●ゲームの紹介:
このゲームの目的は、誰よりも早く目標金額を貯めてスタート地点に戻ってくることです。
ゲームの仕組みは基本的にモノポリーと同じです。プラスアルファの要素として株が入っています。
モノポリータイプのゲームを知らない方のために少し解説します。モノポリーは、パーカー・ブラザーズから発売されているはアメリカ全土を舞台とした不動産ゲームです。
プレイヤーはアメリカ全土を旅行して回りながら各地の土地、利権を買収していきます。そしてその資産を元に各地に殖産興業をおこないながら市場を独占(monopoly)すべく奔走します。
モノポリータイプのゲームでは、プレイヤーは各手番で止まったマスの土地を買収してお店を建てます。それ以降、建てられたマスに止まった他のプレイヤーはお店の利用料を土地の所有者に支払わなければなりません。
所有する土地は、同じ地域を独占すると価値が上がります。具体的に言うと、建てられるお店の上限が上がります。プレイヤーは自分の土地を増やして、自分のお店に増資してお店を大きくしていきます。
いただきストリートは、こういったモノポリーのルールを発展させたものです。結論から言うと私はモノポリーは面白くなかった(というか100手番目あたりまで続くので疲れた)のですが、いただきストリートは面白かったです。
モノポリーとの最大の差は前述の株にあります。各地域のお店の発展具合によって株価が上がります。モノポリーで一番きつかったのは、お金が0になってどんどんプレイヤーが脱落していくことです。ゲームの終盤では、多くの人がプレイが脱落して暇になっています。
いただきストリートでは、株の売買によって収入を得ることができるために、ゲーム内のお金の量が増えて、プレイヤーの脱落をシステム的に軽減しています。この株の計算をコンピューターでスムーズにおこなっているのがこのゲームの最大の改良点です。
いただきストリートは、このモノポリー+株というシステムで、手軽に遊べる奥の深いゲームにしあがっています。
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