PBeM 史表(しひょう)
第5回の主催者感想
目次
総評
今回は、参加者サービスの回でした。前回でシナリオ的な謎や伏線はほぼ解決しているので、そういう部分に文字数を回す必要がありませんでしたから。
基本的に、PCを活躍させる方向でプロットを組んでいます。今回登場機会が少なかった人は、行動に大きく失敗している人達です。
また、「赤が勝つと思っていた」という方が何人かいましたが、赤と白の戦いでどちらが勝つかは、第1回のNPCの初期配置で読める内容でした。赤が勝つと確信していた人は、情報分析が甘かったと思います。赤栄虎は魅力的な敵役ですが、あくまで敵役です。言うならばダースヴェーダー。
最後の時点で彼の周囲にNPCは誰もいません。この状況をひっくり返すには相当の理由がなければなりません。
第1回の時点で、プレイヤーが赤側と青白側にきれいに分かれたのは興味深かったです。
「第5回と第6回に分けて欲しい」という要望もあったのですが、伏線の解決具合からすれば、第5回は0.5回分ぐらいのボリュームしかありません。2回に分ければさらに薄くなります。なので、それはないです。
それに、もう1回はマスターの身が持ちません。
マスターの勝手なピックアップ
● オープニングPC、クロージングPC
今回の前半のオープニングPCは、ムイラス氏の白楽猫でした。同じ場所にいたPCが全て優先順位が1だったなか、1人だけ優先順位が2だったので美味しい場面を取りました。
今回の前半のクロージングPCは、てへろく氏の黒逞蛙でした。
今回の後半のオープニングPCは、かずきち氏の白涼鴻でした。
今回の後半のクロージングPCは、Dark氏の白怖鴉でした。行動宣言通り、おいしい場面を取りました。
● ズルイで賞&よく移動したで賞
ミリアム=ラートリー氏の青勇隼です。今回、最も活躍したPCであり、全編を通じても3本の指に入る活躍を見せたPCでした。ありとあらゆる場所に登場し、美味しい場所をかっさらっていきました。
● 1人しか居なかったで賞
どくたあJ氏の緑硬亀です。白麗国の唯一の一般兵であり、PCのなかで唯一の緑族でした。二重の意味で1人しか居なかったので、いろいろと美味しい目にあいました。
● 追いかけたで賞
ゆいあ氏の白厳梟と、G★G氏の白早駝の2キャラです。順当な行動宣言を重ね、青聡竜に食らいつきました。
● きっちり動いたで賞
オラト氏の青明雀です。ボードゲーム的に言うと「きっちりと仕事をした」という感じでした。
● 美味しかったで賞
Dark氏の白怖鴉です。正しい方向性でエンディングを取りました。
各キャラへのコメント
(敬称略)
- Junk
新キャラは完全に敗北でした。
- c5赤眩雉
赤族という小さな世界では認められなかった男が、その殻を破る人物の登場で出世を目指す。そういう位置にいたキャラでした。
あちね。氏の赤爽鷺が同じ系統で身分が上ということで、鬱屈をため込んでいたのですが、今回赤爽鷺を追い落とすことで、彼の中で1つの戦いが終わりました。
物語的にはこの部分が重要でした。
結婚の提案は、白麗蝶と白大狼の距離を縮めるための伏線に使われました。
惜しかったのは、「白都攻略の策を提案する」と書いておきながら、その策が何も書いてなかったことです。きちんと書いてあれば、即採用の地位にいたのに、勿体無かったです。
- c7青狡鰈
行動に無茶が多過ぎました。
閉腸谷での戦いのあとに、閉腸谷で拾った武具を海都辺りで売るという行動でしたが、それは万里の長城で拾った武器を北京で売るようなものです。それに、白大国の武具は規格品なので、売ってもほとんどお金になりません。
ちょっと、登場は無理という感じでした。
- あめふらし
損をしています。
- c1白秀貂
行動の幾つかは打倒なものでありながら、その手法に問題がありました。
その理由は、第3回で白緩狢が旗揚げをする会議で白秀貂は外されていたのに、白緩狢が白秀貂を信用してくれると勘違いしていたことです。
白緩狢はこの時点で白秀貂を信用していません。それなのに、信用を得なければ任されない仕事を得ようとしたことで躓き、それ以外の行動が全部失敗してしまいました。
ワンクッション、白緩狢の信頼を得る行動が入っていれば、また違った結果になっていたでしょう。
- どくたあJ
後半巻き返して、第5回は完全に勝ちプレイヤーでした。
- c1緑硬亀
行動変更後に白麗国の兵士になりました。そして、その場所に彼1人しかいなかったために、白麗国の兵士視点は全部一人で奪いました。
さらに、緑族の土地出身だったため、1人だけ猛虫の存在を知っているという美味しい役回りも得ました。
硬化の能力は、何気に第1回から使われています。
- c2黒醇蠍
今回最も格好いい台詞を吐いているPCです。
白安豚の子供を落ち延びさせる、と行動宣言には書いてあったのですが、子供はいないので白安豚自身を落ち延びさせるという行動で採用しました。
錬金について親から聞いていたという描写は、第1回のキャラクター設定の頃から書かれていた設定でした。第4回、第5回でうまくピースがはまったという感じでした。
また、青明雀とは、たまたま同じ場所にいたので出会えました。物語展開上、重要な遭遇でした。
- c3黒華蝦
どうにか青新蛇の椅子に座りました。
青新蛇の下に、戦闘系キャラが誰もいなかったために多く活躍できました。
- あおきのだんな
今回は特にありませんでした。
- あちね。
いろいろと他人に負けたという感じでした。
- c1白太犬
どうにか追いつきました。
後半は、史表を書き続けるといった行動を書いていましたが、白怖鴉の行動の方が勝っていたのでカットされました。
- c3赤爽鷺
地雷行動。海蛇の団との内通という理由で政争に破れました。Junk氏の赤眩雉の完全な当て馬的な役回りになりました。
- ゆいあ
完全な戦闘キャラでした。
- c2白厳梟
ただひたすら戦場に行き続ける行動宣言が功を奏しました。
最後の戦闘になるかもといった趣旨の台詞を吐きますが、これは行動宣言通りです。生き残ってしまいましたが。
