● 本のお話 ●

● 2003.09.28(日)01 (18禁)鬼畜と言えばフラミンゴ

このお話は18禁です。いや、28禁かも(分かる人の年齢がそのくらいからの気もするので)。

以下、18禁のお話が好きでない人は読まない方がよいでしょう。それ以上に、普通の18禁のお話を期待する人も読まない方がいいでしょう。18禁のお話の中でも、今回は鬼畜系のお話をします。


ドラマの王道は人を描くこと。

そういう意味で、マンガの王道は少年マンガです。主人公の身体能力の成長と共に、内面も変化し、成長していく。そういう成長を描く少年マンガこそが「マンガの王道」と言えます。

でも、世の中には対極のマンガもあります。それは負の成長を描く漫画。身体改造や身体抑圧、身体破壊によって、人間の内面の壊れていく様を描く漫画。

これらのジャンルは、マンガの中に厳然と存在します。いわゆる鬼畜系と呼ばれるマンガがそうです。理由もなく、ただ人間の破壊を描く漫画も、広義にはこの中に含まれるでしょう。

少年マンガが熱帯地方のマンガだとすると、こういった鬼畜系のマンガは極北に位置するマンガです。こういったジャンルのマンガは、一般誌にはあまり見られませんが、美少女系と呼ばれる雑誌。平易に言うならエロマンガの世界には存在します。

そして、これらのジャンルで重要だった雑誌にフラミンゴという雑誌があります。「だった」と書いてある通り、過去の雑誌です。既にありません。フラミンゴは、一応SM雑誌だったようです。でも、読者の目からみて、既にSMというジャンルを越えてしまっていました。異常で狂った特異な雑誌でした。このジャンルでは、かなり突き抜けた存在でした。というか、明らかにはみ出ていました。

フラミンゴは、鬼畜を語る上で、避けて通れない雑誌です。そして、美少女マンガ史においても避けては通れない雑誌です。


さて、ちょっと前にオタク系の友人と飲む機会がありました。その場には、エロゲ業界に片足を突っ込んだ人やら、首まで突っ込んだ人やらがいました。その場でエロゲのシナリオの話になって、「今度は鬼畜系です」という話が出てきました。

オタクとして、かなり踏み込んだ知識欲を持っている面々だったので、フラミンゴのことを知っているだろうと思って、話題に出してみたのですが、残念ながら私以外は誰も分かりませんでした。私以外が、全員25歳以下だったというのも原因かもしれません。2000年には終わっている雑誌なので。

ただ、私としては、鬼畜を語る上でフラミンゴという文脈は1つ、押さえておかないといけない線だと思っているわけです。そこでその後、Webでフラミンゴ関係のデータを調べていたのですが、知らない人がいきなり出会って分かるようなページがない。

うーん。これはこまった。適当なページを見繕って、メールで投げておけばいいと思っていたのですが。

唯一使えそうだったのが、Ionisationというサイトの雑誌のクロスレビュー。このクロスレビューの中に、フラミンゴも雑誌の1つとして含まれており、だいたい的確な感想が上がっている。でも、致命的なのは、フラミンゴを中心としたリンクが構築されていないことでした。

どないしたもんか。


既に終わった雑誌の、マンガのジャンルとしては異端な内容の雑誌のデータなど、待っていても誰もまとめてくれないなあと思い、仕方なく自分でリンクを整理することにしました。ただ、フラミンゴ全部の号について調べるのは労力的にも情報源的にもつらいので、上記のクロスレビューのページに掲載されているデータを軸に調べるに留めました。

こういうきっかけを作れば、誰かがもっと有用な情報をサルベージしてくれるかもしれないという勝手な期待もあるのですが。

というわけで、フラミンゴ関係のリンク集を作ることにしました。興味のある方は、古本屋などで実際の雑誌を買って読んで見るとよいと思います。私は引越しの時に手放してしまったので(注:私が読んでいたのはフラミンゴも末期近くの数年だったので、残念ながら全時期について把握しているわけではないです。フラミンゴは、2000年の10月号で12年の歴史を閉じたそうです)。

ちなみに、最初何の抵抗力もなくフラミンゴを数冊読んだら、きっと吐きそうになると思います。悪い風に当てられます。1週間ぐらい鬱になるかもしれません。読んでケロリとしているようなら、相当ヤバイです。1回病院に行った方がいいでしょう。そういう雑誌です。

よく、エロマンガを18歳未満の少年少女に見せてはならないとPTAなどが言いますが、私は別に見せてもよいだろうと思っています。でも、フラミンゴは中学生以下には見せてはいけない。理性や人格がある程度固まる前にこの雑誌を読みふけるようになると、多分道を踏み外します。

ここらへん(「東京暮色」駕籠真太郎 )を見たら、だいたい雑誌の雰囲気が分かると思います。これなんか、既にエロマンガじゃないですが。


というわけで、Ionisationの雑誌クロスレビューを、フラミンゴに限定して時系列に整理してみました。以下、リンク集です。

また、フラミンゴの公式ページもありますので紹介しておきます。

こちらでは、掲載作品を数ページ読めたり、作品によっては、全ページ読めたりします。

また、上記のクロスレビューのリストを元に、Googleで各マンガ家について参照できる情報を探してみました。その中で、参考になりそうなリンクをピックアップして以下にまとめました。探したけどいいページが見つからなかったマンガ家についてはリンクがありません。ご了承下さい。というか、思ったよりネットに情報がないのでリンクが歯抜けです。

上記の名前のリストにはないけれど、個人的に最近注目しているマンガ家として、ほりほね さいぞうを挙げておきます(フラミンゴ廃刊直前に掲載されていたみたいなので、フラミンゴつながりで掲載)。最近よくWebで見かけて、ちょっと後追いしておかないといけないなあと思っているので。

18禁と最初に断っておきながら、エロい話は一切ない文章になってしまいました。まあ、それもよいということで。


● 個人的おすすめマンガ

● 蜈蚣Melibe

バージェスの乙女たち アノマロカリスの章1 蜈蚣Melibe

バージェスの乙女たち 蜈蚣Melibe

バージェスの乙女たち 蜈蚣Melibe

※↑ それぞれ、章が違う別の本です。

● 掘骨砕三

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閉暗所愛好会 堀骨 砕三


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下水街 ほりほね さいぞう


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下水街 ほりほね さいぞう


あしたもおいでよ ほりほね さいぞう

あたしたちのこと ほりほね さいぞう


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