PBeM 史表(しひょう)

第1回の事前提示シナリオ

柳井政和
変更位置赤色)ver 0.03 2004.04.20
ver 0.02 2004.04.05

事前提示シナリオについて

 今回の「史表」では、各回の最初に、事前提示シナリオを発表いたします。
 この事前提示シナリオは、前回の「猪槌城」以前のような小説形式ではありません。その回に行動をおこなう主要NPCの行動予定や、登場する地域、活動する団体や、発生する事件などをまとめた事前情報の形で提示されます。
 この情報をもとに、キャラクターを作成し、行動を宣言してください。


シナリオ公開日と行動宣言の締め切り

 今回のシナリオの公開日は、2004年4月1日です。行動宣言の締め切りは、2004年4月30日23時59分になります。


主要NPCの行動予定

 第1回の主要NPCの行動予定は以下のとおりです。
 行動が特に提示されないキャラクターも存在します。それらのキャラクターは、本文中には登場せずに、裏設定として、本文にあらわれないところで行動をしている可能性があります。
 まだ、本文中には現れていない、主要NPCも存在します。彼らの行動は、まだプレイヤーは知ることができません。


「白賢龍」の行動予定

 白賢龍は、そろそろ赤族の地域の征服を考えています。その理由は、農業地域の確保による、白大国の収入の増加をしたいからです。白大国は、現在でも十分の収入がありますが、より大規模な事業、工事をおこなうためには収入が足りません。
 白賢龍は、それらの足りない収入を、税金の引き上げによって確保したくはないと考えています。そのため、白大国の農業地域を拡大するつもりです。また、農業地域が増大することにより、穀物だけではなく、商品作物も多く作れるようにしようと考えています。この結果、商売を活発にして、そこから収入をえることも視野に入れています。
 今回の白賢龍の予定は、白大国の西の国境線に近い広源市と呼ばれる都市に移動することです。この広源市は、広河の上流にある都市で、2年前までは小さな町程度の大きさの地方都市でした。この都市を、白賢龍は赤族攻略のための一大基地にするために、この1年改造を続け、石作りの城壁をもつ要塞都市に改造しました。
 白賢龍はこの都市に船で移動し、そのまま情報収集や用兵などをおこなう予定です。


「白麗蝶」の行動予定

 白麗蝶は、白都のなかでの生活に飽き飽きしています。そこで、より広い土地を見に、旅に出たいと思っています。
 その白麗蝶に1つの情報がもたらされました。どうやら、父親の白賢龍は大軍を指揮するために、白都を離れるようです。これは白麗蝶にとっては好都合です。この期間を利用して、白麗蝶は地方行脚の旅に出ようと決めました。
 普通に行きたいと言っても止められるのは目に見えているので、勝手に抜け出して旅をしようと考えています。そのために白麗蝶は、馬や旅の道具などの準備を密かに進めています。


「青聡竜」の行動予定

 海都にいき、司表殿を建てる造営工事をはじめる予定です。また、完成まで待つ気もないので、造営工事と平行して、仮の司表殿も定めて、活動を開始するつもりです。仮の司表殿には、舟大家が出資している海風神をまつる海風神社の社殿を借りてあてようと思っています。
 青聡竜は、百人の僧には史表の写しをつくらせる予定です。ただし、写しはすぐには配布しない予定です。史表の原本は厳重に保管し、写本をもとに複製を作らせようと考えています。また、こうやって作成した複製を、すぐには配布しないつもりでいます。彼は、まだ史表に対する評価を保留したいと思っているからです。
 また、青聡竜には百人の兵も与えられています。彼は、この百人の兵を、各地へ情報収集の隠密として放つつもりです。そのために、まず百人の兵に教育をおこなう予定にしています。その教育内容は、暗号の習得です。司表の仕事上、兵が各地で調べたことは、手紙として司表に報告させなければなりません。その仕事を円滑におこなうためには、その手紙の内容を他者に読まれないようにする必要があります。青聡竜は、そのための暗号を取り決め、百人の兵が使いこなせるようにするつもりです。


「青美鶴」の行動予定

 彼女の周りはにわかに忙しくなっています。白王が西征に本格的に乗りだすことを宣言し、西に動座しはじめたからです。それに合わせて、輸送業務が大量に発生しています。青美鶴は様々な決定事項に追われ、身動きが取れなくなっています。
 彼女は舟大家の実力者たちに、さすがにこの忙しさだと倒れるので昼飯ぐらいは好きな店に行かせて欲しいと主張しています。夜は政治的な場での食事が多いために、無理なのは青美鶴もわかっています。
 なかなか許可は得られないものの、さすがにこの忙しさは無茶なので、息抜きも必要なのではないかと言う実力者たちも出始めています。彼女は、早く昼飯ぐらいは自由にして、好きなものを食べに行くぞと考えています。

 舟大家のもとに、1つの依頼が来ています。それは、かつて存在した大陸周回航路用の船と船員の確保です。依頼は極秘扱いになっており、その依頼主や目的は伏せられています。この仕事には、腕と口の堅さに信頼のおける船員を確保する予定です。


「赤栄虎」の行動予定

 赤栄虎のもとには、彼の協力者たちからいくつかの情報が届いています。これらの情報は、赤族のなかでも東寄りに住む部族へ、手紙などの形でもたらされることが多いようです。
 これらの情報の中で目下重要なのは白王の動座です。
 この情報とは別に、白大国の軍団長の1人が赤族の地の近くで前線基地をつくりつつあるという情報もえています。その場所は、開喉丘と呼ばれる山岳地帯の東側の入り口にあたる丘の上です。
 赤栄虎はこの開喉丘を攻め落とす作戦の準備を始める予定です。


「黒壮猿」の行動予定

 黒壮猿は、白王への接近を開始する予定です。また、白王の西征の話も聞いています。そのために、広源市への移動を考えています。


登場する地域

 第1回の登場予定地域は以下のとおりです。

広源市(こうげんし)

 白大国の西の国境線近くにある地方都市です。広河の上流に位置します。1年前から白王の命により、要塞都市にするための準備が進められ、近頃その工事が完成しました。石作りの堅牢な城壁を持つ軍事都市です。


開喉丘(かいこうきゅう)

 白大国の国境線の外、赤族の居住地域との境にある山岳地帯の入り口にあたる丘です。現在、白大国の軍団長の一人が前線基地をつくり陣取っています。彼ら先行部隊は、赤族の地に偵察兵を放り、情報収集にあたっています。
 白大国から見ると、東から順に、白大国の土地、辺境地帯、開喉丘、山岳地帯、赤族の居住地の順になっています。


発生する事件

 第1回の主要事件は以下のとおりです。


白王の西征

 白王が、本格的に西の赤族の征伐に乗り出します。


Cronus Crown(クロノス・クラウン)のトップページに戻る
(c)2002-2024 Cronus Crown (c)1997-2024 Masakazu Yanai
ご意見・お問い合わせはサイト情報 弊社への連絡までお願いします
個人情報の取り扱い、利用者情報の外部送信について