PBeM 史表(しひょう)
第2回の主催者感想
柳井政和
ver 0.03 2004.08.03
ver 0.02 2004.07.13
ver 0.01 2004.07.08
目次
キャラクター・シート表記上の問題点
まず、最初に書いておかないといけないことは、「キャラクター・シートを我流にカスタマイズしないで下さい」ということです。
カスタマイズしている人にとっては、自分が見やすいと思ってカスタマイズしているのでしょうが、一度に40キャラクターぐらいを同時に見るマスターにとっては、書式がそれぞれ違うのは非常に読みづらいです。
20人分のまったく違う書式の文書を読むのは、はっきり言って非効率です。ルールの通り、きちんと書いてください。
だいたい、キャラクター・シートにたくさんの情報を書きこんでいる人ほど間違っている傾向があります。
また、【詳細描写】の部分より前に、キャラクターの行動の詳細や、キャラクターの設定、性格、口癖、裏設定などのキャラクターの細かい情報を書くのは止めてください。プレイヤーにとっては、それらの情報は重要な情報かもしれませんが、マスターにとってはそれは重要な情報ではありません。効率的に数値情報と行動の要約を拾えるように、キャラクター・シートの【詳細描写】より前はデザインされています。ここに必要以上の情報が書きこまれていると、一覧性が低下して、作業効率が格段に落ちます。
【詳細描写】以前が正式なキャラクター・シートの情報で、【詳細描写】以後がプレイヤーの自由記述欄です。混ぜないようにしてください。ルール上のキャラクター・シートにない情報は、全て【詳細描写】以後に書いてください。
行動宣言をダラダラと書く人も多いです。簡潔に書いて、補足や詳しい内容は、【詳細描写】以後に書いてください。
実際問題として、【詳細描写】以降の情報をまったく書かないで活躍しているキャラクターもいます。まずは、【詳細描写】以前の行動宣言を、しっかり作るようにしていただければと思います。
以下、我流に変更されていて、問題だった部分を挙げます。
今回、問題点をドキュメント化しましたので、次回から表記の間違いはリテイク対象になります。気をつけてください。
縁の書き方
● 縁の書き方1
誤)(勝手に1行にしている)
縁( 青聡竜[1] 青聡竜様 青美鶴[1] 青美鶴様 )
正)(勝手に1行にしないでください。複数行表記にしてください)
縁(
青聡竜[1] 青聡竜様
青美鶴[1] 青美鶴様
)
● 縁の書き方2
誤)(勝手に1行にしている)
縁(青聡竜[1] 青聡竜様)
正)(勝手に1行にしないでください。複数行表記にしてください)
縁(
青聡竜[1] 青聡竜様
)
● 縁の書き方3
誤)(無駄な改行を入れている)
縁(
青聡竜[1] 青聡竜様
青美鶴[1] 青美鶴様
)
正)(無駄な改行を入れないでください)
縁(
青聡竜[1] 青聡竜様
青美鶴[1] 青美鶴様
)
● 縁の書き方4
誤)(括弧の種類を変えている)
縁(
青聡竜【1】 青聡竜様
青美鶴【1】 青美鶴様
)
正)(括弧の種類を変えないでください)
縁(
青聡竜[1] 青聡竜様
青美鶴[1] 青美鶴様
)
● 縁の書き方5
誤)(括弧を全角にしている)
縁(
青聡竜[1] 青聡竜様
青美鶴[1] 青美鶴様
)
正)(括弧を全角にしないでください。半角にしてください)
縁(
青聡竜[1] 青聡竜様
青美鶴[1] 青美鶴様
)
● 縁の書き方6
誤)(全角スペースを半角スペースにしている)
縁(
青聡竜[1] 青聡竜様
青美鶴[1] 青美鶴様
)
正)(全角スペースを半角スペースにしないでください)
縁(
青聡竜[1] 青聡竜様
青美鶴[1] 青美鶴様
)
● 縁の書き方7
誤)(+記号を入れている)
縁(
青聡竜0+1[1] 青聡竜様
青美鶴0+1[1] 青美鶴様
)
正)(+記号を入れないでください)
縁(
青聡竜[1] 青聡竜様
青美鶴[1] 青美鶴様
)
● 縁の書き方8
誤)(各行の一文字目にスペースを入れている)
縁(
青聡竜[1] 青聡竜様
青美鶴[1] 青美鶴様
)
正)(各行の一文字目にスペースを入れないでください)
縁(
青聡竜[1] 青聡竜様
青美鶴[1] 青美鶴様
)
行動宣言の書き方
