秋葉原YSゲーム会で初見だった あゆかわ さんなのですが、その後、1週間の半分は電話で話しをしたり、お酒を飲んだりと親交が深まっております。
その影響で、秋葉原YSゲーム会の翌週末(5月18~19日)には、2人で大阪遠征に行くことになりました。展開が早いです。
※ そのため、この週末に行く予定だった他のゲーム会はキャンセルになりました。すみません(汗)
大阪遠征の主な目的は以下の通りです。
関東と関西のゲームカルチャーの違いを体験すること
骨折ゲームズ(水晶庭園他)の骨折様(参照:骨折大王宅 ゲーム会報告)にお会いし交流すること
港の利権のテストプレイ
5月18日の朝、あゆかわ さんと新横浜で合流。2人で新幹線、電車と乗り継ぎし、昼には河内長野に到着しました。今回お邪魔したのは、河内ゲームクラブ様です。
会場は河内長野市立文化会館「ラブリーホール」。その2階でゲームは行われていました。
到着すると、ワーウルフのプレイ真っ最中。あゆかわ さんと2人で挨拶をして部屋の中に入っていきました(ワーウルフのルールは、河内ゲームクラブの掲示板にもアップされてます)。
あゆかわ さんが、「新作のプレイをしてくださ~い」と何人かに声をかけ、港の利権の卓を作りました。
ドイツのゲームと勘違いしてくれないかなあと、あゆかわ さんはおっしゃっていたのですが、物の見事に手作りとバレました(^^;
「くそ~、これだからプロは!」と悔しがる あゆかわ さん。そもそも、こういう持って行き方をしたのは、できれば先入観を持たずにプレイして欲しいという意図があったからです。別に悪意はありません。すみません。
なぜバレたのかを聞く あゆかわ さん。
「あゆかわ さんの挙動が怪しかった」
「カードが不揃いだった」
「K.G.B.のサイトで知っていた」
等の意見が出ました。最後の部分に関しては、世の中狭いなあと思いました。ボードゲーム界は二親等だそうです。世の中狭過ぎです。
関東と関西のカルチャーの違いというのはあるようで、関東でおこなったテストプレイではまったく起こらなかった現象も起こりました。非常に貴重なテストプレイとなりました。以下、関西と関東の違いを挙げます。
関西では、関東の1.5倍のプレイ時間になった。
関西では、セメントプレイになった。
関東では60分だったプレイ時間が、関西では90分でした。また、私の意図として初級~中級者向けゲームとしていたのですが、実際にプレイされた上級者プレイヤーの方々からは、中級~上級者向けのゲームだとご意見を頂きました。
ここまで気合を入れた長考プレイをされるとは予想外でした。プレイ時間を60分から、60~90分に書き換えないといけないなあと思いました。
今回は、ルールとコンポーネントをお渡しし、ルールだけを見てプレイしていただきました。そこで、どの部分が分かり難かったのかについてもご意見を伺いました。
特に難しい部分という指摘はいただかなかったのですが、忘れやすいルールがいくつかありました。今後、その点の表記、ルールを整理しようと思いました。
その他いろいろとご意見をいただいたので、次のバージョンの参考にしようと思っています。
個人的には「何作目ですか?」という質問を頂いたのが意外でした。そういう質問が来るとは予想していませんでしたので。社会人になってから作ったのは、ゲームボーイで1本、プレイステーションで1本、ボードゲームが2本です(同人、学生時代は除く)。港の利権は、純粋なボードゲームとしては2本目です。(※ 一部、勘違いしていた部分をご指摘いただきましたので、修正しました)
今回のバージョンのコンポーネントとルールは、骨折様にお渡ししたので、関西の方もどこかでプレイ機会があるかもしれません。その際は、港の利権を知っていることを、他のプレイヤーの方にはプレイが終わるまで秘密にしていただければと思います。先入観を持たずにプレイしていただければと思いますので。よろしくお願いします。そして、感想をメールで直接頂ければと思います。
「もしかして、うちら関西初プレイ?」
「そうです」
というやり取りもありました。
今なら「世の中で?番目にプレイした!」「○○では初プレイ!」といった称号がもれなくついてきます。見かけた方はプレイをしていただければと思います(^^;
港の利権のテストプレイとは別に、いろいろとゲームを遊んできました。以下、そのゲームと結果です。
