● ポイント1 中性子爆弾の使用
解釈≫
未来においては、モラルが既に崩壊しかかっており、大破壊力兵器に対しての精神的抵抗が希薄になっています。中性子爆弾なんか、政治的障害さえなければ平気で使える兵器です。
● ポイント2 ヤマハのスポーツ心臓(ハート)
解釈≫
機械移植手術(サイバー化)は日常茶飯事です。流行の服を買う感覚で肉体改造をおこないます(いつのまにか日本もここ数年で体に金属を埋め込むのが一般化しています。その延長で体に色んな機械を埋め込むのです)。
このCMがヒットすれば、流行のためにヤマハのスポーツ心臓(ハート)をつける人も出てきます。もちろん、手術で人が死んだり、故障で人が死んでも企業は取り合ってくれません。
解釈≫
アメリカ人の感覚からすれば、相変わらず日本は輸出過剰国です。なぜか日本企業の商品が至るところでお目にかかれます。
● ポイント3 当社はデトロイト市との契約で市警察の経営を任されました
解釈≫
あらゆる公共機関が企業に乗っ取られています。サイバーパンクの世界は経済戦争の世界です。あらゆることが巨大企業の思惑で動いています。だから頼りになるのはお金とコネ(権力)だけです。
● ポイント4 お大事に巡査!(にこやかに)
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サイバーパンクの住人は、異常なほど馬鹿(定型的)な態度を取ります。どんなニュースでもにこやかに読み上げるTVキャスター。酒場で乱闘が起こっても平気で歌をうたい続ける歌姫。
彼らは自分に直接関係が及ぶまで、完全な無関心を装い黙々と自分の仕事をこなし続けます。
● ポイント5 大きいことはいいことだ。「SUX6000」アメリカの伝統。
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サイバーパンクの世界は、妄想的、偏執狂的にアメリカの悪いところを誇張した世界です。だから、アメリカの一般常識はほとんど全て通用すると思って良いでしょう。そのため、自衛のために銃を携帯することや、大排気量の巨大なマシンに乗りたがることは、当たり前の欲求になります。
● ポイント6 防衛レーザー砲が演習中に誤射
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未来は現在よりも危険です。空には国籍、企業不明の衛星が飛び回り、地下ではよく分からないものが建造されています。いつどこで大惨事が起こっても不思議ではないのです。もちろん住人は、大惨事が起こるまで無関心だし、そんなものがあることすら知らされていません。
● ポイント7 ジャングルの掟だけだよ
解釈≫
弱肉強食。
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