● 行動宣言の書き方1
誤)(優先順位と準備の合計を略している)
行動宣言:
行動場所一覧(10点を割り振り)
海都 (優先順位9 準備1)
正)(勝手に略さないでください。きちんと合計を書いてください)
行動宣言:
行動場所一覧(10点を割り振り)
海都 10 (優先順位9 準備1)
● 行動宣言の書き方2
誤)(各行動場所に、詳細な文章を書く)
行動場所:海都
(1)舟大家の執務室を抜け出すための協力者を交渉で獲得する。
協力者探しは、館に来る庭師など外部の人間を交渉相手にします。内部の
人間だと計画が止められる可能性が高いですので。探さないでくださいと
いう置き手紙を置いて抜け出します。
(2)海都を抜け出す。
正)(簡潔に書いて、詳しい内容は【詳細描写】以降に書いてください)
行動場所:海都
(1)舟大家の執務室を抜け出すための協力者を交渉で獲得する。
(2)海都を抜け出す。
【詳細描写】
行動場所:海都
協力者探しは、館に来る庭師など外部の人間を交渉相手にします。内部の人間
だと計画が止められる可能性が高いですので。探さないでくださいという置き
手紙を置いて抜け出します。
● 行動宣言の書き方3
誤)(箇条書きが多過ぎる)
行動場所:海都
(1)海都で遊ぶ。
(2)青聡竜に会う。
(3)釣りに行く。
(4)食事に行く。
(5)寝る。
(5)トレーニングをする。
:
:
正)(多くても2~3つぐらいにまとめてください。溢れる内容は詳細描写に書いてください)
行動場所:海都
(1)海都で遊ぶ。
(2)青聡竜を遊びに誘う。
● 行動宣言の書き方4
誤)(優先順位と準備を略す)
行動宣言:
行動場所一覧(10点を割り振り)
海都 2
移動 2
白都 6 (優先順位5 準備1)
正)(勝手に略さないでください。優先順位と準備を書いてください)
行動宣言:
行動場所一覧(10点を割り振り)
海都 2 (優先順位1 準備1)
移動 2 (優先順位1 準備1)
白都 6 (優先順位5 準備1)
● 行動宣言の書き方5
誤)(【詳細描写】の表記方法を変える)
※行動詳細
<詳細描写>
行動詳細
正)(勝手に変えないでください。ルール通り書いてください)
【詳細描写】
● 行動宣言の書き方6
誤)(全角スペースを半角スペースに変えてある)
行動宣言:
行動場所一覧(10点を割り振り)
海都 10 (優先順位9 準備1)
正)(勝手に変えないでください。全角スペースで書いてください)
行動宣言:
行動場所一覧(10点を割り振り)
海都 10 (優先順位9 準備1)
● 行動宣言の書き方7
誤)(行動場所の前に不要な文字を入れる)
行動宣言:
行動場所一覧(10点を割り振り)
:海都 10 (優先順位9 準備1)
正)(必要のない文字は入れないでください)
行動宣言:
行動場所一覧(10点を割り振り)
海都 10 (優先順位9 準備1)
能力値の書き方
● 能力値の書き方1
誤)(勝手にスペースを取る)
体術(剣術 武術 曲芸 弓矢 馬術)
統率(指揮1+1[2] 策略 カリスマ1+1[2] 交渉 1)
知識(地理 歴史 芸能 1 礼儀作法 1 錬金)
異能(超感覚 超肉体 幻覚 破邪)
正)(読めません。全角スペースで桁揃えをして表記してください)
体術 (剣術 武術 曲芸 弓矢 馬術 )
統率 (指揮1+1[2] 策略 カリスマ1+1[2] 交渉 1 )
知識 (地理 歴史 芸能 1 礼儀作法 1 錬金 )
異能 (超感覚 超肉体 幻覚 破邪 )
その他
● その他1
誤)(キャラクター設定、裏設定、口癖、性格等ルールにない情報を【詳細描写】以前に書く)
名前:青美鶴 性別:女 年:20歳 外見:青い目の美女。
一人称:私
海都の舟大家の家長。現在就任数ヶ月で、白王の赤族討伐のために仕事をたく
さん抱えててんてこまいの毎日。
:
:
正)(キャラクター設定等は【詳細描写】以後に書く。行動の【詳細描写】を行なった後が望ましい)
名前:青美鶴 性別:女 年:20歳 外見:青い目の美女。
一人称:私
:
:
【詳細描写】
行動場所:海都
協力者探しは、館に来る庭師など外部の人間を交渉相手にします。内部の人間
だと計画が止められる可能性が高いですので。探さないでくださいという置き
