お部屋日記 (不定期刊行予定) |
● 2000.10.29(日) お絵描き掲示板 ここ数日延々と「お絵描き掲示板」にはまっています。 おかげで睡眠時間を削られっぱなしです。 おかげで昼夜逆転気味です。毎日5~6時に寝ています。 この「お絵描き掲示板」なんですが、これがなかなか難しいです。何が一番難しいかと言えば、「マウスで線を引くこと」です。 「マウス」というデバイスは、元々線を引くことを考慮して作られていません。 「マウス」の主たる目的は、画面上の任意の場所を選択することです。ドラッグ&ドロップという操作もありますが、これは副次的な目的です。ましてや、「マウス」で線を引くことなどまったく考慮されていません。 ですので、本気で「お絵描き掲示板」で絵を描こうと思えば「ペンタブレット」を買う方がよさそうです。 次に難しいのが「モニタ」が小さいことです。私の部屋の「モニタ」は17インチなのですが、この狭さでお絵描きをするのは至難の技です。 何せ、絵を描いているときに、画面上にツールが全部入りません。 スクロールをしながらツールを選択しないといけません。こういった物理的制約があるのでけっこう大変です。 また、「お絵描き掲示板」のツールにも大変なところがあります。 まず、描いている途中で「セーブ」ができません。そして、CGIでアップするときにエラーが起こったら、その絵はパー。一発勝負の真剣勝負です。結構吐きそうになる緊張感です。 あと、色選択の動きが遅かったり、拡大表示すると極端に動作が遅くなったり、なかなか大変な点が多いです。 でも、「ハマるほど面白い」です。 何より、「絵を描いてその絵をベースにコミュニケーションする」というのは、私の好きな「雑誌投稿」と同じ種類のコミュニケーションです。 いや、もうメロメロです。 倒れる前に止めないとと思いつつ、今日も絵を描きに行ってきました。 あれっ、そう言えば最近ホームページ更新してないですね。そうそう、JAVAオセロもだいぶ強くなってきました。 |
● 2000.10.27(金) JAVA その4 昨日は朝6時近くまで「JAVA」のプログラムを書いていました。そのためにお部屋日記は休載でした。 今作っているのは、「JAVA」でとりあえず作るアプレットの定番「オセロ」です。 最近は思考ルーチンを強化しているので、少しずつ強くなり始めています。 実は今回の「オセロ」のプログラムで初めて「再帰処理」をおこないました。今まで色々プログラムは書いてきましたが、まったく「再帰処理」を必要としないプログラムばかりだったので今回初挑戦でした。 最初は頭の中で処理をトレースして計算しようとして、できなくてウンウン唸っていましたが、心を空にしてプログラムを書いてみたら存外簡単だったので拍子抜けしてしまいました。 プログラムを書く前は散々悩んでいたのに。道を歩いていてもずっと計算してました。 さすがに1000個を超える処理を頭の中でトレースしても無駄ですね。こういうのはパソコンに任せてしまった方が良いです。 しかし「JAVA」はオンラインドキュメントが使いにくいです。 日本語版のドキュメントはダウンロードしてきているのですが、ちょっと探し物をしたいときに、その命令がどこにあるのかさっぱり分かりません。 そのため分厚い本(※1)を買って引き引きしながらプログラムを書いています。 どこかに便利なヘルプは落ちていないかなあと思っています。 ヘルプと言えば、私が良く使っている「HSP」のヘルプは非常に使いやすいです。まあ、命令の数が極端に少ないからでもあるのですが。 そう言えば、うちで開設した「秀丸ちま~る」のできはどうなのでしょうか? 閲覧数は思った以上に多いです。もし要望があれば色々と追加・改定していく予定です。 「秀丸ちま~る」は本人も使っているので、時々細かい所直したりしています。そのうち「マクロ DE マクロ」とかの記事も追加しようかなと思っています。 ※1 : 「JAVA プログラミング 1001Tips」(著:Marc C.Chan Steven W.Griggith Anthony F.Iasi/発行:株式会社オーム社) JAVA の参考書を買おうと思い1冊買いました。参考書のつもりで買ったのに読むと面白い。 「JAVA を作った人たちはこう考えていたんだ」「だからここはこういう仕組みになっているんだよ」みたいなことが書いてあるので、通勤の電車で読んだりして楽しんでいます。 |
