その文中、食葬という単語を初めて見ました。
以下にその文を引用します(引用は77ページより)。
葬儀屋さんがあらゆる葬式のうちで最高なのは食葬ですと言った。本文は、谷川俊太郎の詩集「世間知らず」(思想社)の冒頭「父の死」を引用した部分です。父はやせていたからスープにするしかないと思った。
この食葬という言葉に違和感を持ち、数ページ進んだ後に初見であることに気づき、慌ててメモに書き写しました。
知らなかった言葉というのも理由の一つなのですが、日本で食葬があったのか否かを知りたいと思い、調べなければと思ったわけです。
早速その足で渋谷最大の大型書店Book1stに行き、書籍検索機で食葬という言葉を調べました。
検索機の解答は、該当書籍なし。
新書コーナーのタイトルを全て確認し、食葬および葬儀関係の書籍を探してみましたがこれも空振り。
民俗学のコーナーにも専門の本はなく、民俗学辞典や神話辞典、広辞苑、古語辞典にも項目はありませんでした。
図書館に行くべきだったと反省。
しかし時間は既に夜。
しかたない、インターネットで検索するか。
部屋に戻り、Googleで検索してみました。
結果は26件。
その中から、参考になりそうなページは以下の通りでした。
上述の谷川俊太郎の「父の死」に対する批評のページです。
古代のお墓という項目で食葬についての記述があります。
食葬についての記述があるエッセイです。
ただ、日本にも食葬という文化があったのではないか。
これは調べる必要がありそうです。
葬儀や葬礼に関する勉強はまだおこなったことがないので、機会を持ち、きちんと学ぶ必要性を感じました。