東京コンテンツマーケット2003出展

概要

●　経済産業省などが主催の「東京コンテンツマーケット2003[秋]」の出展企業として、「クロノス・クラウン合資会社」が選ばれ出展を実施

クロノス・クラウン合資会社（代表社員：柳井 政和、本社：神奈川県港北区、以下クロノス・クラウン）は、2003年11月5～6日に、東京国際フォーラムにて行なわれた東京コンテンツマーケット2003[秋]（以下TCM2003）に出展いたしました。

TCM2003は、経済産業省中小企業庁、経済産業省関東経済産業局、中小企業総合事業団が主催して行なわれた見本市で、優れたコンテンツベンチャーと、そのコンテンツや企画を利用しようとする事業者、制作資金提供者とのビジネスの場を提供することを目的とした見本市です。

クロノス・クラウンはTCM2003の出展企業として審査に通り、出展87社の中に選ばれ、同見本市で出展を行ないました（参考：出展社一覧）。

TCM2003は会期中、約1万人の来場者がありました。

クロノス・クラウンでは、TCM2003開催中、i-appli向け汎用シミュレーションRPGエンジンの紹介を中心に、自社コンテンツの紹介を行ないました。

i-appli向け汎用シミュレーションRPGエンジン

●　i-appli向け汎用シミュレーションRPGエンジンとは？

i-appli向け汎用シミュレーションRPGエンジン（以下iSRPGエンジン）は、i-appliの504、505全機種上で動作可能の、シミュレーションRPGの汎用エンジンです。データと画像を差し換えることにより、短時間でリッチなコンテンツを開発可能になっています。

●　TCM2003での出展

TCM2003会期中は、このiSRPGエンジンを利用したコンテンツである、Princess Forcesシリーズを実例に、i-appli向けシミュレーションRPGの開発モデルやビジネス提携モデルの提示を行ないました。

その後、数社よりアクセスを頂きました。本iSRPGエンジンについて、興味を持たれた方は、連絡先までご連絡頂きますようお願いします。

以下、Princess Forcesシリーズの画像サンプルを掲示いたします。

●　i504画面

●　i505画面

出展コンテンツの概要

以下、TCM2003申し込み用紙に記載した内容（i-appli向け汎用シミュレーションRPGエンジンおよび、同エンジンを利用したゲームコンテンツの説明）を一部抜粋して掲載いたします（2003年9月時点の内容です）。

●　コンテンツの概要

●　i-appli用シミュレーションRPGのアプリ本体

504i、505iの全機種で動作可能な、i-appli用シミュレーションRPG。仲間ユニットやアイテムの収集、軍団編成によるステージ攻略、キャラクターの成長と本格的な内容になっています。全16ステージ＋おまけステージ数ステージと、ボリュームも充実しています。2003年9月11日より、i-mode公式メニューより、ダウンロード可能になります。

●　i-appli用シミュレーションRPGの汎用エンジン

シナリオデータ、画像データ、ステージデータを入れ替えるだけで新しい商品を作成可能な、i-appli用シミュレーションRPGの汎用エンジンです。独自のキャラクターを載せたシミュレーションRPGの作成を考えている企業に、ライセンス契約によるエンジンの提供を行なうことができます。

●　i-appli用シミュレーションRPG の、PC用エミュレータ

上記i-appli用シミュレーションRPG を、PC用ゲームとして動作可能にしたi-appliエミュレータです。i-appliの体験版を、PC上で遊ぶことができます。

●　コンテンツの新規性の説明

i-appli用ゲームを自社で開発、提供する際に、1から開発した場合、時間がかかります。汎用エンジンを用意しておいて、シナリオデータ、画像データの差し換えだけでゲームを提供できれば、コストを低く押さえられ、開発期間も短くすることができます。

しかし、あまりに簡単なゲームの場合、ユーザーの注目度は低くなってしまいます。RPGのような、ある程度ボリューム感のあるコンテンツならば、ユーザーの注目度は高くなります。

弊社ではこの度、上記のような用途に使用可能なシミュレーションRPGの汎用エンジンを開発しました。通常のRPGでは画像データやシナリオデータの作成に非常に時間がかかります。しかし、シミュレーションRPGでは、敵軍、自軍の画像データとステージデータを用意するだけで、新しい商品を提供することができます。

このエンジンを使用することにより、自社でキャラクターを持っている会社は安価なコストで、ボリューム感のあるi-appliを提供可能となります。

また、i-appli用ゲームの宣伝を行なう際、i-appliの体験版を配布するには専用サイトが必要で、たとえサイトがあったとしても一部の人にしかアピールすることができません。しかし、PC上でも動作可能ならば、多くの人が体験可能で宣伝の機会が飛躍的に広がります。けれども、ドコモ他で提供されているi-appli用のエミュレータは、ライセンスの関係上、勝手に体験版アプリケーションに同梱して配布することはできません。弊社では、上記シミュレーションRPGに関して、弊社独自のエミュレータを作成し、PC上でも動作可能とし、ライセンスの問題を解決しました。店頭プロモーション、体験版の配布等、宣伝活動の一環として、多いに活用することができます。

●　想定される市場規模および市場自体の成長性

i-modeのユーザー数は年内には4000万人に達すると発表されています。また、505iシリーズは、発売から約3カ月間で契約数が270万件に達しました（NTTドコモ iモード事業本部 iモード企画部調べ）。

この数字を比較するために、2003年5月11日付のコンシュマーゲーム機の国内累計販売台数を提示します。プレイステーションは約1231万台、ゲームボーイアドバンスは約942万台となっています（エンターブレイン調べ）。

i-modeのユーザーがいかに多いかが分かります。

i-appliは今後はi-modeからFOMAに移行していきます。FOMAでは、パケット料金がこれまでのi-modeの約5分の1となり、ボリューム感のあるi-appliが簡単にダウンロードすることができるようになります。その結果として、よりボリューム感のあるコンテンツが求められるようになります。

今後この流れが変わることは考え難く、ボリューム感のあるリッチなコンテンツは必要不可欠なものと言えます。

そのため、ボリューム感のあるi-appli向けシミュレーションRPGを短期で提供できる、弊社エンジンは、市場規模、市場自体の成長性共に、申し分ないと考えております。