コロラド・カウンティ 4人中2位
クロンダイク 4人中4位
クロンダイク 4人中1位
水晶庭園 5人中4位
ワーウルフ 市民で死亡
ワーウルフ ワーウルフで負け
アクワイア 5人中5位
ワーウルフ ワーウルフで負け
コロラド・カウンティは、相場ゲームでした。4ターンの相場の変動する世代の間で、どの場所を占有して収入を得ていくかのゲームでした。初プレイだったり、ルールを忘れているメンバーばかりだったので、次にプレイするともっと面白くなりそうな展開でした。
クロンダイクは、砂金取りのゲームです。お盆の上で球を転がし、金色の球をより分けます。子供向けゲームなのですが、最初の1手番目でゲームが終了するのはどうかと思いました。
水晶庭園は骨折様のデザインされたゲームです。美麗なコンポーネントがよかったです。わいわいがやがやと30分程度で楽しめるゲームでした。
ワーウルフは、鬼が誰かを当てる推理ゲームです。ただし、特にヒントはなし。身内で遊ぶと大笑いできるタイプのゲームでした。お酒が入った席で遊ぶと、より盛りあがれます。パーティーゲームです。
アクワイアは、あゆかわ さんとお話をしてから、「今後数回はテーマを決めて打とう」と思った後の初プレイでした。テーマをここに書くと色々とばれるので書きません。次回は今回より打ち筋がよくなるはずです。
各所で話題になっている、カタン・トラベル・ボックスが置いてありましたので、写真を撮らせていただいてきました。
これはかなりできがよいなと思いました。小さくて、非常に持ち運びがしやすいです。
カプコン版のカタンと同様に、箱自体がカード立てにもなるようになっていました。
見たら買いたくなる人が多いのも頷けました。これはかなりよいです。
ゲーム会の打ち上げは、会場近くのイタリア料理店でおこなわれました。ワインを飲みながら、ゲームの話で盛り上がりました。そんな中、「るてんしとさん……ですよね」と言われて、思わずぶっと吹き出しそうになった瞬間もありました。世の中狭過ぎです。
また、「何歳ですか?」「28歳です」「うわ~、わっか~!」というやり取りもありました。30歳前後まで若者扱いのボードゲーム界は、若手の増強が急務だなと思いました。
色々話した中で、2点興味を引いた話題がありました。
1.ゲームを作る人の分かれ目は、ルールを書くかどうかにある
自作ゲームを作る人は多いだろうけど、じゃあその先に行くかどうかの分かれ目は、ルールを書くかどうかだという話です。
きちんとルールを書いて、身内以外の人達がプレイできるようにするかどうかが、分かれ目だという話でした。確かにこれは大きな線引きになるなと思いました。
2.世の中にはルールが書かれていない隠れたよいゲームがあるはず
そういうゲームを発掘して、プロデュースするのも必要なことかもしれないなと思いました。トラディショナルゲーム以外にも、明文化されていない身内ゲームはいろいろとありそうですし。
鉄道ゲーム18xxシリーズの1つである、1826をプレイしました(参考:18xxの部屋)。
5~6時間で運の要素のない重いタイプのゲームです。あゆかわ さんのおすすめがあったので、試しにプレイしてみたかったので、今回のプレイはちょうどよかったです。
というか、あゆかわ さんの策略です。お会いして1週間で1826を吹き込んで即プレイですので(^^;
遊んだ結果、思ったよりプレイしやすくゲームもかなり楽しかったです。あゆかわ さんは収入が入るのが一番楽しいとおっしゃっていましたが、私は純粋に鉄道を引いて列車が走るのが楽しかったです。そのため、後半鉄道が減る展開は面白みが減るなあと感じました。
あと、10%刻みの配当計算はかなり面倒だなあと思いました。480の60%とか言われると、コンピュータに計算させたくなります。
ぬるいゲーマーの私は、計算だけはどうにかならないかなあと思いました。それ以外は面白かったです。
結局 あゆかわ さんの勝ちでした。
帰りの新幹線では、色々とこの2日の感想や意見を あゆかわ さんと交換しあいました。お互いに自分以外の視点から見ることによって、新たな発見もありました。遠征は得るものが大きかったです。
次はどこに出没するかは謎ですが、出没しましたら温かく&厳しくお迎え頂ければと思います。よろしくお願いします。
2002.05.22 一部間違いを修正