門司港駅から海岸沿いに歩いて15分、ちょうど関門橋の根元にあたる部分が和布刈になります。
和布刈の一帯は低い山状になっており、山の裾がそのまま崖となり海に落ち込んでいます。瀬戸内海国立公園の一部にもなっており、山の緑と海の青がまぶしいコントラストをなしています。緑と青のキャンバスの中、雄大な関門橋が白く一本伸びています。この景観に魅かれる画家たちが少なくないのも頷けます。
対岸の下関の山々と、冴え渡る青い空を背景に、海から吹き付ける風が夏場は気持ちのよい場所です。
ここでデジカメのメモリーがいっぱいになったので、喫茶店に入ってノートパソコンにデータを移しました。Webにはアップしていませんが、実際はこの日1日で66枚の写真を撮りました。アップした写真は半分以下なのですが、枚数が多いので色味の調整やトリミングが大変でした。ノートパソコンのモニタ上でおこなっているので色は自身がありませんが。
軽くコーヒーを飲んだ後、再び出発。
1~2分ほど歩くと、めかり会館につきます。めかり会館は関門海峡をのぞみながら温泉に入れる非常によい場所です。子供の頃はよく入りにきました。
関門海峡に落ちる夕日を見ながら入る温泉は最高です。門司港に旅行する方は、ここで夕日を見ながらお風呂に入ることをオススメします。
この日はまだ夕日ではありませんでしたが、めかり会館のすぐ横で写真を撮っておきました。
この関門トンネル。地元の人はよく知っているのですが、人道という人が歩いて渡れるトンネルが付属しています。
この関門トンネル人道の入り口の写真が以下になります。
約13分歩けば、対岸の下関まで辿り着けます。半分ほどが下り坂で、その後上り坂になります。子供の頃は、自転車でよく下関に遊びに行ったものです。
和布刈神事がおこなわれる場所の写真も掲載しておきます。潮がすぐ近くまできているので、けっこう危ない場所です。関門海峡は潮の流れが速いですので。
子供の頃は、夏になるたびにほぼ毎日泳ぎに来ていました。
久しぶりに中を覗いてみると、滑り台プールの滑り台がなくなっていました。子供の頃はかなり遊んだ場所なので、ちょっとショックでした。
どんな奇抜な滑り方をするかで、子供時代は友人たちと争ったものです。ひっくり返ったり、回転したり、さまざまな滑り方をした子供時代が懐かしいです。
子供時代は荒磯そのままの海岸線だったのですが、いつのまにか護岸工事が施されていました。
昔はこの海岸に下りて、よく曇りガラスを探したものでした。海の波に洗われ、つるつるになった曇りガラス。フジツボを眺めたり、フナムシを追ったりした日々。
故郷はどんどんと姿を変えていきます。
今の子供たちが大人になったときにも景色は変わっていくのでしょう。
子供たちが、変わった景色を見てどう思うのか。できれば、変わった景色が美しいものであってくれればいいと思います。