「Comic Studio」 の会社に、 「ソフトが重い」 と送ったユーザーサポート依頼のメールの返事は本日きませんでした。 このまま返信なさそうな勢いです。 仕方ないので、色々と実験・観察してみました。 とりあえずまずやったことは、RAMディスクを作成して、ファイルや仮想メモリをRAMディスク上に移してみようということです。 RAMディスクは、 「RAMディスクドライバ ERAM for Windows95/98/Me」 を使って作りました。 以下結果です。 まず、 「ファイルをRAMディスク上に置く」 のは効果がありませんでした。 次に 「仮想メモリをRAMディスク上に置いてみよう」 としてみたのですが、 「Comic Studio」 上ではRAMディスクは認識できませんでした。 どうやら、RAMディスクやリムーバブルディスクは選択できない仕様のようです。 いきなり両方とも敗北(T_T しかたないので、ソフトの処理でどこらへんに時間がかかっているのかを観察してみることにしました。 結果、どうやらサムネイルの構築に時間がかかっているような感じがしました。 ペンを使った後のサムネイル構築までの遅延時間を0にすると、いきなりペンがほとんど使えなくなるぐらい重くなったので、サムネイル構築にかなり時間を食っているような印象です。 「じゃあ、サムネイル構築処理を省けば早くなるはず」 と思い、あれこれ設定をいじたったりしたのですが、どうもこの処理は省けないようです。 サムネイルを表示していなくても、計算だけはしっかりとやっているようです。 ぐぅ。 「Comic Studio」 ではスレッドが2つ走っているので、こういった処理はバックグラウンドで処理して、ソフト自体が待機状態になってしまうのは避けるような仕様になっているっぽいのですが、どうもうまく働いていないようです。 うーん、どうにかならないかなあ。 ちなみに、 「PhotoShop」 のスレッドは3本でした。 というわけで、ソフトが重いのは本日解決できませんでした。 ソースコードがあるなら自分で改造すれば解決しそうな問題なのですが、ないのでどうにもできません。 こういう状態になると、 「LINUXはいいな」 とか思ってしまいます。
さて、本日のテストは 「1時間で描いてみる」 です。 重い処理の部分を極力使わないようにして、1時間でどの程度の絵が書けるかを試してみようという試みです。 お題は 「猿」 。 本日、 「猿の惑星」 を見に行ったからです(^^;
● 下書き
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2~3分ぐらいで描いた殴り書きです。 下書きはサクサクと描けます。
● ペン入れ
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昨日は拡大、縮小を繰り返して細部まできちんと描こうとしたのですが、今日は拡大せずにバンバン描くようにしました。 ちなみに主線は0.8mm、補正20の入り・抜きありのGペン、影や毛は0.4mm、補正3の入り・抜きありの丸ペンです。 ちょっとわかりにくいかもしれませんが、線の再現性は結構高かったです。 あと、気づいたのですが、ペンで複雑な線を一気に描くのは駄目なようです。 パスの曲がり角ごとの位置が近いと曲がり角が省かれるので、細かい部分を描くときには、こまめに線を区切ったほうが良かったです。
● ベタ
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マジックツール (サインペンみたいなもの) で枠を塗って、塗りつぶしツール一発なので楽勝です。
● 消しゴムかけ(下書きを非表示)
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下書きは非表示にしてみました。 完成形を想定していろんなところを省いているのでまだ変な感じです。 次からはトーンです。
● トーン1枚目
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トーン貼りは非常に簡単です。 削り過ぎても、後で塗りつぶせば簡単にトーンが復活するのはデジタルならではの強みですね。 削りの再現も簡単にできます。
● トーン2枚目
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1枚目と同じ角度で貼り合わせています。 だいぶ絵らしくなってきました。 影の影を2枚目のトーンで表現したので、だいぶ絵が引き締まってきました。
● トーン3枚目
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パラメータは忘れました。すみません。 鎧の部分です。 一応ここまでで、絵として見られるものにはなってきました。
● 仕上げ
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色々描いているのですが、縮小しているのでさっぱりわからないですね(^^; 「36dpiにしたもの」 (17KB)を作成していますので、お暇なかたは見てみてください。 縮小しているのでモアレが出ています(^^; さて、ここまでで全工程1時間でした。 処理待ち時間がなく、作業に慣れれば、30分くらいでこの程度の絵なら描けるようになると思います。
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