手紙を置いて抜け出します。
:
:
【キャラクターの設定】
海都の舟大家の家長。現在就任数ヶ月で、白王の赤族討伐のために仕事を
たくさん抱えててんてこまいの毎日。
:
:
総評
前回と同じ間違いを犯している人が多かったです。また、第2回ということで、プレイヤーの頭の中でPCが勝手に育ってしまい、ありえない行動を書いてくる人が多かったです。以下、それらの問題点について、つらつらとメモしておいた順に書いていきます。
● NPCはPCのために動いてくれない
「きっとNPCが、自分のPCのために○○をしてくれるはずだから」という安易な前提に立った行動宣言が多かったです。早めにキャラクターを出してくれた人には「それは失敗するので」となるべく伝えるようにして、修正をした方が得だと伝えました。
第1回で書いた通り、PCの行動に、本人以外の行動を書いても採用されません。例えば、「~から~と命を受ける」という行動はよくある典型的な間違いです。正しくは「~に~と進言し、許可を貰う」と書かなければなりません。
現実社会と一緒で、他人の行動を念力で支配することはできません。
● 使い捨てキャラは出さないでください
1回使い切り目的のキャラは出さないでください。今回出して、今回死ぬ予定というキャラは、基本的に受け付けません。それを許すと、ここぞという時に、100キャラぐらい送ってくる作戦を許容することになります。それはできません。
● 早めに送ってください
ギリギリに送って、まともなキャラが出せるはずがありません。一発で通らないのは第1回の通りです。加えて回が進んでくれば、これまでの情報と矛盾しているかどうかの判断も必要になってきます。早めに出せば、マスターが気付いた矛盾点をプレイヤーに伝えることができます。しかし、ギリギリだとそういうこともできません。
早めに1回目を出すようにしてください。1ヶ月の期間を取っているのは、1ヶ月の最後の日に出すようにしてもらうためではありません。
● 持っていない能力に依存した行動
今回第2回目ということで多かった間違いです。多分、プレイヤーの中で勝手にPCが育っているのだと思いますが、ルールを無視した行動は取れません。
一番多かったのが、策略を持っていないのに、策略を考えて実行しようとする人です。プレイヤー知識とキャラクター知識を完全に混同しています。また、地理を持っていないのに、道なき道を進もうとする人、指揮を持っていないのに部下を率いようとする人など、ルールを無視した行動が目立ちました。
最低限、ルールは守ってください。
● NPCにまったく絡んでいない
第1回の時に書いた通り、NPCに絡まない行動はカメラのフレーム外なので基本的に描写されません。第2回はかなり恩情処理で、強引にカメラのフレームに入るように描写していますが、回が進むにつれ、それもあまりなくなっていくでしょう。
● ルールにない能力を欲しがる
ルールに特定の能力がないということは、その能力を使った行動を取ってもカメラのフレームには入らないということです。ルールの能力は、今回のPBeMでプレイヤーが活躍するために必要だと思われる能力を中心に選定されています。
猪槌城の頃のキャラクター・シートの能力と比較してみれば、今回どういう行動が推奨行動になっているかが、自ずと浮かびあがってくると思います。
以下、猪槌城の能力と、史表の能力を並べておきます。
【猪槌城の能力】
体術系(剣術/武術/忍術/銃砲)
異能系(気候操作/渡り/変身/呪詛/式神)
統率系(指揮/策略/カリスマ/交渉)
五行の神通力
【史表の能力】
体術 (剣術 武術 曲芸 弓矢 馬術 )
統率 (指揮 策略 カリスマ 交渉 )
知識 (地理 歴史 芸能 礼儀作法 錬金 )
異能 (超感覚 超肉体 幻覚 破邪 )
縁(
)
全般的に、プレイヤーの主観的な判断が多かったような気がします。「自分のキャラクターがこうだから、世界はこうなっているに違いない」「自分のキャラクターを活かすためには、世界はこうなっていないといけない」という、逆の手順で物事を考えている人がまま見られました。
