、その結末を見届けたいと思っています」 司表「情報の伝達は?海上だぞ、手紙を送ることもできない場所だ」 凛鮫「記憶します!この目、この耳で受け止めたこと全てを青凛鮫という書物に余さず    書き留めます」 司表「青凛鮫!!」 凛鮫「はっ!」 司表「貴君に命ずる。大陸周回航路に船員として潜入を果たし、航路復活の目的と依頼者の    調査及び大陸周回航路の結末を司表殿へ届ける任務を命ずる」 凛鮫「承知致しました。一命に変えましても」(敬礼) 司表「ならん!」 凛鮫「はぁ?」 司表「ん、青凛鮫という書物に書き留めるのであろう?死んでしまっては、大事な書物を    読むことも出来ぬ。必ず生きて帰り着き、大陸周回航路の報告をすることが貴君の    使命だ」 凛鮫「...(笑みを浮かべながら)承知致しました」(最敬礼) 司表(頷きながら)「行け!必要な準備があれば、後ほど申請せよ」  一人部屋に残った司表。 司表「...大陸周回航路の復活。一体誰が、何のために...」 *****第一回以降補足*****  夜、周回航路船の船員用の大部屋において、一日の仕事を終え、賭け事や海に伝わる 伝説話等に興じる船員達の話し声が聞こえる。その船員達の後ろで、青凛鮫が手元の紙に 何かを書き留めている。  司表様に報告するため、自分がこの船団で見たことをこの紙に書き記しておく。  いよいよ大陸周回航路船団が出航した。この船団は十隻の大型船で構成されている。 大陸を一周するのだ、これだけの数の船が必要なのだろうが、大型船十隻が集結している 光景には何度見ても圧倒される。これだけの船を揃えることの出来る船大家の力は絶大な ものがある。今日の白大国の隆盛も、船大家との結びつきがあってこその結果なのだ。 もし、船大家が白大国と袂を分かったら、あるいは船大家の力が弱まった場合には... 白大国の将来は皆が思っているほど盤石ではないのではないか?  依頼主らしき人物が旗艦に乗船する姿を見ることが出来た。全身を黒い服で覆い、頭には 黒覆面を被ったその姿の異様さは、今でも目に焼き付いている。その資金力といい、姿と いい、一体何者なのだろうか?  大陸周回航路といえば、大陸の南西にあるという黒都と、大陸北東の海都を結んだ航路と 聞いている。その黒都も荒廃し、今では人の住むことの出来ない廃墟のはずである。復活 した大陸周回航路の真の目的は?また、この船が最終的に目指すその場所は?自分は船団 内部からこの船団の行く末を見届け、その結末を司表様に伝えるべくこうして記録を残す こととする。 *****第二回以降補足*****  長焉市にてこれを記す。  何という一日だったのか。こうして思い出してみても、未だ夢を見ていたとしか思えない。  昨日、緑輝と呼ばれる海賊一味が長焉市に襲撃を仕掛けてきた。しかし、あれを海賊一味 と呼んでよいのか?あれは、既に軍隊といってもよい規模の集団に見えた。しかも、彼らは 悪夢の軍勢と呼ぶに相応しい姿で現れた。  中原の人々は信じることが出来るだろうか。巨大な蚤を周囲にばらまきながら歩く異形 の兵を、豹にまたがり大地を疾走する戦士を。象に装着したカタパルトが巨大なだんご虫 (はっ、だんご虫!だんご虫だと!)を打ち出す光景を想像出来るだろうか。この目で 見なければ、自分もこの話は冗談だと笑い飛ばしているところだ。  冗談ではないのだ。昨日の戦闘で多くの長焉市市民が命を奪われた。日が昇るとともに 眼前に現れたあの光景を一生忘れることは出来ないだろう。海上に浮かぶ大量の死者を、 街に転がる人間の姿をした炭のかたまりを。  聞いたところによると、長焉市の船大家家長・青吝鮑もこの襲撃で命を落としたらしい。 