[ 紙と鉛筆だけでできる 対戦型思考ゲーム「スプラウト」 ]

●紙と鉛筆だけでできる 対戦型思考ゲーム「スプラウト」

世の中には、様々なゲームが存在する。今回は、紙と鉛筆だけでできる 対戦型思考ゲーム「スプラウト」を紹介しようと思う。

「スプラウト」(Sprouts)は、「萌え、芽生え」という意味を持つ数学ゲームだ。そのシンプルなルールに、私は初めて出会った時に、ちょっとばかり萌えを感じてしまった。K.G.B.でも実際に遊んでみたが好評だった。

喫茶店でも、ナプキンとボールペンで遊べてしまう、このゲームのルールを紹介しよう。


用意するもの

  • 紙。どんな紙でも構わない。喫茶店のナプキンなどでも可能。

  • 鉛筆。シャーペンでもボールペンでも可能。

セッティング

紙にいくつかの点を書き込みます。4~6程度の点を書き込むのがよいでしょう。点の数が多いほど、ゲームは複雑になります。3は少な過ぎましたので、4以上の点にすることをお勧めします。

先手、後手を決めます。ジャンケンなどで決めるのがよいでしょう。

ルール

手番は、1回ずつ順に入れ替わります。

自分の手番になったプレイヤーは、紙に描かれている点の中から1つの点を選び、他の点か、それ自身に戻ってくるような線を描きます。線を引いたら、その線上にもう1つの点をつけ加えます。

この時、以下の2つのルールを守らなければなりません。

  • 線はどんなに曲がりくねってもよいが、決してすでに引かれた線や他の点を横切ってはならない。

  • 1つの点から出る線が4本以上になってはならない。

こうして線を引いていき、先に線が引けなくなったプレイヤーが負けになります。

ルールは以上です。下の図は、実際のプレイの様子です。

遊びの博物誌より引用、加工
遊びの博物誌より引用、加工。スプラウトの実際のプレイ例。
他の点を囲むなどして相手の手番で線が引けないようにしていく。
8)でこれ以上の線が引けなくなるのでゲーム終了。

アドバイス

数学ゲームですので、理想的に平坦な二次元平面上で遊ぶゲームと思った方がよいでしょう。

線を紙の縁ギリギリに引くなどして、相手が物理的に線を引けないようにするのは、このゲームの趣旨から外れます。行わないことをお勧めします。


線が次々に付け加わっていく様が、まるで芽生えのように見えるので、「Sprouts(=萌え、芽生え)」という名前で呼ばれるようになったそうです。

このゲームは、1967年2月11日火曜日の午後に、ケンブリッジにあるシドニー・サセックス・カレッジの数学者ジョン・コンウェイ教授と当時学生だったマイケル・パターソン氏の合作で生まれました。

たまたまその日、2人が数学科の集会室でお茶を飲んだあと、新しいゲームのいたずら書きをしているときに、何となく生まれたそうです。数学者らしく、コンウェイ教授はすぐさまこの解法を分析し、ルールをいろいろ変えてみてこのルールに落ちついたそうです。

出典:遊びの博物誌(著者:坂根巌夫 発行所:朝日新聞社 発行年月日:1977年7月30日)

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