検索語に関連したインターネット上の情報から、自動で4コママンガを作成して、出力するWebアプリです。
検索エンジンの検索結果をグラフィカルにしたものだと思って下さい。
この全自動4コマでは、ユーザーの方が自由にオリジナルの4コママンガを作成することができます。以下、その方法について、説明していきます。
「全自動4コマ」の「自作4コマ」を作るには、2つの方法があります。
1つは、「スクリプト・エディタ」を使って、現在表示されている4コママンガを改造する方法です。この方法については、「一般マニュアル」の「エディタの使い方」にまとめています。そちらをご覧下さい。
もう1つは、サンプルデータをダウンロードして、自前の画像とデータで、完全にオリジナルの「全自動4コマ」を作る方法です。作成したデータを、自分のホームページなどにアップすることで、「全自動4コマ」を公開することができます。
ここでは、この「完全にオリジナル」な「全自動4コマ」を作る方法について解説していきます。
「自作4コマ」は、以下の流れで作成します。順番に作業を行って下さい。
以下、実際にアップしたサンプルを紹介します。
「サンプル・データ」には、いくつかのファイルが入っています。ここでは、その各データの役割について解説します。
そして、次章から、各データの書き換え方を説明していきます。
「_init.txt」は、「全自動4コマ」の初期化ファイルです。
サンプルをダウンロードした際には、以下のようになっているはずです。
_data=this _kakugen=this _keiyousi=this _meisi=this _title=this _title_mobile=this _pic=this
各行の見方は、以下の通りです。
「値」には、基本的には「this」と書きます。
また「this」以外も利用できます。
「全自動4コマ」の「はも×かも」のデータをそのまま利用します。
「全自動4コマ」の「キャラクターなんとか機版」のデータをそのまま利用します。
その他、URLのクエリーの「ref_dir」で指定されているフォルダは全て利用可能です。
URLで「全自動4コマ」の「自作4コマ」のフォルダを指定するすることもできます。
注意すべき点は、「ファイルのパス」ではなく、「フォルダのパス」(末尾が「/」で終わっている)を指定することです。
この方法を使って、他人の「自作4コマ」のデータを取り込めます。プログラムにおける「継承」のようなものです。
(他人のデータを勝手に使うと怒られるかもしれませんので、相手方に事前に確認を取った方がよいと思います)
それぞれの「名前」は、末尾に「.txt」を付けたテキスト・ファイルを指しています。
ただし、「_pic」だけはテキスト・ファイルではありません。「_pic」は、どこのフォルダから画像を読み込むか指定する項目です(記述方法は、他のデータと同じです)。
「全自動4コマ」のデータの本体です。
まずは、マンガの1単位のデータを示します。
// //$list_title=私を好き? // bg(255,244,192); bs(b,r); p(km_nya0.gif,0,-5,70); s(ハモちゃんは\n私を好き?); f(7,10,45); bg(255,200,200); bs(b,l); p(hm_ha2.gif,5,-3); s(まあ\n$keyぐらいにはな); f(50,10,93); bg(212,255,212); bs(b,r); p(km_hanya0s.gif,2,-3,87); s($key?); f(7,10,37); bg(175,215,255); bs(b,l); p(hm_ha1s.gif,2,0,92); s($hkw_res[0]だよ); f(45,10,93,b,25,90);
何となく分かると思いますが、タブで高さを揃えてグループになっている部分が、マンガの1コマです。
1段目が1コマ目のデータ、2段目が2コマ目のデータ、3段目が3コマ目のデータ、4段目が4コマ目のデータになります。
つまり、こういうことです。
// //$list_title=リストに表示されるタイトル // 1コマ目データ 2コマ目データ 3コマ目データ 4コマ目データ
複数のマンガを登録していくと、以下のようになります。複数のマンガがある場合は、ランダムでどれかのマンガが表示されます。
// //$list_title=1つ目のマンガ // 1コマ目データ 2コマ目データ 3コマ目データ 4コマ目データ // //$list_title=2つ目のマンガ // 1コマ目データ 2コマ目データ 3コマ目データ 4コマ目データ // //$list_title=3つ目のマンガ // 1コマ目データ 2コマ目データ 3コマ目データ 4コマ目データ
ちなみに、コマ単位でランダムで表示させることもできます。各コマに複数のデータがある場合は、ツリー状にたどって分岐します。
// //$list_title=1つ目のマンガ // 1コマ目データ 2コマ目データ 3コマ目データ1 4コマ目データ 3コマ目データ2 4コマ目データ // //$list_title=2つ目のマンガ // 1コマ目データ 2コマ目データ 3コマ目データ 4コマ目データ1 -- 4コマ目データ2
2つ目のマンガにある「--」は、スプリッターです。タブが同じ高さのデータは一続きとみなすために、こういうものを入れています(基本的にコピペで作成すればいいので、あまり気にしないで下さい)。
また「//」と書いてある行は、コメントアウト行です。
コメントアウト行に「$list_title=文字列」と書いておけば、「全自動4コマ」の「種類を選ぶ」の場所に、タイトルのリストが追加されます。
同じように、コメントアウト行に記述できる特殊な値も記載しておきます。
スクリプトの表記規則は以下のようになっています。
どんな命令があるかは、「スクリプト・マニュアル」を参考にして下さい。
基本的には、「bg」(背景)、「bs」(画像描画基準位置の変更)、「p」(画像)、「s」(台詞の格納)、「f」(フキダシの描画)の、5命令だけ覚えておけばよいです。
数値の指定は、ドットではなく、コマ内の%位置です。ここだけ、注意が必要です。
たとえば、「左から20%の位置」といった位置指定になります。
また、フキダシを描画する際は、「s」(台詞の格納)で、まずは文字列をセットして、その後「f」(フキダシの描画)を行います。これも、少しだけ注意が必要です。
スクリプトの「s」(台詞の格納)に入れる文字列にはCGI側で置換される特殊な文字列を指定することができます。
最も単純で代表的なのは「$key」です。これは、検索語に置換されます。
この「台詞用予約語」も、「簡易スクリプト・マニュアル」にまとめています。
これらの「台詞用予約語」の中には、後で説明するテキスト・ファイルから読み出されて置換される言葉が含まれています。
たとえば「$rndm_noun[n]」の部分には、「_meisi.txt」の中からランダムに選択された単語が挿入されます。
その他の「台詞用予約語」のいくつかは、インターネット上の情報を検索して置換するためのものです。
「自作4コマ」のページのタイトル位置に挿入されるHTMLファイルです。
「_title.txt」は通常時、「_title_mobile.txt」は、携帯電話用ページのタイトル部分になります。
通常のHTMLファイルのタグが利用できます。
ただし、セキュリティのために、JavaScriptの記述は削除するようにしています。
スクリプトの「s」(台詞の格納)内で使う、「台詞用予約語」用の単語リストです。
改行区切りで好きな単語を追加、削除して下さい。
スクリプトの「p」(画像)内で使う画像です。
「_init.txt」と同じフォルダ内に保存して下さい。
サーバーのスペックの都合で、余り重い画像は読み込めません。ファイルサイズや画像サイズが小さい、軽めの画像を使うようにして下さい。
面白い「自作4コマ」を公開された場合は、御一報いただけると嬉しいです。
「全自動4コマ」のトップページからリンクを貼りたいと思います(公序良俗に反する内容や、他人を不快にさせるような内容の場合は、リンクを貼れない時もあります)。