- てへろく
美味しい場所を取り過ぎです。
- c1黒逞蛙
溺死。
前半の行動で少し問題がありました。前半で黒壮猿に錬金のことを伝えると、後半の黒壮猿の行動である苦悩していることがキャンセルされてしまうので、神の見えざる手でいくつか行動が書き換えられました。
赤善猪と王宮で出会ったのは、互いの行動宣言がうまく合致したからです。二人共、同じ場所に行って、書いてある通りの行動を取っています。
また、黒逞蛙が紫雲を量産したのはマスターを悩ませました。結果として白麗国側から対抗できる兵器として猛虫が出てきました。まあ、黒捷狸が超兵器を何か出すことにはなっていたので。
- c2黄慎牛
天気キャラとして活躍したのですが、黒逞蛙の紫雲量産と絡んでいて、微妙に連係プレイになっていました。
- c3青凛鮫
行動の大枠は合っていたのですが、詳細が何も書いていなかったので、全部マスター側で作ったので大変でした。もう少し書いて下さい。
あと、黒捷狸を倒しに来るのが青聡竜か白大狼かで悩んでいたようですが、能力の組み合わせの問題でこれは答えが出ます。
白大狼が来たら黒捷狸に瞬殺されてしまいます。何も特殊能力を持たない青聡竜だけが黒捷狸を倒せる唯一のNPCでした。ジャンケンみたいなものです。
- ミリアム=ラートリー
青勇隼、活躍し過ぎ。
- c1白弱鴇
山は前回だったので、今回は順当な行動をしたという感じです。
- c2白恐蝮
砦キャラでした。
- c3青勇隼
行動ポイント分散の賭けに勝ちました。ありとあらゆる場面で美味しい思いをしました。最も多くのNPCを倒したキャラの気がします。
- c5白晴熊
変なところで白麗蝶に捕獲されました。おかげで、活躍の場面が増えました。
- c7青正蛤
告白するという行動でしたが、それは成功して、その結果が文章中では描写されていました。
- Dark
締めを取りました。
- c1白怖鴉
学校を作るという行動宣言で、見た瞬間にエンディングだなと思いました。
似たような行動を書いた人は何人かいたのですが、史表代理まで行った彼を文章中で描写するのが最も相応しいということで、その他の人は白怖鴉に負けました。
- オラト
青明雀が活躍しました。
- c1白軽兎
フェードアウトしました。
- c2青明雀
きっちりとやるべき仕事をしました。勝ちキャラ。
- c3黒健鰐
後半の行動場所が海都になっていたのが敗因です。戦場にいればもっと活躍できました。
- 酒
どうにか仕事をできました。
- c1赤善猪
輝瞬草を渡すという仕事は果たせました。
それ以外の行動はちょっと無理なので、キャンセルされました。
- おにきす
無茶です。
- c1黒艶狐
海都や白都で錬金の調査や保全を行なうという行動宣言だったのですが、前回で錬金の力は失われていますので自動失敗です。
また、できれば青捷狸と協力したいとのことでしたが、接点が何もないのでこれも自動失敗でした。
- 猪鹿蝶太郎
最終的にはどちらも赤栄虎絡みになりました。
- c1黄清蟻
赤栄虎に史表を渡すというのが重要行動でした。
- c2赤荒鶏
赤栄虎と最後まで一所にいるという美味しい役回りを得ました。
最後に周囲を囲まれて、二人で脱出しようとする場面であっさり殺されたのは、白大狼に思考を読まれていたからです。なので、あの場面で白大狼だけが瞬間的に反応しています。
- 熊二朗
後半は行動宣言のミスが勿体無かったです。
- c1白頼豹
後半、戦闘に参加するプレイヤーが全員行動場所を白都にしているなか、在野で止まっていたために最終戦闘に参加できませんでした。能力があったので、勿体無かったです。
- もじもじ壱號
毎回、最もファイルサイズの大きいキャラクターシートでした。今回は22KB。
- c1青遠鴎
青勇隼と行動がシンクロしているのは面白かったです。
読み、理由共に順当な行動宣言でした。
行動宣言期間中に、他のプレイヤーから行動宣言案が送られてきましたが、それは矛盾が多かったので、まあ無理だろうと思いました。
- ムイラス
前半で力尽きました。
- c1白楽猫
前半は美味しい役を取れました。
後半は行動場所が曖昧だったのと、役割的になかったので出てきませんでした。
- かずきち
今回は行動宣言が活かされました。
- c1白涼鴻
白大狼に史表の原本を渡すという行動宣言でしたが、これは政治的に意味があるので採用されました。
後半のオープニングは運がよかったという感じです。
- c2青喧鶯
牢内で毒を生成して、脱出時に毒を盛るという行動宣言でした。しかし、さすがにきちんとした兵士はそんなものを飲まないので、こちらで行動を少し修正しました。
- オビケン
いろいろ美味しかったです。
- c1白柔猩
海蛇の団で白都に行くという一点を買いました。おかげで活躍機会ができました。
- c4白危貘
同じ場所にライバルがいなかったので、出ずっぱりでした。
- ねめしす
新キャラはなし。白愛鹿の弟が来るかと思っていたのですが。
- c1青旨鯨
地雷行動。とはいえ、青新蛇の心の動きを表わすために使われ、死ぬシーンまできっちりと描かれたので、意味のあるキャラになりました。
- G★G
概ね勝ちですが、もっと活躍できました。
- c1白早駝
きっちりと青聡竜に付いて行きました。付いて行くだけで勝ちキャラだったので楽だったはずです。
- c2黒暗獅
前半は上手い活躍をしました。
後半は海蛇の団に潜り込んだのが失敗。黒壮猿の側にいれば、青勇隼との激闘ができたのですが。勿体無い。
- 微葉
今回は地味でした。
- c1青静鯖
今回は出て来る機会がありませんでした。
- c3赤熱鷲
戦場に行って、なぜか生きて帰ってくるキャラを今回も忠実に実行。毎回この行動を取っていました。
登場回数集計
「PBeM 猪槌城」の頃から恒例の、登場回数の集計です。
今回から、名前は後ろの2文字で検索して判定しています。例えば「白賢龍」という項目は「賢龍」で文字数をカウントしています。
