6月1日、公開初日に渋谷東急文化会館にて映画 少林サッカー を観てきました。
観に行ったメンバーは3人。ムイラスさん、鎌井氏、私です。映画を見終わった後の会話……。
鎌井「いや~、今日は勝った勝った」
るてん「何に勝ったの?」
鎌井「まだ少林サッカーを見ていない、全世界の人に! DVD買いそうな勢いだよ!」
大当たりの映画でした。
抱腹絶倒の109分、楽しく過ごさせていただきました。
映画開始1時間前、本日映画を観に来た3人組は東急文化会館5階の少林サッカーの受付に到着。映画館内のロビーに並び始めました。このとき、私たちの前には30人程が既に並んでいました。
映画の後、次の上映に並んでいた人達は5階から1階まで列を作っていました。1時間前に到着したのは正解だったようです。危ない危ない。
前の回が終了して館内に入り、真中の席を確保。開始前に周りを見ていると、少林足球と書かれた黄色いTシャツを着た女性の方が館内の様子をカメラで撮影していました。広報スタッフでしょうか。やはり渋谷は都会だなあと思いました。
そうこうしているうちに映画は開始。
映画は、息もつかせぬ笑いの連続でした。大ネタが出るたびに、会場中から拍手が巻き起こる始末(^^; 映画が終わった後は、館内が拍手の渦で満ちました。いやー、映画みながら拍手するって、なかなかない体験です。楽しかったです。
さて、少林サッカー自体の感想です。お話自体は、少年漫画ノリのバリバリの喜劇系カンフー映画でした。サッカーをやっていますが、サッカーをやっていません。サッカーはどちらかというと脇役です。ワイヤーアクションあり、カンフーあり、CGありの一大娯楽作品となっていました。
映画の雰囲気としては、アストロ球団とキャプテン翼とアイアン・リーガーと北斗の拳を足して割らなかったような感じです。知らない作品がある方はすみません。
強烈で破天荒な命がけの勝負(アストロ球団)、ための長いシュート、空中浮遊のパスワーク、地を這うスライディング、必殺技の乱舞するサッカー(キャプテン翼)、男たちの熱いドラマに嵐を呼ぶ超弩級必殺技(アイアン・リーガー)、超人的身体能力、オーバー過ぎてギャグと化しているやり取り(北斗の拳)。
そして随所に見られるブルース・リーへのオマージュ
出てくるキャラは、どこから探してきたのか問いただしたくなるような濃いキャラばかり。
思わず「く~、美味し過ぎ~!」と叫んでしまう、セリフ・演出。
突拍子がなく映画と何ら関係のない大ネタもあれば、そうと思わせておいて「あっ、やられた!」と思わせてくれる伏線のネタもあり、脚本も楽しませてくれました。
映画が終わった後、お酒を飲みながら色々と細部の話をしているときに「しまった! あれは実は突込み所のネタだったんだ! 映画中にあまりに自然に出てきたから流してしまった!」というネタもあり、非常に笑いの奥の深い映画でした。
もう1回見たら、また別の所で笑えそうな何度も見られる作りになっていました。
香港で「何回見た?」と会話がされていたというのも納得という内容でした。
見ておかないと損です。
最後に、6人の兄弟弟子(血のつながりはないそうです)の関係が少し混乱していたのでまとめておきます(参考:CINEMA TOPICS ONLINE 少林サッカー)。上が兄弟子、下が弟弟子です。
1:鉄の頭
2:旋風脚
3:鎧の肌
4:魔の手
5:鋼鉄の脚(主人公シン)
6:軽功