このゲームの目的は、建物を転売してお金を稼ぐことです。
最初の手持ちのお金(チップ)を使い建物カードを落札。今度はこの建物カードの点数を使って小切手カードを落札。最終的に、小切手カードの価格と、余った手持ちのお金の合計が多いプレイヤーがゲームの勝利者となります。
とっても簡単です。
それでは建物の競りと、小切手の競りを見て行きましょう。
建物の競り
建物の競りがこのゲームの胆の部分です。
まずは、建物カードが人数分オープンになります。
建物の競売では、各プレイヤーが親から順番にチップを出して行きます。次のプレイヤーは、同じチップの枚数を出すか、枚数を吊り上げて出すか、競りから降りなければなりません。
1周誰も吊り上げなかった場合は、最も高い枚数を最初に出したプレイヤー(普通は親)が、枚数を吊り上げるか降りなければなりません。
降りたプレイヤーから順番に価値の低い建物カードを入手していきます。そして、競りに使ったチップの半分(切り上げ)が手元に戻ってきます。
最終的に、最も高い建物カードを入手した人はチップを全て競りに使ってしまうことになります。つまり、以後の競りが不利になってしまいます。
このルールが非常に面白いです。
建物カードは20枚あり、1~20までの価値があります。オープンされるカードはランダムなので、早めに降りても高いカードを得られるときもあります。
この建物カードの競り部分が非常に白熱します。
小切手の競り
小切手の競り
前半で獲得した建物カードを 使って競り落として行きます。 |
一発逆転を秘めた部分です。
実は前述の建物の競りの部分は、非常にシビアなゲームです。そのため前半だけでは、非常に初心者に厳しいゲームと言えます。
しかし、この小切手の競りの部分があるために、初心者でもストレスなく遊べる柔らかいゲームになっています。
小切手の競りでは、建物カードを使って小切手を競り落としていきます。
建物カードの競りと同様に、小切手カードを人数分オープンし、各プレイヤーは建物カードを1枚裏返して出します。建物カードをオープンし、建物カードの価値が高い順番に高い価格の小切手カードを獲得していきます。
小切手カードには0の価格もあり、なかなか侮れません。
高い価値の建物カードを持っていても、油断すると合計得点で負けることがあるので注意が必要です。
非常に軽く遊べるゲームです。
ただし、前半の建物の競りは非常にシビアです。ここだけのゲームだと、多分初心者が勝てなくて泣き出すゲームになっていたのではないかと思います。
前半のシビアな競りと、後半のライトな競りがうまく混ざり合って絶妙のハーモニーを奏でています。
初心者から上級者まで楽しめる、自信を持ってオススメできるカードゲームです。