タイトル | #電書ハック |
書名(カナ) | デンショハック |
作者 | 柳井政和 |
定価 | 880円(税込) |
発売日 | 2018年11月09日 |
発売元 | 株式会社 文藝春秋(書籍ページ) |
発行形態 | 電子書籍 |
電子書籍は紙の本を駆逐する悪魔か、それとも出版界を救う救世主なのか!?
文学少女が編集者として一人立ちしていく姿を追いながら、変貌する出版界の明日を占うお仕事小説。
小説が好きで出版社に就職した春日枝折だったが、配属されたのは電子書籍編集部。
古典を愛するアナログ少女は、デジタル化の時代に突入した出版界の荒波に揉まれることに!
紙の本から戦力外通告を受けた官能系老作家。
ネット民には刺さる引きこもり系作家。
デジタル人間で紙の本には目もくれない電子書店員。
思いもしない面々との出会いに目を白黒させるばかりの枝折だったが、作家たちの間で出版界へのテロ攻撃、〈電書ハック〉の計画が持ち上がっていることを知り……。
様変わりする出版界と読書界の中で、枝折は編集者として自分の生きがいを見出すことができるのか!?
春日 枝折(かすが しおり):本が好きで、本人は文学少女だと思っているが、ワイルド系タフネス少女。大手出版社に入るも、電子書籍編集部に回される。
岩田 薫(いわた かおる):電子書籍編集部のトップ。本来は本好きだが、電子書籍を強く推進している。豪放磊落。
漣野 久遠(れんの くおん):ネット出身の文学青年。紙の本からドロップアウトして追い詰められている。ネット時代の過去を明かしていない。ネットでの出版界へのテロを考えている。
南雲 初道(なぐも はつみち):元編集者の老作家。紙の本からドロップアウトして追い詰められている。漣野と出会うことで、新たな道を模索し始める。
芹澤 鷲雄(なせりざわ わしお):紙の本の編集長。岩田の同期。売り上げ重視の冷徹な男。多くの作家を切ってきた。
有馬 博士(ありま ひろし):新興IT企業の電子書店担当。叩き上げのプログラマ。IT企業の目から、出版業界の理不尽さを徹底的に攻撃する。
1975年福岡県北九州市生まれ。97年熊本大学理学部生物科学科卒業。ゲーム会社勤務を経て、現在クロノス・クラウン合同会社代表社員として、ゲームやアプリケーションの開発(*1)、プログラミング系技術書や記事の執筆をおこなう。
著書に『マンガでわかるJavaScript』(*2)『プログラマのためのコードパズル~JavaScriptで挑むコードゴルフとアルゴリズム』など、技術書多数。
2016年、第23回松本清張賞応募作「バックドア」が最終候補となり、改題した「裏切りのプログラム ハッカー探偵 鹿敷堂桂馬」にて小説家デビュー。
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