● ポイント1 ヤクの方が稼げる。タバコは? そいつは体に悪い。
解釈≫
サイバーパンクの世界の下層市民たちは正規の教育を受けていません。そのために、彼らの知識は変な部分が強調されていたり、重要な部分が欠落していたりします。
こういった偏った知識が時に人生の信条などになっており、不思議な行動原理の登場人物たちを生み出します。
● ポイント2 くそ! バン!(警官に撃たれて死ぬ)
解釈≫
雑魚はすぐ死にます。それはお金がないからです。
お金をある程度持っている人は、自分の体をサイバー化して装甲を埋めこんでいるので簡単には死にません。もっとお金を持っている人は、サイバー化した兵士を雇っているのでなかなか死にません。
一般人の死、下層市民の死は毎日絶えずおこっています。ゴミ収集車と同じ頻度で死体回収車が走りまわっています。もちろん死体回収車のオーナー企業は、臓器や皮膚などの人体ビジネスをおこなう企業です。
● ポイント3 (車を撃つ)ドカーン! いい車だ。コブラ砲だぜ。ハイテクの銃だぜ。
解釈≫
主戦場には、大火力兵器を投入しましょう。最後に問題を解決するのは暴力です。有無を言わさぬ暴力が全てを(一時的に)解決します。
● ポイント4 おれにも撃たせろよ。ドカーン! 気に入ったぜ。
解釈≫
サイバーパンクの悪人には極端な人間が相応しいです。感情を出すなら大いに出す。感情を出さないなら徹底的に出さない。喜ぶときは素直に喜び、その表現は行動で現しましょう。
● ポイント5 逮捕する。黙秘権は認める。
解釈≫
警察などの組織に属する人間は、律儀なほどルーチンワークをきちんとおこないます。たとえ誰かの生命の危険が近づいていようが、お構いなしに仕事を忠実におこないます。
● ポイント6 無茶すると訴えるぞ。弁護士をつけろ。
解釈≫
お金かコネ(権力)がある人間の言う台詞。一般人も言いますが、警察署につれていかれて、どれだけ短時間で出てこられるかでその実力が分かります。
本当の実力者は警察署まで辿りつくことなく開放され、まったく実力のない者は生きて警察署から出られません。
● ポイント7 待て、聞きやがれ。黒幕がいる。オムニ社の専務だ。
解釈≫
悪人は自分の状況が悪くなればあっさりと手のひらを返します。忠誠心など、これっぽっちもありません。逆もまたしかりです。
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