Kindle Unlimited で読める、管理者おすすめのリストその1です。
ハードボイルドと言えば、このマンガは外せないでしょう。かわぐちかいじと狩撫麻礼という2つの才能がうまく融合した作品です。
基本的に読み切り構成なので少しずつ読み進めることができます。それぞれの話が、魂を揺さぶられる物語です。仕事に疲れたとき、成功はほど遠くても熱い思いをしたいときに、強い度数のお酒のように心に効きます。
狩撫麻礼は多くの人と組んでいますが、それぞれ味わいの深い作品に仕上がっています。
マンガでSFを読みたいと思ったときに、この作品は外せないでしょう。緻密な絵、壮大なスケール、そしてセンスオブワンダー。SFの魅力がつまった作品です。
有名な作品ではあるのですが、実際に手に取って読んだ人は少ないかもしれません。全3巻で読めるので、この機会に読むことをおすすめします。
『キーチ!!』が少年時代編で、『キーチVS』が青年時代編です。最初の1巻は主人公のことを不快と感じていたのが、2巻以降になり「個人 V.S. 社会」という構造が立ち上がってくると、急速にのめり込んでいきます。
普通に生きていたら味わえない個人と社会の激突。その引力に引きこまれていく人々。キーチという超個性と、日本という社会が火花を散らす熱に当てられて、ページをめくる手が止まらなくなります。
同作者の「ザ・ワールド・イズ・マイン」も傑作ですが、こちらも傑作だと思います。
小松左京の小説『日本沈没』の原題版アレンジというべき作品。全編を通して、大地が、社会が、人間が、ギシギシと鳴るような、ひずみの音が聞こえてきそうな読書感です。
かなり大胆にアレンジしていることや、主人公の立ち位置から、受け付けない人もいるでしょう。しかし、紛れもなく傑作だと思います。
原作小説も読んでいますが、こちらも読むことをおすすめします。
名前は聞いたことがある人が多いと思う伝説の作品です。いわゆる「裏社会、のし上がり物」です。書かれた時代を反映して、ともかくド派手な抗争が繰り広げられます。
この作品を最も魅力的にしているのは切れ者の敵キャラです。主人公たちヤクザ軍団対してほぼ単身で立ち回り、主人公たちを追い詰めていきます。
今読むと絵も表現も古いですが、話の魅力でぐいぐいと読んでいくことができます。思わず呼吸を忘れて読みふけってしまいます。