[ アクワイア(ACQUIRE) ]

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パッケージ写真

(これは第2版のパッケージですね)

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コンポーネント写真

●概要:
 株を買い占めろ、ホテルを転がし巨万の富を得よ。

 君はホテルチェーンのオーナーだ。「株の売買」と「ホテルチェーンの吸収合併」でライバルを蹴落とし、ニューヨーク最大のホテル王となるのだ。

 ホテルビジネスを舞台にした傑作ボードゲーム。

●デザイン:
 ゲームデザインは天才の呼び声高い Sid Sackson 。発売はゲーム界の老舗 Avalon Hill 社。

 シンプルなコンポーネントとルールに、ボードゲームのエッセンスが凝縮された世界最高峰の呼び声の高いボードゲーム。



●データ:
分類  :  アナログ >> ボードゲーム
国籍  :  アメリカ
最適プレイヤー人数  :  5人
プレイ時間  :  45分~1時間

参考Webサイト :
  The Game Gallery >> ゲームレビューリスト >> アクワイア(ACQUIRE)
http://www2b.biglobe.ne.jp/~game/intro/acquire.htm

  いかさまのページ >> アクワイアindex
http://www.angel.ne.jp/~ikasama/game/acquire/index.html


●ゲームの紹介:
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ゲームボード写真
 このゲームの目的はゲーム終了までにプレイヤーの中で最もお金を稼ぐことです。

 このゲームでプレイヤーのおこなうことは2つです。

 1つは自分の手番でホテルを建てることです。このホテルは自分が持っている6つのホテル駒の中から一つを選び、縦10マス横12マスのマス目の盤上に置いていきます。この盤上にホテル駒を置く行為をホテルを建てると呼びます。

 2つ目はホテルチェーンの株を買うことです。1で建てたホテルが2つ以上隣接すると「ホテルチェーン」ができます。このホテルチェーンの株を買うことで利益を得ていきます。

 ホテルチェーンの株は、隣接しているホテルが増えると値上がりします。ホテルチェーンが盤上で広がっていけば、自然と株価が上がっていくのです。つまり、安く買ってホテルチェーンを大きくすれば資産が増えていきます。

 しかし、ホテルチェーンの株は特別な場合を除いて売ることができません。そのため、株を買えば買うほど手元の現金が減っていきます。ではどうやって現金収入を得るのでしょう。プレイヤーはホテルチェーンの吸収合併によって現金収入を得ることができます。

 ホテルチェーンの吸収合併は、2つのホテルチェーンがくっついたときに起こります。2つのホテルチェーンがくっついたとき、小さなホテルチェーンが大きなホテルチェーンに吸収されてしまうのです。

 このとき、小さなホテルを持っていた株主は、その株の量によって配当を得ます。この配当は、筆頭株主と二番手の株主にしか入りません。そのため、各プレイヤーは配当を得るために株の購入戦争を繰り返すことになります。

 この株の購入競争と、ホテルをどこに建設するかの戦略的読みが、このゲームの特徴となっています。現金と株のバランスを考え、ホテルが1軒建つたびに一喜一憂するスリルと興奮。一度遊ぶと病みつきになるボードゲームです。


●ゲームの流れ:
  • 序盤戦

     アクワイアの序盤戦はホテルチェーンをできるだけ作りつつ、吸収合併されやすそうなホテルチェーンの株を買うという静かな戦いが続きます。

     そして、徐々に現金がなくなってきて、現金が尽きそうになってきたら(もしくは、尽きたら)みんな一斉にホテルチェーンの吸収合併が起こり始めます。なぜギリギリまでみんな耐えているかと言うと、「筆頭株主争いに勝てない」「ホテルチェーンが大きい方がお得(豚は太らせて食べろ)」といったジレンマが生じているからです。

     でも、結局尻に火がつくことによって中盤戦に突入するわけです。

  • 中盤戦

     序盤で使い果たした現金も、ホテルチェーンの吸収合併で補充したため、みんな懐が潤っています。そのため、熾烈な株購入競争が始まります。

     自分のホテル駒と、相手の株の所持状況を見ながら、今後のホテルチェーンの発展、吸収合併の動向を読んでいきます。様々な読みと期待が錯綜して、ゲームはいよいよ盛りあがってきます。アクワイアの醍醐味の部分です。

  • 終盤戦

     大きくなり過ぎたホテルチェーンは今度は吸収合併されなくなります。盤面には、いくつかの巨大ホテルチェーンだけが残り、ゲームが飽和状態になりかけたところでゲーム終了です。

     最後の清算をおこない、ゲームの勝利者が決まります。最後の最後まで誰が勝つか分からず、興奮の中でゲームは終了します。





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