このゲームの目的は、限られた手順内で盤上の各町をより多く回ることです。
回った町の数は、各町に置かれている訪問地コマを回収して行くことでカウントされます。
ゲームはターン制で、4ターンのチャンスがあります。各ターンでは、以下の行動を順番におこなっていきます。
ゲームスタート
コマは王都(Elvenhold)からスタートです。 移動した町のコマを回収していきます。 |
・移動手段カードの補充。
・移動手段タイルの獲得。
・移動手段タイルを盤上に配置。
・実際の移動。
これらの手順を4ターン繰り返します。この結果、より多くの町を回ることが出来たプレイヤーが勝利者になります。
それでは以下、それぞれの行動について見ていきたいと思います。
移動手段カードの補充
移動手段カードには、ドラゴン、ユニコーン、トロールの力車、エルフの帆走車、魔法の雲、大猪、いかだの7種類があります。ターンの初めに、これらのカードを8枚入手します。
これらの移動手段カードには、それぞれ通過しやすい道、通過しにくい道、通過できない道があります。
つまり、手札にある移動手段カードによって、だいたいの旅の経路が決まってしまうのです。
移動コスト表
移動手段カードと道の 組み合わせのコスト表です。 |
自分のいる町から、まだ行っていない町を、より多く回るにはどうすればよいのか、より効率のよい作戦を立てなければなりません。
道には草原、森、砂漠、山岳、水上の5種類があります。例えば森はいかだ以外の全ての移動手段が使えるけれど、砂漠ではユニコーン、トロールの力車、ドラゴンしか使えない。水上ではいかだしか使えないといった具合です。
また、土地と移動手段の組み合わせによっては、1枚ではなく、2枚の移動手段カードが必要な場合もあります。
このカードの引きが重要だったりします(^^;
移動手段タイルの獲得
移動手段タイルをルールに従って順に獲得していきます。タイルの獲得は、オープンのタイルもしくはランダムなタイルから獲得することができます。
自分の移動手段カードに合ったタイルを獲得するのが基本となります。どうしてもオープンされているタイルの中に自分の欲しいタイルがない場合は、ランダムなタイルを袋から引くことになります。
このタイルは、ルールに従い1枚だけ次のターンに持ち越すことができます。そのため、次のターンも睨んだ作戦を立てる必要があります。
移動手段タイルを盤上に配置
ここがこのゲームの山場です。獲得した移動手段タイルを、盤上の道に、各プレイヤー順番に1枚ずつ置いていきます。
道には移動手段タイルを1枚だけしか置くことができません。そのため、予定していた経路に他人が違う移動手段タイルを置くと自分ではタイルが置けません。悩ましいです。
柔軟に経路を変更しながら、より多くの町を回れるように移動手段タイルを置いていきます。
また、障害タイルという特別タイルを各プレイヤーが1枚ずつ持っており、このタイルは既に移動手段タイルが置かれた道の上に置くことができます。
障害タイルが置かれた道を通過するには、通常より1枚多い移動手段カードを消費しなければなりません。かなり大変です。
それぞれのプレイヤーが置いた移動手段タイルは、他のプレイヤーも使えるのでうまく他人を利用して旅を効率化する必要があります。
実際の移動
実際の移動はサクサクと解決します。
移動手段タイルに合わせて移動手段カードを消費し、自分のコマを移動させていきます。
移動手段カードがなくてどうしても移動できない道は、任意の移動手段カードを3枚消費することで、無理矢理移動することができます。この移動の方法をキャラバンと言います。ただし、移動手段タイルがそもそも置かれていない道を移動することはできません。
また、水上だけは、移動手段タイルは必要なく、移動手段カードのいかだを持っていれば無条件に移動できます。
ゲームの手順は非常に簡単です。
最終的に、回った町の数が得点となります。
また、発展ルールとして、最終目的地カードを使うルールがあります。これは利用することを推奨します。
このルール下では、最後の4ターン目にぴったりと最終目的地に止まらなければなりません。もし最終目的地から離れていたら、その経路分だけ得点を失います。
ゲームに程よい緊張感を与えてくれますので、ぜひ利用してください。