驚くべきことに今回の緑輝による襲撃は、青吝鮑への報復が目的だとの噂が流れている。 たった一人に報復するためだけに一つの街を破壊した緑輝という者は何者なのか...。  今日、船団を追いかけてきた白大狼という若者が、緑輝の本拠地を叩くための行動を 起こすとの連絡があった。この船団にこれから先何が起こるのか分からないが、これだけは 言える...また大勢の人間がこの南方の地で命を落とすことになるのだと。  黒覆面についても記しておく。今回の襲撃で初めて黒覆面の声を聞くことが出来た。その 低音の声から黒覆面は男性であると推測される。これまでの長期にわたる航海でこの程度の 情報しか手に入れることが出来ないとは。これでは司表様に会わせる顔がない。  ただ、一つだけ気が付いたことがある。緑輝の襲撃は、巨大芋虫が海上に現れたことで 頂点を迎えたが(巨大芋虫...自分で書いていて馬鹿馬鹿しくなってしまう)、その後 すぐに芋虫の姿が消えてしまったのだ。自分はおそらく消滅の原因は黒覆面の力ではないか と考えている。確かにあの時、黒覆面は強く何かに集中し、そしてその結果芋虫が消えた ように見えた...そう突然に。  この世界には、「幻覚」「破邪」という力が存在すると聞いたことがある。「幻覚」とは 他者に幻を見せる力であり、「破邪」とは幻覚を破る力という。緑輝、黒覆面、この二者が これらの能力者であると考えれば、つじつまは合う。  大陸周回航路の依頼主でありながら、超常の力の使い手でもある黒覆面の男が向かう先、 伝説の都・黒都には何が待つのだろうか。また、我々船団の前に立ちふさがる、緑輝との 戦いの決着は、どのような形を迎えるのだろうか。  明日からは、緑輝宮への進軍を開始する。 *****第三回以降補足*****  黒都へと向かう船の中で青凛鮫は何事かを考えている...  緑輝宮での出来事を記す。  まさか黒覆面の正体が青聡竜様の兄である青捷狸様だったとは...。緑輝宮で見せた 剣技の冴え、胆力、そして破邪の力は、まさしく話に聞く青捷狸様の特徴を表していた。 ただ、自分の知っている青捷狸様は、商人として落ち着いてからは物腰の柔らかな人物で あったはず。本当の姿をこれまで隠していたとでもいうのか、そうであれば誰に対して正体 を隠していたのか?  緑輝宮では白大狼様、青捷狸様の力により、緑輝一味を根絶やしにすることが出来た。 話によると緑輝とは幻覚能力を持つ植物を身体に寄生させた人間とのことである。青捷狸様 という天敵がいなければ、この戦は緑輝の勝利となったかもしれないとも聞いた。それ程の 力を持った怪物だったのだ。  緑輝は白大狼様に白大国へと連れられていき、極刑にかけられるそうだ。もう二度と会う こともないだろう。この戦で南方の障害もなくなり、この地も今後は白大国の領土として 併合されていく運命なのだろうか。  いよいよ、黒都に上陸する。青捷狸様−今は黒捷狸・船主様と名乗っている−は、何を 目的としてこの失われた都にやってきたのか?自分の任務は周回航路船の行く末を見届ける ことにあるが、この黒都で起こる出来事をこの目に焼きつけなければ、その結末を知ること にはならない。  明日、自分は船主様に黒都への同行を申し入れるつもりだ。全ての鍵はあの方が握って いる。あの方の行動を見届けることが、周回航路船の行く末を知ることに繋がるはずだ。 そして自分は司表の目として黒都に入ることよりも、一人の人間としてこの失われた都に 興味を持ってしまった。  この日記をビンに詰め、船の中に隠しておくことにする。再びこの船に戻り司表様に報告 する日が来るのか、それともこの日記を見つけた誰かの手を通じてこの冒険が人々に伝わる 日が来るのだろうか...。