待望のボードゲーム専門誌「ボードゲーム天国(パラダイス)01」がいよいよ発売されました。
“究極の遊び”始めよう!というキャッチフレーズに相応しく、ボードゲームの魅力をたっぷりと積め込んだ非常に濃縮された雑誌となっています。
この雑誌の最大の魅力は、全編カラーで美麗な写真入りのゲーム紹介です。このゲーム紹介ページは、永久保存版のできになっています。その他、色んな特集が組まれており、読み所満載の雑誌です。
それでは、以下各章の紹介を行っていきます。
写真満載のイベントレポートになっています。デザイナー諸氏の写真や解説、最新ボードゲームの紹介など、充実した内容に丸々6ページが割かれています。
ジャンルごとに分かれているボードゲームの紹介ページです。
ジャンルは、「ファンタジー・冒険系」「交渉・競り系」「陣取り・バトル系」「レース系」「開拓・マネジメント系」「マメージメント系(ボナーンザなど豆ゲーム)」「アクション・パズル系」「ギャンブル・推理系」「パーティー系」「2人用」があります。各ジャンル、ページ端にインデックス付きで、辞書のように引けるようになっています。
また、この本の優れている所は巻末にあります。「プレイ人数別索引」「プレイ時間別索引」「対象年齢別索引」「総索引」がついており、掲載されているゲームを、便利に探すことができます。
これは永久保存版と言えるでしょう。
そして特筆すべきはその紹介ページです。ともかく写真が満載。そして、大胆に写真を活用して、ボードゲームに興味がない人でも、思わず目を引きつけられる誌面構成となっています。
編集長の坂本さんの、徹底的に写真を活用するという姿勢が見事に反映されています。もちろん、全ページカラーです。
第2章はリプレイのページです。「カタン」「犬の生活」「ロボ・ラリー」「カルカソンヌ2」「あやつり人形」「BANG!」のゲームのリプレイ記事が掲載されています。
写真を交えたリプレイ記事になっています。各ゲーム、ゲームの流れが簡単なフローチャートで掲載されているのが面白いです。
全リプレイ、写真が脇に掲載されており、何気に全部のキャプションを見るとゲームの概略が分かるような構成になっています。
カタンのリプレイでは、カタン・シリーズの紹介がページ下で行われていたりもします。
濃い記事です。ここからは白黒の文字メインの記事になります。ドイツ・ボードゲーム界の実際の様子が、ライブで伝わってくるような記事になっています。
ドイツゲームマニアの人にはたまらない内容の記事が、16ページに渡って掲載されています。
ボードゲームの裾野を広げたいという、ボードゲーム天国編集部の意欲を感じさせる章です。
「ボードゲームを始めよう!!」という章頭記事をはじめ、ゲームスペースの紹介、今後日本のボードゲーム業界のキーパーソンになりそうな人へのインタビューなどが掲載されています。
日本全国サークル分布図、イベントレポート、Webサイト情報、ショップ情報などが掲載されています。
こういった感じで、マニアを満足させる非常に濃い情報が満載かつ、今後を見据えて初心者に役立つ情報もまとめてある本に仕上がっています。
値段は2800円と少々高めですが、ボードゲームユーザーが購入して、まだボードゲームユーザーでない人に見せて引きずり込むには最適な本と言えるでしょう。そのまま、本を買ってくれるように仕向けないといけないですが(^^
最後に、基本情報を掲載しておきます。