バックアップがようやく終了しました。結局5日もかかりました(作業のログは、下の表をご覧ください)
データを整理しまくり、CD39枚にバックアップを取っていました。下が焼いた後のCDの写真です。
普段は、240MBのMOを5枚ぐらいしかバックアップしません。今回は特別です。
そもそもなぜ、こんなに大変な思いをしてバックアップをしていたかというと理由は2つあります。
第一の理由は、関東大震災対策です。
もし、今関東大震災が来て家が崩壊し、パソコンもバックアップのデータもガレキの底に埋まってしまったら、また0から全てのデータを作らなければならなくなります。
そのために、関東大震災の影響を受けない場所にまったく同じデータを保存しておく必要があります。そもそもバックアップを始めた理由はこれでした。まあ、保存場所は九州某所の予定なのですが。
関東大震災なんて、と思う方もいるかもしれませんが、現実問題として地震は起こらなくても火事ぐらいはありえます。アパート住まいですので、私がどんなに火の元に気をつけていても、他人が起こす火事までは防げません。
そういうわけで危険を回避するために、HDの丸ごとバックアップをおこなっていました。だいたい、2000年の頃ぐらいまで古いデータがありました。
第二の理由は、法人の義務です。
法人として色々とやっていくのですから、データが消えたので会社の資産が何もなくなりましたでは済まなくなるからです。
定期的なバックアップは取っているのですが、上記の関東大震災対策も含めて危険を避けるための環境は構築しておかないといけないと思ったわけです。
主な理由は上記2つです。
他にもいくつか理由がありまして、データの整理やバックアップをおこなっていました。その理由は以下に箇条書きにしておきます。
データの整理単位が大き過ぎてCDに焼けない。
ほとんど使わないデータが、HDのかなりの領域を占有している。
バックアップを取り難いフォルダ階層構造になっている。
会社のサイト立ち上げの布石として、ウェブのデータを一元化したい。
容量の少ないドライブに、今後肥大化しそうなデータが置かれている。
デフラグに時間がかかるので、ファイルの容量を減らしたい。
プログラムを置いているフォルダの空きがそろそろなくなってきている。
ノートパソコンとのミラーリング環境が貧弱で、高速ミラーリングができない。
だいたいこんな感じでしょうか。
ともかく、会社を本格起動する前に、一回大バックアップ大会をおこなっておきたかったのです。
昔から、プロジェクトが終わるたびに、1週間ぐらいかけて総合バックアップをおこなっていました。なので、今回も同じような感じでやっていました。
さて、じゃあ一体この数日間で何をやっていたのか。そのことを書こうと思います。
他の方がバックアップをおこなう際に、私のやり方が少しは参考になるかもしれません。それに、バックアップは誰にも共通する問題ですので。
現在使っているソフトの、現在使っているバージョンのバックアップを取ります。
ソフトなんか、またベクターとかで落とせばよいのではと言う方もいるでしょうが、今動いていて、今使えるソフトは、今のバージョンで保存しておかなければなりません。
将来、配布停止になる可能性もありますし、バージョンアップして必要な機能がなくなる可能性もあります。ファイルサイズが劇的に大きくなったりする場合もあります。
同様にDLLやドライバー、フォントなどもバックアップを取っておきます。
このバックアップは意外に重要だったりします。
現在アクティブに使っているデータは、そのままバックアップします。アクティブに使っているデータと、ほとんど使っていないデータは、フォルダを分けておいた方がよいです。そうすれば、何かあった場合、アクティブなデータだけパソコンにコピーすれば、その瞬間から日々の業務は再開できますので。
CD焼きソフトによっては、ファイル名が長過ぎたりすると焼けない場合もありますので、日頃からファイル名のつけ方には気を使っておいた方がよいです。
ファイル名でエラーが出たりした場合、数が多くて変更が面倒なときは、そのファイルが入っているフォルダごと圧縮ソフトで固めてしまうという手が有効です。疲れているときにはよくやります。どうせそういう長い名前のついているファイルはウェブから落としてきたページとかで、毎日見るものじゃありませんのでそれほど困りません。
ソフトのバックアップとかぶりますが、ソフト開発をしている人は、開発ソフトの現在のバージョンでの開発環境をバックアップをしておかないと痛い目にあいます。
新しい環境ではコンパイラの仕様が変わっていて、コンパイルが通らないということはよくあります。
時間があるときはソースを変換するのですが、急いでいるときもあります。そういう時に有効です。
