2001.09.24(月)02 トゥルーマン・ショー

 2001年9月11日に映画「トゥルーマン・ショー」のビデオを観ましたので感想です。

 実験映画みたいでした。

 あまりハリウッド映画っぽくなく、少し驚きました。

 低予算で作られた野心作といった雰囲気でした。

 割りと面白かったですが、ラストの締めが弱かったです。

 ラストの意味を理解するのに2秒くらいかかりました。

 ラストのシーンの後、ラストを補うシーンでやっと、そういう解釈をしないといけないのかと初めてわかりました。

 映画館では正直見ない映画かなあと思いました。

 映画としての満足感が足りません。

 とは言え、この映画を見た目的が映画の内容ではなく、主演のジム・キャリーを観ることだったのでおおむね満足しました。

 ジム・キャリーは百面相のように言われています。

 たしかに表情がくるくる変わって面白いのですが、彼の最大の魅力は切ない顔だと私は思っています。

 こうしたいんだけど、できない。

 こうなりたいんだけど、なれない。

 そういった悲しい内面を覗かせる切ない顔。それがジム・キャリーの魅力だと思っています。

 彼は悲しい演技がうまい。

 アクション俳優、演技派俳優、コメディー俳優など、世の中にはいろいろな俳優の種類がいますが、ジム・キャリーは悲しみ俳優だと思います。

 そんなことを考えているのは私だけかもしれませんが。

 またジム・キャリーの切ない顔を見るために、ビデオを借りるかもしれません。

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