● 2002.09.24（火）01 東京ゲームショー「テーブルゲームスタジアム」
「ＴＧＳに行かれたようで、お疲れ様です。いかがでしたか？」といったメールが届いたので、レポートです。
この週末は、「徹夜で仕事（金）。フラフラしながらゲームをプレイしに行く（土）。徹夜で仕事（日）。フラフラしながらゲームをプレイしに行く（月）」と、リフレインのように繰り返し、心身ともに消耗気味でした。でもまあ、ゲームに何度も勝ったのでよいです（月曜は、ナポレオン・イン・ヨーロッパをプレイし、ロシアで勝ちました）。
最近個人的に、ネット上にない情報をネット上で閲覧できるようにする「情報の共有化」に力を入れないといけないなと考えています。アナログゲーム系の情報は、なかなかネットにないですので、私ができる範囲でやろうかと思っています。というわけで、趣味ログニュースにもそういう情報を多数掲載できればよいなと思います。
さて、余談が過ぎました。以下TGSのレポートです。
私が参加したのは、9月21日の土曜日でした。「遊びにきて」とメールと電話があったので、のこのこと出かけて行きました。
東京ゲームショーについて知らない方のために、少し予備情報を書いておきたいと思います。
東京ゲームショーは、コンシュマーゲーム（家庭用ゲーム機向けのゲーム）を中心とした業界団体CESAが主催するイベントで、ゲームの販促と普及を目的にしている大きなイベントです。一言で言うと、コンシュマーゲームの新作展示会です。車で言えば、モーターショーに相当するようなイベントです。昨年までは年2回、今年からは年1回開催されています。
開催場所は、幕張メッセという、東京から京葉線で45分ぐらい移動した場所です。よく分からない方は、東京ディズニーランドのもっともっと先にある場所で開催されていると思って下さい。
会場は、体育館数10個分はあろうかという広い敷地に、巨大な倉庫のような建物が建ち並んでいます。イベント自体も非常に大きく、会場につくまでに、かなりの数のダフ屋とすれ違うことができます。
この、年1回（今年から年1回になった、昨年までは年2回）のコンシュマーゲームの祭典に、今年は珍しく「テーブルゲームスタジアム」というボードゲームや、カードゲーム（以下ボードゲームと表記統一）のブースが登場しました。
東京ゲームショー開催直前まで、詳細や参加企業が発表されなかったので、内部的にはドタバタと決まったのかもしれません。このテーブルゲームスタジアムでは、日本国内で今年ボードゲームを発売した、ホットな企業が参加していました。
以下、出展企業と商品の一覧です（参照：電撃オンライン）。
カプコン
- Catan
エポック社
- ミシシッピークイーン
- ニューエントデッカー
- エルフェンランド
- アフリカ
- 6ニムト
グラパックジャパン
- レジスタ
ブロッコリー
- アクエリアンエイジ SagaII
ホビージャパン
- メックウォーリアー日本語版
レイアップ
- ドミンゴ
ブースが設置されていた場所は、会場入り口の右横裏、物販ブースの端というポジションでした。
ブースの入り口に近い場所には、カプコンのカタンが、その奥右手1/3にはアクエリアンエイジのデュエルスペース、真中1/3にはオフィス新大陸が仕切っていたボードゲームのフリープレイスペース、左手1/3には、エポック社、グラパックジャパン、ホビージャパン、レイアップがブースを構えていました。
入り口 ] |
会場には村崎さんと2人で入り、お電話をいただいた、オフィス新大陸の坂本さんに挨拶をしてフリースペースの卓につきました。
私たち2人以外にも、見知ったボードゲーマーの方々がおり、会場到着直後の段階で、既にかゆかゆさん、鷹村ナクトさん、せりあどさんがプレイしているのを発見しました。その他、東京ゲームショー終了までに、見知った方々とご挨拶＆プレイさせていただきました。
先ほど、会場を4つのブロックに分けて説明したのですが、実際の会場中も、この4つのブロックごとに参加者や雰囲気が異なっていました。各ブロック10卓ずつぐらいのゲームがプレイできるようになっていました。以下、各ブロックについてレポートを書きます。
まず、第1ブロックともいうべきカプコンのカタンのブース。非常に気合が入っており、スタッフも熱気に溢れていました。サイコロを振ってプレゼントをもらうミニゲームなども用意されており、積極的に参加者を集め、カタンの卓に誘導していました。