割とよく、古い開発環境は必要になります。
メールデータのバックアップは重要です。2枚ぐらいバックアップしておきたいところです。
バックアップの際に、添付ファイルがついているとサイズが大きくなりますので、日頃から重過ぎる添付ファイルは取り除いておいた方がよいです。
OutlookExpressでも、メールから添付ファイルだけを削除することはちゃんとできます。
古いデータは、後で探しやすいように分野ごとにフォルダにまとめておくと分かりやすいです。
フォルダを丸ごとマスターデータとしてCDに焼いた後は、「CDに焼いた」と分かるように名前や置き場所を区別しておきます。そして新たなデータをそのフォルダにはいれないようにすると後々便利です。
わざわざマスターCDを毎回出さなくても、HD上にマスターCDの仮想ドライブがあるような感じで使えます。こういったデータが増えてきて、ドライブの容量が足りなくなったら、そのフォルダを丸ごと削除すればよいです。マスターCDはちゃんとあるわけですから。
フォルダには、そのジャンルとマスターデータとして焼いた日付あたりを書いておくと便利です。だいたい人間は、「いつぐらい」という要素は覚えていますので。
各フォルダは、CDに焼ける程度の大きさまでにしておいた方が無難です。それ以上だと、ファイルの分割などが必要になり面倒になりますので。
私の場合、絵を描くときなど30分に1度ずつぐらいログデータを取っています。このログですが、絵が描き終わった後も消さずに取っています。つまり、普段は最後の完成した時点のデータだけあれば事足りるわけです。
ただ、他の絵を描くときに、昔の絵の途中のデータを素材として利用することもあります。ですので、ログデータが必要なわけです。
というわけで、普段使わないログデータがHD上にごろごろしています。
こういったデータは圧縮しておくとよいです。邪魔になりませんので。
私の場合、普段は「.lzh」形式で圧縮しているのですが、絵のデータは重いので「.bz2」形式で圧縮しています。だいたい1~2割ぐらい圧縮率がよいみたいです。時々5割も軽い時があってびびります。
ログデータが多い場合は、一旦フォルダにログデータを放り込み、「.tar」形式で結合して「.bz2」形式で圧縮します。だいたい「.psd」形式のファイルだと、半分以下になりますので重宝します。
後で使うかな、どうかなと思っているデータは、たいてい後で使いません。
迷うぐらいなら、圧縮してCDにマスターデータとして焼いてしまった方がよいです。考える時間が勿体無いですから。他のことを考えた方がましです。
こんな感じで、ごりごりとデータを整理してはCDに焼いていました。
39枚も。
でもまあ、動画をやっている人はこんなものでは済まないはずです。
100GBぐらいのメディアがあれば、バックアップも簡単なのになあと思います。
バックアップ完全終了! ファイル構造も修復。結局作業日数は5日になる(T_T | |
HDのファイル構造が一部壊れていることが発覚。現在エラー修復中(T_T | |
ようやくバックアップ完了! 結局CD39枚になる。 | |
現在CD33枚バックアップ完了。 | |
現在CD26枚バックアップ完了。眠くなってきたので就寝。 | |
現在CD22枚バックアップ完了。そろそろ最終戦。 | |
8時頃にデータ整理とバックアップ環境の構築が終了。サブマシンで作業をしながら、ひたすらCD焼き中。16枚焼ける。 | |
法務局から帰還。データ整理とバックアップ環境の構築を再開。 | |
HDの整理も、あと0.99GB。最後のデータ整理の前に、法務局へと出発。法人の印鑑証明書を取りに行く。 | |
資料作成は明日まで持ち越し。K.G.B.関係の連絡業務を処理。 | |
新しいCGの整理が終了。開発ゲームのグラフィック整理に入る。少し作業を中断し、仕事の打ち合わせ用の資料作成を開始する。 | |
古いCGの整理が終了。いよいよ新しいCGの整理に入る。 | |
飯も食べたのでデータ整理再開。 | |
今朝は、窓の杜のインタビュー記事の確認等をおこなう。バックアップは遅れ気味。 | |
仕事を片付けるのに予想以上の時間がかかってしまう。激しく反省。今から仮眠を取り、起きたらデータ整理再開予定。 | |
打ち合わせから帰還。数時間割いて仕事を片付け、その後データ整理再開予定。 | |
PG関係のデータ整理終了。CG関係のデータ整理開始。 | |
起床。PG関係のデータ整理開始。 | |
Webのデータ整理終了。仮眠。 | |
不使用ソフトを削除、レジストリ整理、HDお掃除終了。ファイル整理開始。 | |
HDバックアップ開始。今回は会社サイトに向けてのデータ整理も兼用。 |