4月4日(金)に、ボードゲーム・キャラバン!第1回会場の三省堂書店神田本店に行ってきました。
まず、ボードゲーム・キャラバンとは、何ぞやという所から話をはじめないといけません。
ボードゲーム・キャラバンは、ここ数年盛り上がりを見せはじめているボードゲームを、さらに盛り上げようというイベントです。日本でボードゲームを販売している数社が協賛して、都心の大型書店数店でボードゲームの実演販売をしようというキャラバン形式のイベントです。
参加企業は、カプコン、ビバリー、グラパック・ジャパン、エポック、はなやまです。仕掛け人はボードゲーム天国を編集したオフィス新大陸。そしてバックには、その出版元である雄山閣/竹内書店新社がついています。
現今の日本で、ボードゲーマー以外にボードゲームを積極的に売って行こうとしている会社が勢ぞろいという感じです。
え? クロクロは出ないのかですって。(つっこまれる前に白状しますが)ぶっちゃけうちは零細企業ですので、そんな余裕はないです。私が出ると、会社の全業務が止まります。
なぜ止まるのかというと、このボードゲーム・キャラバンは、1日2日の短期的なイベントではないのです。三省堂書店神田本店では、なんと10日も実施されるのです。そして4月~8月までの期間、いろいろな書店で随時開催されるのです。
うちのような零細企業はとうてい参加などできません。気合の入りようが違います。
というわけで、のこのことボードゲーム・キャラバンの様子を見に、遊びに行ってきました。
それでは早速会場の様子の写真です。
小さいながらもボードゲーム屋さんといった感じです。
プレイ卓は全部で3卓。私が会場についた時は、2卓でゲームが遊ばれていました。
以下は、ゲーマー向けの感想です。
まず会場についてから、新作ということで気になっていたグラパック・ジャパンのゲームを置いているテーブルに行きました。折り良くテーブルにはグラパック・ジャパンの人がいましたので、ゲームの概要について伺いました。
ダンクジャムと、ゲキシンK.O.が2人用ゲーム、オーバルトリックが多人数向けゲームということだったので、ダンクジャムをグラパック・ジャパンの方とプレイしてみることにしました。
結果は1点差で負け、戦術的にはそんなに負けていなかったのに~! えー、正直3ポイントシュートの1点差で負けました。
なぜこんなことを書くかというと、なんとこのゲーム、シュートは傾斜のついた板の上でボールを指で弾いてゴールを狙うのです。なので、指テクが重要です。
グラパック・ジャパンの方は、かなりシュートがうまかったです(^^;
ゲームの内容を簡単に説明すると、3on3のストリートバスケで、カードを使ってコマを動かして、シュートだけ別ボードを使い指で弾くというゲームです。最初、「指で弾く」とネットで見た時は、ボード上にゴールがあると思っていました。
シュートはかなり恐る恐るしないと、すぐにオーバーしてしまいます。震える指でそろりと弾く感じです。昔バスケをやっていた人間(記憶の彼方ですが)としては、もう少しシュートを力強く決めたいなあと思いました。
しかしまあ、コンポーネントは良く出来ていました。レジスタと並べてみて、2倍の値段は頷けるなあと思いました。こういう自由なコンポーネントを作れるのは正直羨ましいです。
ゲームが終わった後、少しグラパック・ジャパンの方と話して、名刺交換。写真も撮り終え、たまった仕事もあるし帰ろうと思ったら、オフィス新大陸のSさんが来て「柳井さん、ゲキシンK.O.もやっていきましょうよ!」と。
再び、グラパック・ジャパンの方と、今度はゲキシンK.O.をプレイ(^^;
今度は私が勝ちました。やたら締め技が多いアクロバティックな勝ち方でしたが。
私と違って格闘技好きな方は燃えるんだろうなと思いました。私は、格闘技マンガは見るけど、格闘技は見に行かない人なので(遥か遠い昔、空手をやっていた時期はありましたが)。私は純粋に、ゲームとして勝つことだけを考えてプレイしました。
どちらのゲームも、意図的にオープン情報が少なくしてあり、思考はあまり使わないタイプのゲームでした。そのため、ゲーム慣れしていない人でもゲーム慣れしている人に勝ちやすいゲームだなと思いました。
プレイした2つのゲームでは、ダンクジャムの方が先読みの要素は強かったです。1ラウンドでカード3枚を使って攻撃側、防御側として戦うのですが、1手番目の動きとカードの内容によって、だいたい2手番目、3手番目のカードの内容が読めます。
対してゲキシンK.O.は、まったく先が読めませんでした。カードを全部覚えてからプレイすると、相手の考えが分かってくるのかもしれません。
何はともあれ、コンポーネントの出来が秀逸だなと思いました。デザイン的にもよかったですし。既存のボードゲーマーではなく、完全に新しい層を掴むという意味では、ドイツ系の流れを組んでいるゲームよりは訴求力があるなと思いました。
次の3作もすぐ出てくるようですし。またチェックする必要がありそうです。