[ ギロチン(Guillotine) ]

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パッケージ写真


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コンポーネント写真

●概要:
 マリー・アントワネットの首は良い首だ。

 ルイ16世の首も良い首だ。

 死刑執行人たちが、ギロチンで落とした首を自慢し合う異色カードゲーム。

●デザイン:
 Paul Petersonデザインのカードゲーム。Wizard of the coast社より1998年に発売。

 陰惨なテーマでありながら、ブラックユーモアがうまく効いており、またカードのデザインが非常に良いため、高級感溢れるゲームになっています。

 カードの絵は、誰がどう見てもディズニー風です(^^;



●データ:
分類  :  アナログ >> カードゲーム
国籍  :  アメリカ
最適プレイヤー人数  :  3~5人
プレイ時間  :  30分

参考Webサイト :
  The Game Gallery >> ゲームレビューリスト >> GUILLOTINE(ギロチン)
http://www2b.biglobe.ne.jp/~game/intro/guillo.htm

  SFオンライン50号(2001年4月23日発行) >> 全レビュー作品索引
      >> ゲームレビュー >> REVIEW:GAMES
http://www.so-net.ne.jp/SF-Online/no17_19980725/review_game3.html#3



●ゲームの紹介:
 あなたは首切り役人です。

 このゲームの目的は、たくさんの素晴らしい首をあなたの手番で落とすことです。

 ゲームの期間は3日。1日12人の受刑者(このゲームでは貴族と呼ぶ)がギロチンの前に並べられます。
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ザンバラリンと落とした首
左のカードは場に残って効果を
発揮するアクションカードです。

 これらの貴族たちの首をザンバラリンと落として点数を競い合います。

 さて、この貴族たちにはいろんな種類がいます。

 その名の通りの「貴族」もいれば、どこで紛れ込んだのか「一般市民」たちもいます。

 「軍人」「宗教関係者」「役人」たちもいます。

 この貴族たちの首の価値は、そのまま市民からの人気を反映しています。

 「マリー・アントワネット」「ルイ16世」といった王族は市民に非常に不人気です。

 なので、これらの首を落とした首切り役人は大人気になれます。

 つまり「高得点」です。

 逆に「市民の英雄」なんて人を切るとブーイングの嵐です。

 「減点」になります。

 処刑は、プレイヤーたちが順繰りおこなっていき、自分の手番で落とした首が得点になります。


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手札のアクションカード
他人から隠し持っています。
アクションカードのほとんどは
使い捨てです。

 さて、この後がこのゲームのポイントです。

 ただ首を切るだけではゲームになりません。このゲームでは、「アクションカード」というカードが用意されています。

 自分の手番では、手札として持っているアクションカードが1枚使えます。

 アクションカードには、貴族の列を入れ替えたり、点数を加算したり、他人の邪魔をしたりと様々な効果があります。

 WoCのMagicをされたことがある方には分かりやすいのですが、この「カードにたくさんの効果」が書いてあるのは、Magicと同じです(^^

 この「アクションカード」で点数をうまく獲得していきます。

 そして、3日の処刑期間が終了すればゲームは終了します。



 あんまり物を考えなくてもサクサク進むゲームなので、重いゲームをやった後の息抜きには最適です。

 K.G.B.でも、最後のゲームとしてプレイすることが多いです。

 重そうなタイトルの割りには、いたって軽いノリのゲームです。


●ゲームの流れ:
  • 序盤戦

     マイナス首を避けながら、首をサクサク集めていきます。

     いつのまにかアクションカードが溜まってくるので、戦術の幅も広がってきます。

  • 中盤戦

     基本的に自分の手番が終わると、次の自分の手番まで物を考えなくても良いです。

     なので、他人の手を楽しみながら気軽に観戦します。

     頭をほとんど使わなくても大丈夫です。

  • 終盤戦

     3日目のカードの使い方は重要です。

     カードの中には「その日の処刑は終了」なんてカードがあります。

     なので、「まだまだ貴族がいるぞ」と思って安心していたら、突然ゲームが終了するなんてこともあります。

     逆に言うと、うまいタイミングでゲームを終わらせればその場で勝ちを得ることができます。

     絶えず自分の点数には気をつけておかなければなりません。





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