既に第1回で書いている部分に関しては、あまり救済処置をしていません。「それはうまくいきません」と明言している部分に敢えて置いてくるということは、結果を予期しているものとみなせるからです。そのため、第1回で失敗して、第2回もほぼ同じ結果になってしまった人もいると思います。そういった方は、第1回の主催者感想を読み直していただければと思います。
マスターの勝手なピックアップ
● オープニングPC、クロージングPC
今回のオープニングPCは、ミリアム=ラートリー氏の白弱鴇&白恐蝮でした。
今回のクロージングPCは、G★G氏の黒暗獅でした。
● ベスト先読み賞
ねめしす氏の青旨鯨です。第1回の行動宣言の時点から、海都で赤栄虎狙いというピンポイント攻撃で今回の活躍を物にしました。五大家への宣伝活動も、五大家と繋がりを持ち、赤栄虎に有用な情報を流すための情報収集活動でした。予定通りの活躍という感じで、素晴らしい一手でした。
● 活躍したで賞
ゆいあ氏の白厳梟です。第1回では活躍の場がなかったのですが、第2回ではその設定を活かして終始活躍しっぱなしでした。
● 美味しかったで賞
ミリアム=ラートリー氏の青騒蜂です。豹に食べられましたが、美味しかったそうです。
● ズルイで賞
ミリアム=ラートリー氏の緑純鮎です。いや、ずるくはないんですが、第1回始まる前から象使いを出すと宣言していたので。それに、緑輝蝗にメロメロになるのも行動宣言通りでしたので。
もう一人のズルイで賞は、どくたあJ氏の緑小蚤です。実は長焉市の戦争開始時に、緑輝の部下で最も優先順位が高いキャラクターには、自動で回想シーンが付いてくるというおまけが用意されていました。緑小蚤は、一人だけ長焉市初登場で、優先順位をぶち込んでいたので他の二人を退けて回想シーンをゲットしました。
● おまけ
今回は、優先順位の差で色々な裏のドラマが生まれて面白かったです。優先順位をもう少し高くしていれば、あの場面で登場できたのにというキャラクターがちらほらと。あと、行動を欲張り過ぎて優先順位が極端に低くなっていた人も多かったです。優先順位は大切です。
各キャラへのコメント
(敬称略)
- Junk
- c1赤凌狛
赤栄虎に絡むのは難しかったと思います、はっきりと拒絶されていますし。赤堅虎周りは、今回大きな動きがなかったので、結果的に活躍の機会はありませんでした。
- c2青巧燕
今回はどうやっても欄外だったでしょう。
- c3白恭雁
ねめしす氏の白愛鹿に、優先順位で2倍負けていました。行動内容がほぼ同じだったので、ばっさりとカットされました。
- あめふらし
- c1白秀貂
史表を読んだぐらいで赤栄虎の作戦を読めるようだと、そもそも白王が先に気付いています。それ以前に、敵の策略を推察できる能力を持っていないので無理でした。また、今回のハズレ行動の「司表を逃がす」を選択しています。青聡竜は逃げないので行動は空振りになりました。
- どくたあJ
- c1緑硬亀
書いている行動の半分以上は採用だったので、行動成功と言えると思います。かなり変な立ち位置にいますが。
- c2黒醇蠍
純粋な意味での成長物語に乗りかけています。ただ、きちんと成長するためには、考え方を徐々に変えていくこと(精神的な成長)が必要なので、次回ぐらいの行動宣言で化けるか化けないかが決まりそうです。今のままの性格だと、周囲の人はついてこないので。
- c3黒華蝦
本来の行動宣言通りの結果でした。詳細部分での行動宣言は、幸運な偶然がないと成功しない半受動的行動だったので、ちょっと無理でした。
- c4緑小蚤
蚤使いの蚤さんです。普通は名前に蚤なんてつけないのですが、このキャラは職業名が名前になっているので特別な例です。蚤関係の設定に関しては、こちらで大幅なてこ入れをしました(資料フォルダの中に、蚤専用フォルダを作った)。回想シーンは、優先順位トップのボーナスでした。優先順位順に処理していくので、時々こういった「誰でもいいけど、とにかく最初に行動していた人」に対するシーンが入ることがあります。
- あおきのだんな
- c1赤烈馬
白都襲撃まで読んでいたのは、よい読みでした。しかし、海都襲撃で正面攻撃はあり得ないので、その部分はキャンセルされて、普通に攻め込む人になりました。
- あちね。
- c1白太犬
物語に関係のない行動を取っているので、活躍できませんでした。今回のハズレ行動の「司表と逃げる」を選択しています。青聡竜は逃げないので行動は空振りになりました。
