● 2002.04.20(土)01 カルカソンヌを購入

4月19日金曜日に、大学の先輩たちと新宿で飲む予定があったので新宿のイエローサブマリンに行ってきました。

イエローサブマリンはTRPG、カードゲーム、ボードゲームなどのアナログゲームを多数取り扱っているチェーン店です。横浜にもあるのですが、新宿のお店にも寄っておきたかったので行ってきました。場所は新宿の西口と南口の間ぐらいです。

ついでに、どんな物が売っているかも見て回りました。目に付いたのは、地下1階で販売されていたロード・オブ・ザ・リングのミニチュアゲームでした。けっこう力を入れているのか、大きな展示台まで用意されていました。ウォーハンマー、メイジナイトと、ミニチュアゲームはけっこう人気があるみたいでした。利益率が高いのかもしれません。反復して購入する、コレクション性のあるゲームですので。

(※ミニチュアゲーム:騎士や怪獣などの小さな人形のコマをたくさん使い、戦闘などをおこなうゲーム。最近人気がある。参考:メイジナイト公式Games Workshop Japan Main Page

2階では、TRPG、ボード、カードゲームが売られていました。ボードゲーム系の同人誌T.O.Y.+も売られており、棚の一等地に置かれていました。けっこう人気があるのかもと思いました。ただ、肝心のボードゲームは店舗奥の壁に置かれており、そういう意味でもボードゲーム人気はまだまだなあと思いました。

結局この日に購入したのは、ドイツ系ボードゲームのカルカソンヌと普通のサイコロでした。

あとは、トライソフトに寄り、カタンの開拓が売られているのを見てきました。トライソフトは日本語版のカタンの開拓を、カプコン参入前にいち早く販売していたお店です。店頭に巨大なカタンの広告が描かれているのが壮観でした。



● なぜカルカソンヌを購入したか?

カルカソンヌ写真
カルカソンヌ の パッケージ

私はボードゲームが好きとは言え、ゲームに関しては財布の紐が固い方です。意外かもしれませんが、年に1本ぐらいしか購入しません。全部買っていると財布が持たないからです。

そんな中、カルカソンヌというゲームを購入したのには理由があります。以下、理由を挙げていきたいと思います。

  • 操作が単純。

  • ルールが簡単。

  • ゲーム内の法則の種類が少ない。

  • 例外ルールが極めて少ない。

  • 管理する資産(コマ)が少ない。

  • 助言ができる。

こういった特徴にはどういった利点があるのでしょうか。それは、ゲーム自体を普段プレイしたことがない人を呼んで遊ぶのに適しているという利点です。

K.G.B.の既存のメンバーで遊ぶ場合には、少々ルールが複雑だったり、ゲーム自体の難易度が高くてもそれほど困ることはありません。しかし、ゲーマーばかりで遊んでいたらゲーム人口は増えません。つまり、普段ゲームをプレイしない人向けのゲームを常備し、積極的に招待していく必要があります。

普段ボードゲームをプレイしている人の中には、カタンの開拓者たち(参考:カプコン カタン公式)を勧める人が多いです。

しかし、カタンの開拓者たちは、普段ゲームをプレイしない人にとって簡単なゲームというわけではありません。もう少し簡単なゲームを用意しておかなければいけないと思っていました。カルカソンヌはそういう用途に使えると思ったわけです。

カルカソンヌのプレイは簡単です。地形タイルを引く、地形タイルを置く、自分のコマを先ほど置いた地形タイルの上に置く、点数が入る。この繰り返しです。点数の入り方の法則性も1種類しかありません。道や城壁、修道院の周りなど、開いた所が閉じたときに点数が入る。これだけです。

カルカソンヌ写真
カルカソンヌ ゲーム中

そして何よりも重要なことは、ゲームの操作が他人にも全部見えるために、みんなで意見を言い合いながらプレイを進めることができることです。ボードゲームの初心者が陥りやすい問題に、「何をどう考えればよいのか見当もつかない」ということがあります。

これはかなり深刻で、そういう脳の使い方に普段慣れていなければ当然のことです。そのため、普段ゲームをプレイしている人達がどう考えているか、雑談しながら伝えられるという環境が必要になります。

このため、初心者向けゲームでは、隠された情報がないゲームが向いています。カルカソンヌは、地形タイルを引いた後に、全員がそのタイルを見ることができるので、助言を自由におこなうことができます。

ボードゲームという遊びの楽しみは、ゲームを遊ぶだけではなく、みんなと話をし、一緒に悩み、社交することにあります。そのため、こういう楽しみを誘導しやすいゲームが初心者を招待するときには向いています。

そういうわけで、上記のような条件を備えたゲームを探していたわけです。カルカソンヌは、幸い上記の条件に当てはまるので、初めてプレイした瞬間に、購入するゲームと決めたわけです。

早速その日の夜、K.G.B.の もじもじ壱號 さんと一緒にカルカソンヌをプレイしました。もじもじ壱號 さんの感想は、「カタンより何倍も分かりやすい。カタンは何度もプレイしたが、いまでもよく飲み込めていない。カルカソンヌは非常に分かりやすくてよかった」でした。

こういったゲームの分かりやすさ、難易度に関しては、普段ゲーム慣れしている人と、そうでない人でのギャップがあるのだと思います。もじもじ壱號 さんのように、散々ボードゲームをプレイしている方でさえそうなのですから、なおさらだと思います。

特に、現在ボードゲームをおこなっている人の多くが、10年以上のアナログゲーマーです。こういったギャップを埋めて行くのも、ボードゲーム普及のための課題の一つだなと思いました。

本当は、カルカソンヌよりもう1段階簡単なルールが必要なのかもしれませんが。

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