●1-2 問題を指摘された場合の受け答えについて |
問題を指摘された場合は、人間関係を成長させる最大のチャンスです。 真摯に指摘を受け入れ、自分の考え方と対策方法を示さなければなりません。おざなりな返事はよくありません。 問題の指摘甲斐のない人物と思われてしまえば、以後その人は問題を指摘してくれなくなります。このことは長期的に見て、集団からの排斥に繋がります。 いつも、自分の行動が他人からどう見えるのかということを考えながら、行動する必要があります。 自分でおざなりな返事ではないと思っていても、他人からおざなりな返事だと思われてしまっては意味がありません。絶えず他人の立場に立って物事を考える癖をつける必要があります。 おざなりな返事と思われない具体的な方法はあります。 自分が問題を指摘された場合、その指摘の中には言外の意図が多数含まれています。指摘されたことだけに返事をすることは、その言外の意図を汲み取れない(汲み取っていないとみなされる)可能性が高いです。 指摘された背景にある自分の問題行動を、根掘り葉掘り聞くのがよいでしょう。また、その問題行動に対する対策を自分で示す。もしくは相手に聞くのがよいです。 具体的な対策を示さずに、他人からの問題指摘に応ずるのは、他人からの指摘を無視したことになります。 たった1つでも構いません。今後の対策を示し、実践する必要があります。それが、問題を指摘してくれた人に対し、受け答えをしたことになります。それ以外は、無視したことになります。
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