Comic Studio マスターへの道 その5
内部処理

(2001.08.18)

 「重い」 件に関してユーザーサポート依頼のメールを送っていたのですが、8月15日の21時55分発で解答が返って来てました。

(この時間ってどこの基準時間なんでしょう、ちょっと調べるのは面倒なので端折っています)

 さて、さくさくと結論から入ろうと思います。

 以下返信より、技術的な内容の部分を抜粋です。

 「若干ComicStudioの内部的な処理のお話をいたしますと、あらゆる表示サイズ変更や表示位置変更に備えて巨大なマンガデータをあらかじめレンダリングしてメモリ上で確保しておくことは、かえって他の機能のところでオーバーヘッドが生じてしまいます。

 このため、さまざまな処理の総合的なバランスを量って、現在の処理方式で実装させていただいております。」

 ということなので、どうもマンガデータのレンダリングに時間がかかっているようです。

 でも、アンドゥーのデータぐらいは持っていてくれてもいいのになあと思います。マンガ家はアンドゥーなど使わないのでしょうか(T_T

 それ以前に、もしかしたら作業用のプレビューと印刷用のデータを区別せずにレンダリングしているのかもしれません。

 処理方法次第では劇的に早くなると思うのですが、・・・重いのはうちだけなのかなあ。

 技術的なことを推測する情報をもう1つ。

 昨日、裏設定スイッチがないかと思い、 「Comic Studio」 のレジストリを見ていたのですが、 「Polygon」 というパラメータが沢山でてきました。

 3Dグラフィックみたいに、ポリゴンのデータを持っていて、そこからレンダリングしているのかもしれません。

 「パスに、線の太さのデータを持たせた」 という設計思想かと思っていたのですが、「3Dグラフィックのポリゴンを平面的に処理」 という発想が設計思想の元なのかもしれません。

 そういう設計思想だと、今後プレビュー機能の充実が成されていくかもしれません。

 3D系のソフトはあの手この手で、作業の効率を上げるためにプレビュー機能を強化していますから。

 というか、プレビューの高速化をぜひとも実現してもらいたいなあと思います。

 高速化の件に関しては、「しかしながら、現在の処理能力に対するユーザー様よりの改善のご要望は真摯に受けとめ、今後のアップデートの参考にさせていただきたいと考えております」と返事をもらっているので、今後改善してくれるかもと期待しています。

 本日 「Comic Studio.net」 に1.03の差分パッチが近日中に出ると発表があっていたので、きっとその次の次ぐらいには高速化も対応してくれるのではと密かに期待しています。

 また、 「作品発表機能の公開テスト」 も始まっています。

 Webで公開できる形式に変換する 「ツール」 もようやく公開になっているようです(現時点ではバグでマンガが見れないみたいですが)。

 というわけで、色々と進んできているようです。

 しかし、掲示板を見てきたのですが、 「重い」 と言っているのは私だけです。

 実はみなさん 「軽い」 のでしょうか。

 滅茶苦茶気になります。


 さて、重いのが自分のマシンの環境だけかを試すために、ノートパソコンにもタブレットと 「ComicStudio」 をインストールしてみました。

 また、メモリーの割当量などを調整したりもしました。

 ですが結果はやはり変わらず、・・・重い。

 CPU速度を上げる以外は、今の所解決方法は思いつきません。

 「・・・クロックアップ?」

 ちょっと本気で考え始めています。

 あと考えられるのは、 「NT系では早いのかも?」 ということです。

 試したのは、Win98とWin98SEなので。

 しかし我が家のNT系マシンはご老人なのでちょっと(だいぶ)推奨環境を満たしていません。

 CPUのクロックアップも視野に入れて、何とかしてみようかなあと思います。

 「Comic Studio」 の特集文章なのに今日は絵なし。

 次は描きたいものです。


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