- c2赤敏鵜
白恐蝮の張った罠に、一番に突っ込んで行き、最後まで残っていると書いていたために死亡しました。同じ場所にいた微葉氏の赤熱鷲は、すぐに退くと書いてあったので生還しました。
- ゆいあ
- c2白厳梟
今回、司表周りで唯一「戦闘!」と宣言していました。一人しか戦うことを宣言していなかったために、一人でずっと戦闘をし続けました。
- てへろく
- c1黒逞蛙
順当な活躍。
- c2黄慎牛
今回は完全にカメラのフレーム外でした。次回は映るかも。
- c3青凛鮫
個人的には、戦闘中に「黒覆面の人物、男であったか」とか考えている青凛鮫は、お茶目な人物です。
- ミリアム=ラートリー
- c1白弱鴇
設定を活かした思考が展開していたので、プレイヤー的には良かったのではないかと思いました。
- c2白恐蝮
能力値の上がり方がえぐいキャラになっています。
- c3青勇隼
美味しい位置にいます。白麗蝶を中心とした三バカトリオ的存在になっています。
- c4青騒蜂
誰も気付いていないかもしれませんが、第1回で成長していなければ死んでいました。豹と緑珍鼠の2体に電撃を食らわせるためには、超肉体が最低2ないといけません。第1回の頃なら、豹だけ痺れて、緑珍鼠に首を刈られていました。何気にルールに則って生き残っています。
- c5白晴熊
次回は草原編なので、頑張ってください。
- c6緑純鮎
史表の文章では、意図的に要所以外は擬音語、擬態語などは使わないようにしているのですが、かなり悩んだ末に、語感が合致する代替表現が見つからなかったので「ぱたぱた」を使用しました。
- Dark
- オラト
- c1白軽兎
カメラのフレーム外の行動が多かったので、ああなりました。
- c2青明雀
美味しいキャラです。今回縁も取れるでしょう。次回は復興編なので、割合自由に動き回れます。いい位置にうまく座ってください。
- 酒
- c1赤善猪
世の中を舐め過ぎです。地理を持たずに、街道、船を使わずに、大陸横断に挑むのは無茶です。本来は死んでいましたが、そうなると全キャラクターが一気に死亡になりそうだったので、救済処置が適用されました。
- c2赤空鳶
前線直近の軍事基地を甘く見過ぎです。本来なら即死だったのですが、猶予付きになりました。
- おにきす
- c1黒艶狐
権限ないのに、それはやり過ぎです。まずは足元を固めてください。
- 猪鹿蝶太郎
- c1黄清蟻
誰にも邪魔されず、カメラを背負って動き回っているので、行動はほぼ全てカメラに映っていました。
- c2赤荒鶏
回り込めない位置に回り込もうとしていたのですが、火矢を使って攻撃するという記述がありましたので、その部分を全面的に採用しました。赤栄虎周りのPCが手薄なので、スポットライトが当たりまくりでした。
- 熊二朗
- c1白頼豹
司表の配下として、正しい活躍でした。
- c2緑珍鼠
なかなか美味しい役回りでした。
- もじもじ壱號
- c1青遠鴎
次回からは、青遠鴎が望んでいた辺境編に突入です。博士君キャラの台詞が炸裂しそうです。
- ムイラス
- c1白楽猫
今回は船の上で芸を見せられたので、芸人的にはOKだったのかなと思います。白麗蝶のいない場所で、白大狼に会うと、完全に罪人として扱われるので、今回一緒に拉致されてラッキーだったと思います。
- かずきち
- c1白涼鴻
本筋の外で行動をしていました。NPCではなくPCに絡もうとしていたのですが、そこにはカメラはないので映りません。
- c2青喧鶯
本筋の外で行動をしていました。物語に絡む場所にいないので、カメラにはほとんど映りませんでした。
- オビケン
- c1白柔猩
今回のハズレ行動の「司表を逃がす」を選択しています。青聡竜は逃げないので行動は空振りになりました。
- c2赤速鷹
前線直近の軍事基地を甘く見過ぎです。本来なら即死だったのですが、猶予付きになりました。
- ねめしす
- c1青旨鯨
第1回からのサブマリン行動&設定が炸裂しました。
- c2白好鳩
欄外でした。
- c3白激犀
下手をすると、今後カメラに映らないのではという行動でした。長焉市に着く頃には、話しが相当進んでしまっています。
- c4白愛鹿
