2つ(以上)のマシンをサーバーとクライアントとして接続するには、予めサーバーにするマシンとクライアントにするマシンのLANの設定を正しくおこなっておく必要があります。
以下、その方法を説明します。
※ ケーブルの接続方法、LANボードの設置など、LAN接続の基本的操作は既にできるものとして解説しています。
デスクトップにある「ネットワークコンピューター」の右クリックで「プロパティ」を選択します。
開いた「ネットワーク」ウィンドウで「ネットワークの設定」ページを選択します。
「現在のネットワーク コンポーネント」から、現在使用している「TCP/IP -> ~(任意)」を選択します。
「プロパティ」ボタンをクリックします。
「TCP/IPのプロパティ」ウィンドウが開きます。
「TCP/IPのプロパティ」ウィンドウの「IPアドレス」のページを開きます。
以下、サーバー、クライアントの設定方法を解説します。
※ 以下、数値の設定は私が採用している数字の設定です。
○サーバー側の設定
「IPアドレス」のページの「IPアドレスを指定」をチェックします。
「IPアドレス」に「192.168.x.y」(x,yは0~255の間で任意)と入力します。サブネットマスクには「255.255.255.n」(nは0~255の間で任意)と入力します。
○クライアント側の設定
「IPアドレス」のページの「IPアドレスを指定」をチェックします。
「IPアドレス」に「192.168.x.z」(x,zは0~255の間で任意、yとzは違う値)と入力します。サブネットマスクには「255.255.255.n」(nは0~255の間で任意)と入力します。
以上で設定は終わりです。
※ 同じ英数字で書いている値は、同じ値を入力しなければなりません。
それぞれのパソコンを再起動して、デスクトップの「ネットワークコンピューター」をダブルクリックします。
お互いのパソコンが見えていればLAN接続は完了です。
○おまけ
LAN上のコンピュータがうまく見つからない場合は以下の操作をおこないます。
デスクトップの「ネットワークコンピュータ」をダブルクリックして、「ネットワークコンピュータ」ウィンドウを開きます。
「ネットワークコンピュータ」ウィンドウの「アドレス」入力欄に、「\\コンピュータ名」と入力して「Enter」キーを押します。
そうすれば、直接そのパソコンに接続できます。
接続するパソコンは、あらかじめアクセス可能なフォルダを「共有可能」に設定しておく必要があります。
この「フォルダの共有」は、各フォルダの「プロパティ」から可能です。
また、マシンを使っているうちにLANの接続が切れてしまうときがあります。その際は以下の操作をおこない、デバイスの情報を更新します。
デスクトップの「マイ コンピュータ」を右クリックして「プロパティ」を選択します。
「システムのプロパティ」ウィンドウが開きます。
ページタブの中から「デバイスマネージャー」のページを選びます。
「更新」ボタンをクリックします。
デバイスの情報が更新されて、LANが再度接続されます。
この方法を片方のマシンでおこなってもうまくいかない場合は、サーバー、クライアントの両マシンでこの操作をおこなってください。
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