タイトル | 裏切りのプログラム |
サブタイトル | ハッカー探偵 鹿敷堂桂馬 |
書名(カナ) | ウラギリノプログラム ハッカータンテイ カシキドウケイマ |
作者 | 柳井政和 |
定価 | 本体1,500円+税 |
発売日 | 2016年08月27日(土) |
ジャンル | エンタメ・ミステリ |
発売元 | 株式会社 文藝春秋(文藝春秋BOOKS【立ち読み】あり) |
ページ数 | 312ページ |
判型・造本・装丁 | 四六判 小口折 並製カバー装 |
初版奥付日 | 2016年08月30日 |
ISBN | 978-4-16-390508-2 |
Cコード | 0093 |
安藤裕美は、人材派遣会社を経て20代で会社「コードエージェント」を立ち上げ、腕のよいプログラマーを企業に斡旋している。だが、取引先で、自分の会社が送り込んだプログラマーが企業データを暗号化して失踪し、”身代金”7000万円を要求してくるという大事件が起きる。
「電子おくすり手帳」5万人分のデータを人質に取られているため、警察に通報して事件が公になれば会社は社会的信用を失う。極秘の捜査を依頼され、安藤は出資者の東城院加奈子から、補佐役として奇妙な青年を紹介される。鹿敷堂(かしきどう)桂馬。いかにもやる気のなさそうなこのプログラマーに、安藤は苛立ちを覚えるが……。
「ぼくはプログラマーなので、コードで答えさせてもらいます」
「プログラマーという人種はですね。
他人とともに、自分も信じない人間なんですよ」
いかにもやる気なさげなプログラマー探偵、鹿敷堂登場!
相棒の安藤裕美をイラつかせながらも、やるときゃやる!
第23回松本清張賞の最終候補作となり、選考会では激論の末、2度の決選投票で受賞作「待ってよ」に僅差で敗れた理系ミステリー。惜しくも受賞は逃しましたが、
「探偵役の鹿敷堂がいいキャラクターなので、シリーズ化に挑戦してほしい。プログラマーの世界をもっと読みたいという意見は(選考委員)全員一致した」(石田衣良氏・選評より)
「働くひとたちへの熱い応援の気持ちと、社会やシステムへの疑問と怒りが作品にこめられていて、とても胸打たれた。しかしそれだけではなく、登場人物が魅力的で、読んで楽しい小説!おすすめです!」(三浦しをん氏)
と、選考委員達からの高い評価と熱い支持を受けて出版の運びとなった、超一級のエンターテイメント小説です!
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