Junk氏の白恭雁とほぼ同じ行動だったのですが、優先順位が2倍高かったので勝ちました。
- G★G
- c1白早駝
連絡要員&駄目だったら逃げ出すという行動でした。連絡要員になるという行動宣言があったので、他の逃げ出す系のキャラよりは何倍も活躍できました。
- c2黒暗獅
順当に役目をこなしました。
- 微葉
- c1青静鯖
ちょこちょこと活躍しています。
- c2赤高象
今回は少しお休みです。赤堅虎がピンチになる時が活躍するときなので。
- c3赤熱鷲
白恐蝮の張った罠に、突っ込んで行き、すぐに退却しました。一緒にいたあちね。氏の赤敏鵜は、一番に突っ込んで行き、最後まで残っていると書いていたために死亡しました。
各章のコメント
コメントというか、解説というか、とりあえず幾つか書いておきます。
● 一 遠征出発
隠密行なのに、どこからともなく合流して参戦しようとう人が何人かいました。よそにばれないから意味のある作戦なのに、知るはずもない人が途中合流するのは無理です。
例えるなら、ドイツの電撃作戦を中国が事前に察知し「俺も一緒に攻めこむよ」と言っているようなものです。無理です。また、赤族でない人がこの強行軍に着いてくるのも無理です。文字通り大陸横断の強行軍なので。
あと、あまり文章っぽくない数値計算を積み重ねているのは、この数値計算を大きく間違ってメールを送ってきた人が何人かいたからです。第1回の情報を見て計算すれば、相当の情報を得ることができます。第1回で一万人弱と書いている実質兵力から、4000とか5000とかそんな大量の人員を相手に気付かれないように遠征に割けるわけがありません。そういうことを考えていた人は、計算が間違っています。
ましてや、外壁がついている数十万人クラスの街を、正面切って攻められるほどの人員が割けるわけがありません。
この章は、九章、十章への伏線という意味合いもありました。伝説的な色合いの、語彙と観点で構成しています。
● 二 広源市
ようやく古参の軍団長が出てきました。白惨蟹です。彼には今後、派手に動いてもらいましょう。
白緩狢の周囲の情報も少しだけだしました。
● 三 開喉丘
マスターの一人語りに近い感じになりました。黒醇蠍成長編という感じですね。精神的成長があればよいのですが。
● 四 閉腸谷
最初は丘なのに、次は谷ってあたりで、立体空間を活かした行動宣言をしてくる人が一人ぐらいはいるだろうと思っていたのですが、そういう行動宣言はなかったです。閉腸“丘”にせず、閉腸“谷”にしているのは、きちんと意味のある伏線だったのですが。
二つの砦を使って巨大な一つの砦にするのは、当初からの予定通りです。
● 五 緑輝宮
東京オフで割と受けが良かった章です。袖から声をかけてきた手下の人気が高かったです。
● 六 大陸周回航路
ヨーダ(白麗蝶)&ルーク・スカイウォーカー(青勇隼)の特訓編。移動のときに成長するのは、スターウォーズの基本です。いや、違う。
白大狼周りの白愛鹿と白恭雁の扱いの差は、純粋に優先順位の差です。
白大狼が史表をしまうときの解説は、やたら史表を読んでいる白大狼に話しかけて史表を読みたがる人が2人もいたからです。第1回に書いた描写のとおり、白大狼は、人が部屋に入ってきたら本を隠します。その理由も既出情報です。
● 七 大陸横断
色々と重要な回でした。
● 八 史表殿
気付いていない人もいましたが、史表殿造営の打ち合わせはタイムスケール的に第1回で終わっています。一生懸命史表殿造営の交渉をしようとしている人がいましたが終わっているので没。なので今回は工事でした。
● 九 赤栄虎侵入
青旨鯨がおいしいお話でした。
● 十 赤い雨
攻守共に、赤族の海都の攻め方を読めていない人ばかりでした。逃げている人は、そもそも論外なのですが、ヒントは全て第1回にありました。青総竜自身も、海都に軍事上の脆さがあることに気付いている台詞を吐いています。また、その直後に、軍事上の海都の弱点を端的に示したシーン(門を抜け、大通りを通って、舟大家の商館までパレード)も出ています。このシーンを軍事上の問題として読んでいた人は気付くでしょうが、海都の事実上最重要拠点まで、門を抜けると広い道を通って一気にたどりつけてしまいます。大通りが2回に渡ってしつこく言及されているのは、第2回の海都攻めための伏線でした。
