[ ボードゲーマーとしての成長のために ]

~ 会話という視点から ~

●2-1 ゲーム外の満足度達成ゲーム
 ゲーム会を開催し、人が集まってゲームをするということは、ゲームをするこ とだけが目的ではありません。

 ゲームという媒体を通して、その時間を楽しもうとする言外の目的があります。

 ゲームをプレイすることは無料ではありません。交通費という具体的な費用以外に、休日の時間を使うという費用もかかります。実はこちらの費用の方が高いです。

 20~30代の社会人の1日のコストは、少なくとも3万円以上です。ゲームで1日を潰すならば、3万円分楽しみを発生させる必要があります。5人でプレイをするならば、15万円分の楽しさを生み出さなければならなくなります。

 ゲーム会を開催し、集まってゲームをおこなうということは、この15万円に対して、参加した人の満足度が上回るかどうかという満足度達成ゲームをおこなっているということです。

 この満足度達成ゲームの勝利は、全員がその会を楽しんだときにその利益が最大化されます。自分1人が楽しみ、他人が楽しめなかった場合はこの満足度達成ゲームは敗北となります。

 つまり、参加者全員が、自分1人が楽しむことよりも、ゲーム会に参加している全員が楽しめるように振舞ったときに、そのゲーム会の満足度達成ゲームの勝利点が最大になるということです。

 ゲーム会に参加する場合は、絶えずこの満足度達成ゲームに勝つように心がけなければなりません。この満足度達成ゲームに負けるように振舞う人は、ゲーム勝利の目的のために、ゲームから除外される可能性があります。

 これはゲームの場だけでなく、人間関係では必ず気をつけなければならないことです。

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