目的は、アグネス仮面連載再開記念ということで、漫画アグネス仮面の単行本の購入でした。
しかし、アグネス仮面は発見できず、書店の店内を散策していると、ふと視界に平積みの漫画の表紙が目に入りました。
漫画の題名は「天国に結ぶ戀」、漫画家は「大越孝太郎」でした。
「これは私が購入する本だ」
時々、何か磁力や引力を感じるときがあり、そのときは何も考えずに行動を起こすことにしています。
そのままカウンターに本を持っていきました。
価格は1200円。
さて、漫画の話しをしようと思います。
漫画の主人公は、昭和初期のシャム双生児の兄妹です。
昭和初期、主人公たちは裕福な家庭に生まれます。しかしこの時代の常、兄妹たちは世間体のため、家に軟禁されて成長していきます。
そして起こる関東大震災。世間は天地動転し、家という安全な殻が破れた兄妹は、初めて世間と正面から向かい合わざるをえなくなるのです。
モチーフに見世物小屋、暴力、エロスを配し、丸尾末広を彷彿とさせる内容でした。
あまり細かく書くと、気分を害される方もいそうなので詳細は書きません。
今まで全然知らない漫画でしたが、それはガロ連載の漫画のためでした。ガロはチェックしていないので、今日気付かなければ一生気付かなかったかもしれませんでした。
非常に面白かったです。
今日はいい漫画に出会えたなと思います。
新年そうそう縁起がよいです。