また、海都が壁に囲まれていることも書かれており、海側、河側は基本的に港や造船廠になっていることも言及されています。船を持たず、陸側からやってくる少数の赤族が、壁の外で戦闘をすると奇襲の利を失い、かつ壁に阻まれて作戦は終了してしまいます。
なので、いかにして内部の大通りまでたどりつくか(壁を突破するか)が話しの焦点になります。壁さえ突破すれば、防衛力は無に等しくなります。なので、攻撃側も防御側も、門周り、壁周り、大通りなどにいれば、現場に居合わせることができました。
青聡竜が逃げないのは、二つの理由から推察できました。一つ目は青聡竜自身のプロフィールからです。青美鶴を置いて、海都を捨てて逃げるわけがありません。それに元々軍人ですし。二つ目は物語上の要請からです。青聡竜は唯一史表世界の中で名前が特異な存在です。それには、物語上の意味があります。今回第2回で彼が物語上しないといけなかったことは、赤栄虎に対して「司表」という名前を効果的に告げることです。
以上2つの理由があったので、どちらかに気付くだけでも「一緒に戦う」という選択をできたのですが、青聡竜周りは、1人を除いてみんな逃げてしまいました。おかげで、白厳梟が1人で数人分の役を勝ち取りました。
あと、密集型都市での火災はやばいんですって。一応書いておきます。
● 十一 白淡鯉
彼女がなぜ出てきたか分からないというメールも頂いたのですが、白淡鯉の章は、今回でも1、2を争う重要な章です。分かりやす過ぎる伏線なので、何も解説はしないです。分からない人は、分からないままということで、周囲の人もぜひお願いします。
● 十二 錬金
赤族の人で、広源市を舐めている人が多かったです。あと、蛇足ですが解説しておくと、空華も紫雲も仏教用語です。造語じゃないです。
● 十三 長焉市上陸
主に十四章のための伏線と、次回への伏線が中心です。
● 十四 緑輝襲撃
十章の海都攻略の反省を次回に活かしてください。多くは語りません。
長焉市の外門での緑小蚤のシーンは、脳内では荒木飛呂彦入っていました。
猛獣、猛虫合体攻撃は、当初からのネタです。で、もちろん伏線でもあります。
青騒蜂は美味しいそうですので、ぱくぱくと。
緑輝兄妹大爆発で、書いていて一番気持ちがいい章でした。昔から、こういったパニックバトルな戦闘シーンのマスタリングが好きなので。
● 十五 大狼到着
十四章がアッパー系の章だったので、対比ということで静的なシーンになりました。
● 十六 援兵
圧力を受けると凝集し始めます。ということで、変化の兆しをつらつらと。
この章でも重要なのは「シヒョウ」という「音」です。史表、市表、死表という発音を片仮名で書いて意味を持たせるために、全文を通じて極力片仮名を使ってきませんでした。それは、「シヒョウ」という第2回から各所で出始める音に、意味を持たせるためでした。
● 十七 萌芽
個人的にかなり好きな章。前回のラストの緑輝といい、回の最後には次回への引きのインパクトのある話を持ってくるようにしています。鋸瞬草も当然ながら色々と伏線を織り交ぜています。
登場回数集計
「PBeM 猪槌城」の頃から恒例の、登場回数の集計です。
今回は、NPCでは赤栄虎と緑輝の回という感じでした。PCでは、圧倒的に青勇隼ですね。
■ NPC
●白賢龍
----+----*----+----*-(21)
●白王
----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*
----+---(78)
●白麗蝶
----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*
----(74)
●麗蝶
----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*
----+(75)
●白大狼
----+----*----+----*(20)
●大狼
----+----*----+----*----(24)
●白緩狢
----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*
----+-(76)
●白惨蟹
