昨日21日、投稿系の友人の太郎さんと、品川プリンスホテル エグゼクティブ6Fにある品川IMAXシアターに、「スペース・ステーション」という3D映画を見に行きました。
IMAXシアター自体がそれほどメジャーではなく、さらにこのスペース・ステーション自体も宣伝がほとんどされていないので超マイナーな映画なのですが、滅茶苦茶面白かったです。理系人間必見ですよ本当にもう。いきなりタイトルからNASAのロゴですし。
内容と見所をかいつまんで話すと、国際宇宙ステーション建設のドキュメンタリー映像を、まるでその場にいるような3D映像で体験できると言ったものです。
最初3Dなんて所詮ちゃちいものだろうと思っていたのですが、いやはや凄まじかったです。音響も非常によく、実際にその場にいる感覚がビンビンと伝わってきます。
宇宙ステーションの外壁面を移動して地球を見下ろすシーン、ロケットの発射をほぼ真下から体感できるシーン、国際宇宙ステーションの中で作業をするシーン。どれもがその場に実際にいるような臨場感で体験できました。
これだけでも理系人間は必見です。
そして何よりもよかったと感じたのは、写真やテレビの映像では分かりにくい、物のスケール感が分かったことです。ロケットの噴射口は思ったより小さいとか、スペースシャトルのカーゴは思った以上に広いとか、外から見ると小さく見える国際宇宙ステーションも、中はけっこうなスペースがあるとか、2Dの映像だけではこれまで直感的に分からなかった大きさがことごとく分かったことです。映画自体もドキュメンタリーとして面白かったです。
映画は47分間ですが、1300円の値段以上に楽しめました。
理系の方、理系的なものが好きな方、宇宙好きの方は必ず行くことをお勧めします。10月31日までしか上映していないそうなので、早めに行って下さい(上映情報、上映スケジュール)。
品川IMAXシアターが宣伝しないなら、代わりに私が宣伝しますよ。本当に。
さて、これだけでは足りないので様々な周辺情報も出します。
まずはパンフレットから、その内容を引用します。
あらすじ:
みごとな技術と目をみはる美しい宇宙映像で構成された史上初のIMAX3D宇宙映画「スペース・ステーション」は、地球の大気圏外空間に実験室を作るという世界16カ国のユニークな協力を描くドキュメンタリーだ。
さまざまな問題に直面し、時に後退を余儀なくされ、そして打ち克っていく、地球生活の限界を超えた夢を抱く人々の姿。最終的に彼らは、国境のない勝利の味をわかちあう。
国際宇宙ステーション:
2006年に建設完了予定。世界16カ国が参加する国際宇宙ステーションは、史上初の国際的な宇宙プロジェクト。完成すると翼端から翼端まで11.25m、全長79.85mの規模となる。
撮影秘話:
撮影は、1998年12月から2001年7月まで、時速28,000kmで地球の軌道を回る国際宇宙ステーションで行われた。
撮影には計20.8km以上のフィルムが使用された。
一回のシャトル飛行には、NASAの組織全体で何百人もの人々が関わる。そしてさらに多くの人が宇宙ステーションで実際の作業をサポートしている。関与するすべての人々のチームワークが、映画「スペース・ステーション」の撮影を成功に導いたのである。
飛行にさきだち、宇宙ステーションで働くことになる25人の宇宙飛行士たちに撮影トレーニングを行わなければならなかった。撮影にあたっては彼らがカメラマン、サウンド担当、照明エンジニアなども務めることになるからだ。通常の条件下で普通の映画を撮影することでさえ、誰にとっても難しい。地球上空352kmで映画制作を行う宇宙飛行士たちには、まさに特別なトレーニングが必要だった。トレーニングは各クルーのミッションごとに出発前に数ヶ月に渡って延べ何百時間をかけて行われ、打ち上げの1週間前に宇宙飛行士が隔離状態に入るまで続けられた。
宇宙飛行士が撮影までしています。
そもそも、スペース・ステーションを見に行こうと決めたきっかけは、某誌のレポートであさりよしとお氏が2日も続けて見に行ったということを太郎さんが教えてくれたことでした。
引用:マンガレポート
あさりよしとお氏が興奮して大喜びし、2回も続けていく宇宙物のドキュメンタリーなら絶対面白いはず。そう思っていきましたがやはり大当たりでした。
関東圏の皆さんは、行っとかないと損です。