PBeM 史表(しひょう)
地理
柳井政和
ver 0.08 2005.04.29
▽
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目次
略地図
主要接続経路
白都
海都
海都の五大家
広河
黒都
広源市
広央市
微川市
開喉丘
閉腸谷
長河
長焉市
平原(黄族の居住地域)
草原(赤族の居住地域)
華塩湖
密林(緑族の居住地域)
象の鼻
緑輝宮
砂漠(黒族の居住地域)
山脈
海
浮都
黒陽宮
略地図
以下に、史表の舞台である大陸の略地図を掲載します。この地図は概念的なもので、正確な地図ではありません。
各色の塗り分けは、各民族の主な居住地域です。また、青色に塗られている場所は海になります。黒族の土地は、略図上では大きく見えますが、実際は非常に狭い地域になります。
北
赤族
白族
黄族
黒族
緑族
青族
主要接続経路
華塩湖
―
草原
―
閉腸谷
―
開喉丘
―
広源市
―
広央市
(
微川市
) ―
広河
―
白都
(
平原
) ―
広河
―
海都
(
海都の五大家
) ―
海
―
長焉市
(
長河
) ―
海
―
象の鼻
―
緑輝宮
(
密林
) ―
海
―
浮都
―
黒都
(
砂漠
/
山脈
) ―
黒陽宮
白都
「はくと」
白大国の首都で、大陸の北東あたりに位置します。高く堅固な城壁で囲まれている城砦都市です。内部には、都市だけでなく、兵舎などもあり、中央には王宮が建っています。元々は何もない土地でしたが、白賢龍の代に都として開発されました。
南には広河と呼ばれる長大な河が流れており、農地も周囲に豊富に持っています。この広河は海に面した海都まで続いており、水運により、白大国の各地に行けるようになっています。
海都
「かいと」
青族が中心になって住んでいる、大陸最大の商業都市です。各地の物産がこの都市に集まってきて、値が付けられ、また各地に運ばれていきます。天然の良港で、広河が海に流れ込む北側の付け根に位置しています。
現在の海都は、五大家と呼ばれる有力な商業貴族たちによって自治がおこなわれています。この五大家は、米大家、布大家、塩大家、舟大家、金大家です。
米大家は、米をはじめとした穀物全般を商っています。布大家、塩大家は、それぞれ、布、塩を商っています。舟大家は、船の建造や貸し出し、船員の手配などを生業にしています。金大家は、金貸しを行なっています。
海都の自治は、これら五大家の家長の合議制でおこなわれています。
(第2回後の追加情報)
赤栄虎の海都攻めにより、灰燼と帰しました。
(第3回後の追加情報)
海都の五大家主導で、復興が始まっています。
(第4回後の追加情報)
舟大家が実権を握り、海大家として絶対権力を握りました。
海都の五大家
「かいとのごたいけ」
(第1回後の追加情報)
米塩布金舟の海都の五大家は、それぞれ異なった性格をしています。
米大家は、投機的な性格をしています。米大家の商館は、海都の北東にあり、米倉は街の北東の海岸沿いに城壁を拡張して作られています。
塩大家は、官僚的な性格をしています。塩大家の商館は、海都の東にあり、彼らは総じて保守的です。
布大家は、職人的な性格をしています。布大家の商館は、海都の南西にあり、商館というよりは家内制手工業の工場といったつくりになっています。
金大家は、紆余曲折を経て、現在では銀行や証券会社的な性格になっています。金大家の商館は、海都の中央にあり、行政府的な役回りを担いつつあります。
舟大家は、商社や貿易会社的な性格をしています。また、冒険心に富んだ者も多いです。舟大家の商館は、海都の南にあります。
(第4回後の追加情報)
舟大家が実権を握り、海大家として統合されました。
広河
「こうが」
(第1回後の追加情報)
白大国の北側を東西に貫く大河川。白大国の大動脈とも言えるべき川です。
黒都
「こくと」
(第1回後の追加情報)
かつて黒族たちの手により、隆盛を極めていた都です。しかし、大地の塩害により食物生産能力が著しく低下し、周囲の砂漠化により滅んでしまいました。人々は離散してしまい、現在ではこの黒都はもぬけの殻と化していると言われています。
(第4回後の追加情報)
猛虫の巣と化しています。黒円虹の死により崩壊しました。
広源市
「こうげんし」
(第1回後の追加情報)
広河の上流、大陸の西寄り、白大国の辺境地帯近くにある都市です。かつては地方都市だったのですが、赤族の住む土地を攻略する軍事拠点として、白賢龍の命により要塞化されました。
(第4回後の追加情報)
黒陽会による内部からの反乱により、黒陽会に占拠されました。
広央市
「こうおうし」
