[ ロボットレース(RASENDE ROBOTER) ]

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パッケージ写真

●概要:
 ロボットを最も早くゴールさせるのは誰だ?

 ロボットがゴールするまでの最短手数を言い当てる、パズル的思考のボードゲーム

 何と参加人数は2~∞。

●デザイン:
 ドイツのHans in Gluck社のボードゲーム。1999年製。デザイナーはHans in Glu"ck。

 単純でありながら非常に良くできたボードゲームです。



●データ:
分類  :  アナログ >> ボードゲーム
国籍  :  ドイツ
最適プレイヤー人数  :  2~∞人
プレイ時間  :  30分前後

参考Webサイト :
  The Game Gallery >> ゲームレビューリスト
      >> RASENDE ROBOTER(ロボットレース)
http://www2b.biglobe.ne.jp/~game/intro/rasende.htm

  Game Circle Togenkyo >> Game Review
      >> Game Reviwe "Rasende Roboter"
http://www.fugen.org/togenkyo/review/roboter.html


●ゲームの紹介:
 このゲームの目的は、ロボットがゴールするまでの最短手数を言い当て、正解数を稼ぐことです。

 最終的に最も言い当てた回数が多いプレイヤーが、ゲームの勝利者です。

 ゲームの手順はいたってシンプルです。まずボードを並べます(ボードは組み合わせで色々な盤面ができるようになっています)。

 そしてボードの上に色んな色のロボットを置きます(同じ色のロボットは1つしかありません)。

 そしてゴールの位置とゴールさせるロボットの色の書かれたチップを良くかき混ぜます。

 以上でセッティング終了です。

 それではゲームを開始しましょう。ゲームはチップを引くことで開始です。

 各プレイヤーは、チップに書かれている色のロボットを、目標のゴールに辿りつかせるための最短手数を早い者勝ちで宣言します。

 誰かが宣言すると、砂時計を使いタイムカウントが始まります。砂がなくなるまでに、各プレイヤーは、ゴールまでに必要だと思う手数を宣言していきます。

 もちろん、小さい数字を宣言できたプレイヤーが有利です。最短手数を言い当てるゲームですから。

 しかし、小さい数字を宣言したプレイヤーが間違えているかもしれません。念のために大きな数字でも宣言しておきましょう。

 そして砂時計の砂がなくなったらタイムオーバー。小さい数字を宣言したプレイヤーから順に、ロボットをゴールさせる手順を示していきます。

 誰かが正しく自分の宣言した手数でロボットをゴールさせられれば1ゲームは終了。そのプレイヤーはチップを手に入れます。

 この手順をチップがなくなるまで続けていきます。

 ゲーム終了時点で最もチップをたくさん持っている人がゲームの勝利者です。

 非常にシンプルなゲームです。

 手数を言い当てるだけなので、何人でも参加できます(^^

 しかし、なめてはいけません。ロボットの動きと盤面の作りが非常に巧妙なのです。

 ロボットは、まるでアイススケートを履いているかのように、壁もしくは他のロボットにぶつかるまで前進し続けます。

 そして盤上の壁とゴールが絶妙の組み合わせで配置されているために、簡単にはゴールできないようになっています。

 ほとんどの場合、1つのロボットを動かすだけではゴールできないようになっています。

 複数のロボットを動かすことによって、初めてゴールできることが少なくありません。

 時には4つも5つもロボットを動かしてようやくゴールできることもあります。

 頭脳の勝負です。

 チップがオープンになった瞬間、全員が無言になって考え始めるのが何とも楽しいゲームです。


●ゲームの流れ:

 「紹介」でほとんど流れは説明してしまいましたので、私が実際にゲームをおこなった際の攻略ポイントをまとめておきます。

  • ゴールから逆算で考える

     スタートからでなく、ゴールから考えます。

     私は最初スタートから考えていたせいで、手数を1回も当てられませんでした。

     しかし、ゴールから考えるようになると簡単に解けるようになりました。

  • ゴールの入射角を考える

     ゴールする際のロボットの入射角(入る方向)を考えます。

     ロボットは縦・横にしか動けないので、必然的に入射角は4方向に絞られます。

     また、ゴールは必ず2つの壁に面しています。このため、入射角は2方向になります。

     この壁に面していない入射角の延長線上に、ロボットが止まれそうかどうかを検討します。

     延長線上にロボットが止まれなさそうでも、他のロボットを動かしてその位置に止まれそうかどうかを検討します。

     この時点で、入射角は1(~2)箇所に絞られます。

     後はこのマスをゴールと仮定して、再帰的に現在のロボットが移動可能な場所まで逆算していきます。

  • 10手以上になったら失敗

     以下は、少ないゲーム回数での経験則です。

     このゲームでは、10手を大幅に越える手数にはほとんどならないみたいです。

     そのため、10手を大幅に越えそうになった手筋はその瞬間に切り捨てます。

     私の攻略方法はこういった感じです(^^;





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