● 2000.10.25(水) ハマリ道 ハマッています。 ここ数日は「オリジナルスクリプト作成」と「お絵描き掲示板」にハマッています。 「オリジナルスクリプト」は、「秀丸エディタ」のマクロを使ってテキストファイルを走査して、「オリジナルスクリプト」を実行してホームページのデータを出力するというものです。 これが存外面白い。というわけでハマッています。自分勝手に関数を増やしたりして遊びまくっています。 こんなんで「最高っ!」とか叫んでいるので、お金がかからなくて生活に困りません。ちょっと情けないかも(T_T 「お絵描き掲示板」は、ブラウザ上で絵を書いて投稿掲示板に投稿するってやつです。 これが無茶苦茶面白い。「本家サイト」ですは、絵を書いている間に絵がどんどん増えていきす。1日で20~30の絵が増えていて凄すぎです。 そのうち、うちの部屋でも導入しようかと検討中です。 というのも、BIGLOBEのサーバーの最低容量が5MBから一気に10MBまで増えるからです。 でも、BIGLOBEのCGIでそんな重そうなのを走らせると、テレホタイムがやばそうです。でも、面白いです「お絵描き掲示板」は。 |
● 2000.10.18(水) 温泉 昨日まで出張に行っていました。その出張先で温泉に入ってきました。 最近は部屋のシャワーだけで入浴を済ませる生活を続けていたので久しぶりに伸び伸びとできました。 やはり夜空を見上げながらのお風呂は最高です。銭湯と違って温泉は、お湯の種類によって肌触りが違うのがまた楽しいです。(※1) 元々大きなお風呂が好きなので、温泉や銭湯に行くとそれだけでウキウキしてきます。 大きなお風呂が好きになった遠因は子供の頃にあります。 親に連れられて関門海峡(本州と九州の間の海峡)を見下ろす和布刈(めかり)の海岸に立っている銭湯に良く連れて行ってもらったからです。(※2) 夕日の沈む関門海峡を見下ろしながら、波の音を聞きつつ楽しむ大浴場は、子供心にも感動的なものでした。 そして大学時代の生活が大きな風呂好きの決定打になりました。 寮には各部屋に風呂がなく、その代わりに共同の大浴場がありました。その大浴場で好きなだけゆるゆると入るお湯は何とも贅沢なものでした。毎日がリゾート気分でした。 また、就職してから1年半くらいは風呂のない部屋に住んでいたので、毎日20~30分歩いて銭湯に通っていました。そこの銭湯が温泉が出ている風呂だったので極楽でした。 こうやって見ると、私は大きなお風呂運についているのかもしれません。人生の色んなタイミングで大きなお風呂を満喫しています。 今でも友人が部屋に泊まりに来ると、連れ立って銭湯に行ったりします。広い風呂で羽根を伸ばすのは私にとって最高の贅沢です。 ※1 : アルカリ系のお風呂はヌルヌルしていて気持ち良いので好きです。 また、今回の温泉には「ハマーム」というトルコの蒸し風呂もあったのですが、サウナと違い温度が低く、息苦しくなくて気持ち良かったです。かなり気に入ってしまいました。 ※2 : 関門海峡付近地図の福岡県側の関門橋のちょっと南あたりがそのお風呂のあった場所です。眺めは絶景でした。 |
● 2000.10.17(火) インストール速度 今日は「めもくり・スキン」の新作ラッシュでした。 本当は今日がラッシュだったわけでなく、ここ数日に分けてご投稿いただいたスキンを本日まとめてアップしただけです(※1)。 しかし、これまでこんなにスキンの投稿が集中したことはありませんでした。 「なぜか?」その理由が非常に気になります。 私は、その理由はソフトの「インストール速度」に関係があるのではないかと考えています。 以下、「インストール速度」の説明をおこないます。 ここで言う「インストール速度」とは、ソフトの利用者の方が、そのソフトのアップグレードをおこなっていく速度のことです。プログラムをローカルディスクにインストールする速度ではありません。 この「インストール速度」を私が考えるようになった理由は「ウェブ・ユーザビリティ」(※2)という本にあります。 ここ数日読んでいたこの本に面白いデータが載っていたからです。 そのデータとは、「インストールの法則」という項で語られている内容です。 「ウェブが普及し始めた頃には、ブラウザをアップグレードする人は週に2%だけだった。毎週2%の人がアップグレードするということは、その50倍の週、つまり約1年で100%アップグレードする計算になる」 この数字は1998年~1999年には「アップグレードする頻度は1%程度に落ち着いている」そうです。 これは非常に興味深い数字です。実際に自分のことを振り返ってみても、ブラウザやソフトをそんなに頻繁にアップグレードしません(ちなみに作者は昨日、SUSIEのアップグレードを数年振りにおこないました(※3))。 この数字から考えれば、バージョンアップしてからの普及、そしてそのフィードバックには相当な時間がかかるものと思われます。 