(第3回後の追加情報)
広河の中流の都市。白緩狢が、赤栄虎を倒すために上陸した都市です。
微川市
「びせんし」
(第3回後の追加情報)
広河の中流の小規模な街。白大国に侵入した赤族を撃滅するための囮に使われました。
開喉丘
「かいこうきゅう」
(第1回後の追加情報)
広源市の西、白大国の辺境地帯と、そのさらに西の山岳地帯の間にある丘。この丘から西にむかい、低い山や丘陵が草原まで続いているために、格好の通過路となっています。この丘の周囲には川が流れているが、簡単に歩いて渡れる程度の水量しかなく、堀の役目は果たしていません。
(第2回後の追加情報)
白緩狢によって、堅牢な砦が築かれました。
閉腸谷
「へいちょうこく」
(第1回後の追加情報)
開喉丘の西、草原の入り口。
(第2回後の追加情報)
白緩狢によって、投石機を備えた堅牢な砦が築かれました。
(第3回後の追加情報)
白賢龍が入城しました。
長河
「ちょうが」
(第1回後の追加情報)
白大国の南側を東西に貫く大河川。白大国の中でも重要な川の1つです。
長焉市
「ちょうえんし」
(第1回後の追加情報)
白大国の南東にある都市。平原の南を流れる長河の下流にあります。
(第2回後の追加情報)
緑輝兄妹の攻撃により、壊滅的な打撃を受けました。
平原(黄族の居住地域)
「へいげん」
牧畜や農業を生産基盤の中心とした地域です。時折山岳が見られるものの、基本的に平地が延々と続いている土地です。また、大きな川が多く、その支流が網の目のように走っており、水の豊富な土地になっています。気候は穏やかで、人の気質は温和だといえます。
草原(赤族の居住地域)
「そうげん」
放牧を生産基盤とした地域です。黄族の居住地域よりは高地に位置し、赤族の居住地域に入るのには、小高い丘や山岳地帯を抜けていく必要があります。丈の短い草原が広く広がっており、人々は馬に乗って移動をおこなっています。
華塩湖
「かえんこ」
(第3回後の追加情報)
草原最大の塩湖です。塩が結晶化している様子が花畑のように美しいため、この名で呼ばれています。現在は、付近に白惨蟹が砦を築いています。
(第4回後の追加情報)
白王と白惨蟹が殺され、赤栄虎により砦は奪われました。
密林(緑族の居住地域)
「みつりん」
鬱蒼と茂る、亜熱帯性の森林や、熱帯性の森林が広がっている地域です。年中食料には困らない地域であるために、農業は発達していません。採集や狩猟が生活基盤となっている地域です。
また、この地域には体が大きく獰猛な動物も多いために、土地に不慣れな人が迷い込むと、命を落とす危険性が高いです。
象の鼻
「ぞうのはな」
(第2回後の追加情報)
大陸の南東にある航海の難所。浅瀬が象の鼻のように長く海上まで伸びています。
また、この浅瀬と併走して、大陸から突きでた岬を象の牙と呼びます。
緑輝宮
「りょくききゅう」
(第2回後の追加情報)
大陸の南東にある航海の難所「象の鼻」の根元にある、緑輝兄妹の根城です。
最上階の壁の海側が開いており、緑輝兄妹はいつもここから海を眺めています。
砂漠(黒族の居住地域)
「さばく」
かつては豊かな緑が生い茂る土地で、高い文明を誇る黒族が住んでいる土地でした。しかし、都市開発のために木を伐採し過ぎたために現在は砂漠化しています。
今では、かつて高い文明を誇った黒族の姿は見られず、砂漠でわずかに暮す黒族の末裔が見られるだけの土地です。
山脈
「さんみゃく」
(第3回後の追加情報)
平原や草原、密林と、黒族の地を隔てる山脈です。岩竜虫が住んでいます。
海
「うみ」
船による物資の輸送は、現在では大陸の東側と、黄族の居住地にある大河川を中心にしたものとなっています。
かつて、黒族の土地が盛んであった頃は、大陸を1周する航路が確立していたのですが、黒族の土地が砂漠化して以降は、これらの航路は廃れてしまいました。しかし、老年にさしかかった船乗りたちは、まだ黒族の土地が盛んだった頃の、大陸周回航路の話を誇らしげに語っています。
青族は主に、沿岸部に住んでいます。
浮都
「ふと」
(第3回後の追加情報)
元々は黒都の軍事兵器で軍艦と呼ばれていました。燃料を補充すれば自走できますが、現在は燃料があまり残っていません。そのため、海流に任せて漂っています。現在、船上は街となっています。
(第4回後の追加情報)
黒円虹の死と共に沈みました。
黒陽宮
「こくようきゅう」
(第4回後の追加情報)
黒都の四分の一を占める巨大な半球状建築物。内部には黒円虹が住んでいます。黒円虹の死と共に崩壊しました。
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