カプコンという会社自体が東京ゲームショーに慣れしているというのもあるでしょうが、それ以上にスタッフのやる気というのが伝わってくるブースとなっていました。紙製のカタンの体験版の配布もおこなっており、よく準備していると思いました。
カプコンのブースでは、カタン大会も行われており、鷹村ナクトさんが優勝して、トイバーのサイン入りのカタンをもらっていました。
次に、第2ブロックとも言うべきアクエリアンエイジのデュエルスペース。こちらは、よくあるデュエルスペースといった様相を呈していました。こちらの説明は割愛。
第3ブロックとも言うべき、ボードゲームのフリースペース。こちらはなかなかよかったです。「初心者がすぐできるゲームをチョイスして持ってきた」という言葉の通り、ガイスター、ドラダなど、子供でもプレイできるゲームや、非ゲーマーでもルールを聞けばすぐプレイできるブロックスをはじめ、様々なゲームが用意されていました。
私は久しぶりにドラダをやりたいところだったのですが、子供が熱中してプレイしている様子を見て、「私がプレイするより、彼にどんどんプレイしてもらいたい」と思い、他の卓でプレイすることにしました(^^ゞ
東京ゲームショーという、商品販促会的性格の強い場所では、ひときわ異質な雰囲気の場所だなと思いました。
スタッフの人達も多数配置されており、初心者にボードゲームを遊んでもらう場所としては非常によかったと思います。思いっきりボードゲーマーな方も、私を含め多数いましたが。
第4ブロックは、その他の企業のゲームが用意されているスペースでした。本来は、ブロック分けして客を区分する意図でもなかったのでしょうが、他のブロックからの人の流れが悪かったです。一番奥に位置していたということもありましたが、常時空いている卓が多く、少し勿体無いなと思いました。
各商品は、この会場に来る大多数の人にと取っては新しいゲームであるはずなのに、ゲームのインストラクターがきっちり配置されていなかったように見えました。最初、商品をディスプレイしているだけなのかと勘違いしてしまいましたし（汗）
最終的に、会場入りした12時から、東京ゲームショーが終了する17時まで、みっちりと遊んできました。今回は、坂本さんに声をかけていただいたということもあり、フリースペースとエポック社のブースを中心に遊んできました。
テーブルゲームスタジアムの試みはなかなかよく、後はどれだけお金を動かせるように育てられるかが問題だなと思いました。
今回のテーブルゲームスタジアムの出展料がどのくらいだったかは分かりませんが、東京ゲームショー自体の通常の出展料はそれほど安くはありません。場所によって値段の差はあるでしょうが、次回、次々回と繋がる成果になってくれればなと思いました。
最後に、この日のゲームの戦績をまとめておきます。
ノイ：5人でプレイ。2人脱落時で止めた。生き残り。
ブロックス：1位（-5点、4人プレイ）
ブロックス：1位（1点、4人プレイ、パーフェクト）
ブロックス：1位（1点、4人プレイ、パーフェクト）
ヴィラバレッタ：4人プレイ。負け、崩してしまう。徹夜明けの集中力では辛い……。
エルフェンランド：1位（19点、4人プレイ）
ブロックス：1位（-8点、4人プレイ）
ブロックス：1位（20点、4人プレイ、パーフェクト）
動物探し：負け（3人プレイ）
ザーガランド：途中で東京ゲームショー時間終了
ブロックスは、先週初めてプレイし、負けまくってあまりにも悔しかったので、JAVA版で練習をしていました。徹夜明けの集中力のない頭の割には全勝でした。パーフェクト率は60％。会場で、「ブロックス大会の優勝者は、全部パーフェクト勝ちだった」という話を聞いたので、まだまだ研究、練習しないといけないなと思いました。初心者の人が、かなりぬるい手を指してくれての60％でしたので。
私の背後では、「独りブロックスはそろそろやめようと思う」と言っていたかゆかゆさんが、やっぱりパーフェクトを出していました。
私の場合は、だいたい6手番先まで読んでプレイしていました。寝ぼけ眼でしたが、残り6個ぐらいブロックが残った時点で、「全部埋まりました」とか言っていました。みんな何手ぐらい読んでプレイしているのか、少し気になりました。
東京ゲームショー終了後は、かゆかゆさんと東京まで同じ列車で移動しながら意見交換をおこなって帰りました。
今回のよかった点やら、問題点やら。それはまた、直接人に会ったところで話そうと思います。
以下、参考リンクです。
鷹村ナクトさん：2002年9月21日「東京ゲームショー・参加日記」