また、もう1つ面白い記事があります。「人月の神話」(※4)の「二歩進んで一歩下がる」という項に載っていた文章です。 要約すると以下のようになります。 「インストール直後ソフトウェアのバグは多く発見され、その後収束に向かう。しかし数ヶ月後、熟練してきた利用者により再びバグの発見数は上昇する」 元々スキン機能は「表示サイズなどの見え方の自由度」を求める声が大きかったために組み込んだ機能です。 この機能が、「めもりーくりーなー ver 2.00」以降2.5月経ち、ようやく使われ始めたのではないかと推測しています。 2.5ヶ月の時間を経て、インストール率も5%に達し(全ユーザーの中の5%は大きな数字だと作者は思う)、熟練者の数も増え、それらの熟練者の方々が不満点の自己解決に向かった結果なのだと考えることができます(※5)。 「めもくり・スキン」の投稿が増え始めたということは、ようやくver 2.00代が浸透し始めてきた証拠だと思っています。 ※1 : これは出張と重なってしまったためです。ご投稿いただいた方々にはご迷惑をおかけしました。 ※2 : 「ウェブ・ユーザビリティ」(著:ヤコブ・ニールセン/発行:株式会社エムディエヌコーポレーション) ウェブサイトの使い勝手の良さがいかに大事か、そのためにはどういったことを考え、実現しないかを書いた本。ウェブサイト作りに非常に役に立つ。この本の教訓を受け、トップページをまた改装予定。 ※3 : いかにアップグレードをしていなかったかは、ヘルプ記載のURLに行っても既にホームページがなかったことからも推察される。 ※4 : 「人月の神話」(著:フレデリック・P・ブルックス・Jr/発行:株式会社ピアソン・エデュケーション) 複数人数でおこなうソフトウェア開発の難しさとその解決へ向けての様々な方策についてかかれた本。プログラマーやソフトウェア開発プロジェクトに向けての本だが、「チームで仕事をする人間たち」に焦点を当てた本なので、プログラムを書かない人にもお薦めできる良書。 ※5 : 参考までにデータを示しておく。 「めもりーくりーなー」のVectorでの1ヶ月あたりのダウンロード数が7,000~15,000人。平均すると10,000人。 るてんのお部屋での1日あたりの平時でのダウンロード数が300~500人。平均すると400人。 雑誌の平均掲載誌数が1ヶ月あたり4冊。PC誌の実売数がどのくらいか不明だが、他の雑誌の実売数から考えて10,000~100,000人。実売数20,000人としてその1%で200人。1冊あたり200人がインストールしていると仮定して、4誌で800人。 これらのデータから月平均インストール数が、Vector10,000人、お部屋12,000人、雑誌800人の合計22,800人。1ヶ月が4.5週なので、1週間あたりのインストール数は約5,000人。 この数字がもし全体の1%であるならば、「めもりーくりなー」の推定ユーザー数は500,000人になる(実際には100,000人程度だと推測している)。 |
● 2000.10.05(木) b2mcs その6 連日5時過ぎまで「b2mcs」の開発をやったり、ホームページの更新をおこなっているので、だいぶ吐きそうな勢いです。 先週末にプレイしたK.G.B.のゲームの結果も書きかけなのですが、先に「b2mcs」のサンプル・サイトを公開しました。 まだ、アクセス解析で使っているCGIにバグがあって、過去の履歴ファイルがここ数日壊れています。うーん、頭の中ではきちんと動いているのですが。なかなかうまくいかないものです。「b2msc」のサイトも同じCGIで動いているので、何とかしてバグを取らないといけません。 さて、調子に乗って一晩で結構な量のバナーを作ってしまいました。自分で実験している間はWebサーフィンで拾ってきたバナーで良いのですが、さすがに公開となると人のバナーではまずいです。自分で描いたものでないといけません。 しかたないので、だいぶ手抜きでバナーを量産しました。どこら辺あたりから力尽きてきたのかを想像するのも面白いかもしれません(^^; あとは、CGIの安定を確認できたらソフトの公開を開始します。「b2msc」の最終版(?)は今日コンパイルしました。問題がなければこのままリリースできます。 後、最新仕様に対応した「めもりーくりーなー ver 2.005」も完成しています。 「めもくり」の方は先に公開しても構わないのですが、そろそろ眠いので今日は寝ようと思います。 「b2msc」で出力したスキンの感想などもいただけたら嬉しいです。と、こっそり催促してみます(^^; |