今回は、NPCでは白大狼、白麗蝶、青聡竜、青美鶴の回という感じでした。PCでは、黒醇蠍、青勇隼、青遠鴎、青凛鮫です。
■ NPC
●白賢龍
----+----*----+----*----+----*(30)
●白王
----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*
----+----*-(81)
●白麗蝶
----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*
----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*----+-(126)
●麗王
----+----*----+----*----+----*----+----*----+--(47)
●白大狼
----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*
----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*
----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*----+-(206)
●白緩狢
----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*
----+----*---(83)
●白惨蟹
----+-(6)
●白淡鯉
----+----*----(14)
●白安豚
----+----*----+----*-(21)
●安王
----+-(6)
●青聡竜
----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*
----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*
----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*
----+----*----+-(226)
●司表
----+----*----+----*----+----*----+----*-(41)
●青美鶴
----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*
----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*
----+----*----+----*----+----*----+----(179)
●青捷狸
----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*
----(74)
●青新蛇
----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*----+--(57)
●赤栄虎
----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*
----+----*----+----*----+----(99)
●黒壮猿
----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*(50)
●黒円虹
----+----*----+----*-(21)
●緑輝
----+----(9)
●鋸瞬草
(0)
●輝瞬草
----+----*----+--(17)
■ PC
●赤眩雉
----+----*----+----*---(23)
●白秀貂
----+(5)
●緑硬亀
----+----(9)
●黒醇蠍
----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*--(52)
●黒華蝦
----+----*----(14)
●白太犬
----+----*----+----(19)
●赤爽鷺
----+----(9)
●白厳梟
----+----*----+----*----+---(28)
●黒逞蛙
----+----*----+----*----+----*---(33)
●黄慎牛
----(4)
●青凛鮫
----+----*----+----*----+----*----+----*----+---(48)
●白弱鴇
----+----(9)
●白恐蝮
----+----*-(11)
●青勇隼
----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*----(64)
●白晴熊
----+----*----+----*----+----*(30)
●青正蛤
----+----*--(12)
●白怖鴉
----+----*---(13)
●白軽兎
(0)
●青明雀
----+----*----+----*----+----*----(34)
●黒健鰐
----+--(7)
●赤善猪
----+(5)
●黒艶狐
-(1)
●黄清蟻
----+----*----+----*----+----*(30)
●赤荒鶏
----+----*----+----*----+----*----+----*---(43)
●白頼豹
----+----*-(11)
●青遠鴎
----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*-(51)
●白楽猫
----(4)
●白涼鴻
----(4)
●青喧鶯
--(2)
●白柔猩
----+(5)
●白危貘
----+----*----(14)
●青旨鯨
----+(5)
●白早駝
----+----*----+----*----+----(29)
●黒暗獅
----+----*---(13)
●青静鯖
(0)
●赤熱鷲
----+-(6)