4月29日(月)に、関東JAGAに行って来ましたのでレポートです。
JAGAとは、日本ゲーム協会(Japan Game Association)の略で、多分ボードゲーム系では日本最大のサークルになると思います。1度行ってみようと思いながらまだ未参加だったので、今回4月の例会に参加してきました。
今回の会場は、目黒駅近くの田道ふれあい館という公共の施設の3階。横浜からだと、東急東横線に乗り、田園調布で東急目黒線に乗換えて目黒下車になります。東京でしたら環状線の目黒駅。交通の便の非常によい所です。
駅から歩くこと5~10分。目黒川沿いを進みます。行く途中、目黒川が非常に悪臭を発しており、ちょっと辛かったです。
田道ふれあい館にはすぐ到着。目黒川の汚れ具合とは対照的に、建物は非常に清潔で無臭の場所でした。こういう公共施設を見ると、K.G.B.でも公共施設を借りてもう少し人を集めてやった方がよいのかなと思います。実際に、この頃近くに公共施設がないかと探し始めています。
下が、会場になっていた田道ふれあい館の廊下の写真と実際のゲーム風景の写真です。
開始は13時。会場についたのは12時30分だったのですが、まだ誰もいなかったです。だいたい2時から2時半ぐらいから人が多くなるとスタッフの方がおっしゃっていました。
関東に来てからよく思うのですが、関東の人は時間にルーズなのかと思います。私が参加した他のサークルでも、時間ちょうどには人が集まっていなかったです。私の部屋でゲームを遊んでいるK.G.B.では、時間厳守でいつもおこなっています。時間に遅れる場合には必ず電話をしてくださいと言っています。
会場の写真を見ると分かる通り、参加者は非常に多かったです。通常は30人程度らしいのですが、この日はゴールデンウィーク効果で70人以上も参加者が来ていました。初参加の方も多かったようです。
以前JAGAが新聞に載ったときに、初参加が20名ほどきてびっくりされたそうです。この日もスタッフの方が驚くぐらいに人が来ていたようです。「消防法に引っかかるぐらい人が来ていそう」とスタッフの方がぼやいていました。
会場を見渡すと、K.G.B.や、西湘ボードゲームサークルなどでプレイをご一緒された方も多く、みんなゴールデン・ウィークで遊びたくてウズウズしているのだなあと思いました。
ボドゲ道のよーさんもいらっしゃっていたので、そのうちレポートが上がるのではないかと思います。マゼランをプレイされていました。
また、子供から年配の方、女性の方も多数いらっしゃったので少し驚きました。小さいサークルだと、どうしても20~30代の男性ばかりになってしまいますので。規模も大切だなあと思いました。
さて、ゲームのお話です。ゲームは、コンテナで搬入されていました。
コンテナ用の荷台まで用意されており、このゲームの数だけでも来る甲斐はあるなと思いました。
また、今回からの試みで「ビンテージゲーム」という、古いゲームをプレイする企画も用意されていました。第1回の今回のゲームは「フォーミュラ・ワン」でした。5時30分より、1卓プレイされていました。
こういう試みは面白いなあと思いました。ゲームの数の多い所ならではの試みだと思います。
さて、今回参加したゲームの名前と戦績です。
ライアーズ・ダイス 5人中2位
12星座ゲーム 4人中3位
ユリシーズ 5人プレイで負け
チャイナタウン 5人中1位
キャントストップ 4人中1位
魔女のレース 4人中4位
ワードバスケット 8人プレイ、一度も勝てず(T_T
今回のまず第一の感想は、参加者が多いとメンバーとゲームをとっかえひっかえしてプレイができるということです。人数が少なくて2卓ぐらいだと、なかなかメンバーを入れ替えてプレイすることは難しいのですが、これだけ人数が多いとフラフラしている浮遊メンバーがいるので、すぐに新しいゲームのメンバーを集めることができます。
また、スタッフの方もおっしゃっていましたが、プレイをほとんどせずに雑談中心の方もいるそうなので、そういう人が端数合わせに入ってくださるのも卓が成立しやすい要因なのかと思いました。
以下は、各ゲームの簡単な紹介です。
・ライアーズ・ダイス
プレイヤー全員がサイコロを隠して振り、全員の出した目の合計をどんどん高く宣言していくゲーム。間違うとドボン。どれだけばれないようにハッタリをかますかがミソになります。このゲームのリメイク版がブラフというゲームです。
・12星座ゲーム
12星座の星のマスに、自分の点数の書かれた星コマを置いて行き、各星座の合計点で得点を獲得していくゲーム。星座の形により、点数を隠しておけるマスと、点数を公開しておかなければならないマスがあり、どこにどの点数のコマを置くかが悩ましいゲームです。ボラックホール、連星など、特殊な星コマもゲームを盛り上げていました。コンポーネントが美しくてよかったです。
・ユリシーズ
あっちへふらふら、こっちへふらふらと、参加者の投票で行く先が決まる不思議なスタンプラリーゲーム。貯めたカードにより行く先への発言力が決まるので、基本的に無駄なカードの消費を避ける、資産管理ゲームでした。最後はなかなか終わらずにちょっと疲れました。
・チャイナタウン
お店と土地を自由に交渉して交換し、利益を上げて行くというガチンコ交渉ゲーム。ぱっと見誰が勝っているのかさっぱり分からないのですが、基本的に「相手と自分で幸せになりましょう」という交渉を成立させていくプレイヤーが強いようでした。一見取引の余地のなさそうな場所に価値を見出し、取引を成立させたときはかなり爽快です。「なるほど、そうすれば利益が出るのか!」と周りのプレイヤーに言わせたときにはニンマリしてしまいます。
・キャントストップ
サイコロ運のチキンレース。戦略性は0、自分の運を信じて、どこまでサイコロを振りつづけられるかがゲームの決め手。時には引くことも大切です。今回は、2周目で私がゲームに勝ってしまい、私の後番のプレイヤーの方は「一回しかサイコロを振れなかった~!」と嘆いていました。すみませんでした。
・魔女のレース
軽いノリのすごろくゲーム。特徴は、各プレイヤーの色のついたマスをランダムに並べ、その効果で順位争いをしていくところです。ほとんど運のゲームなのですが、ワープや追加移動の効果がたくさんあって、わいわいがやがやと盛りあがれるゲームでした。
・ワードバスケット
JAGAの会員の方が作られたゲームです。こちらに情報があります。基本的に縛りのあるしりとりゲームです。自分の持っているカードの文字が末尾につく言葉でないと宣言できません。最近日常生活の会話量が少なく、言語処理速度が非常に落ちていることが実感できました。少しへこみました。
JAGAでは毎回ジャガマガという会報を配布されています。この会報もよかったです。
ページ数は14ページと会報としては大部。ワードバスケットの製作秘話など、興味のある記事も載っていました。
ただ、紙のジャガマガは6月号で一旦休刊になるそうです。今後は、Webでのジャガマガが中心になるとのこと。ちょっと残念です。
今回はこんな感じでした。機会を見つけて今後も参加してみたいと思います。