----+---(8)
●白淡鯉
----+---(8)
●青聡竜
----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*
----+-(76)
●司表
----+----*----+-(16)
●青美鶴
----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*--(62)
●美鶴
----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*---(63)
●青捷狸
(0)
●青新蛇
----+(5)
●青吝鮑
----+----*----+----*----+----*----+--(37)
●赤栄虎
----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*
----+----*----+----*-(91)
●赤堅虎
----+----*----+----*-(21)
●赤朗羊
----+----(9)
●黒壮猿
----+----*----+----*----+----*-(31)
●緑輝蝗
----+----*----+----*----+----(29)
●輝蝗
----+----*----+----*----+----(29)
●緑輝蛍
----+----*----+----*----+-(26)
●輝蛍
----+----*----+----*----+----*----+(35)
●緑輝
----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*
----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*(130)
■ PC
●赤凌狛
--(2)
●青巧燕
(0)
●白恭雁
-(1)
●白秀貂
--(2)
●緑硬亀
----+-(6)
●黒醇蠍
----+----*----+(15)
●黒華蝦
----+(5)
●緑小蚤
----+----*----+----*----+---(28)
●赤烈馬
----+----(9)
●白太犬
----+--(7)
●赤敏鵜
----+----*(10)
●白厳梟
----+----*----+--(17)
●黒逞蛙
----+----*----+--(17)
●黄慎牛
(0)
●青凛鮫
----+----*---(13)
●白弱鴇
----+----*----+----*---(23)
●弱鴇
----+----*----+----*---(23)
●白恐蝮
----+----*----+----*----+----*---(33)
●恐蝮
----+----*----+----*----+----*----+-(36)
●青勇隼
----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*----+----*---(63)
●青騒蜂
----+----*----(14)
●白晴熊
---(3)
●緑純鮎
----+----*----+----(19)
●白怖鴉
-(1)
●白軽兎
--(2)
●青明雀
----+----*----+----*---(23)
●赤善猪
---(3)
●赤空鳶
--(2)
●黒艶狐
-(1)
●黄清蟻
----+----*----+--(17)
●赤荒鶏
----+----*----+----(19)
●白頼豹
----+----*----+----*-(21)
●緑珍鼠
----+-(6)
●青遠鴎
----+----*----+----*---(23)
●白楽猫
----+----*----+----*----+--(27)
●楽猫
----+----*----+----*----+---(28)
●白涼鴻
--(2)
●青喧鶯
--(2)
●白柔猩
--(2)
●赤速鷹
--(2)
●青旨鯨
----+----*--(12)
●白好鳩
-(1)
●白激犀
---(3)
●白愛鹿
----+(5)
●白早駝
----+----*--(12)
●黒暗獅
----+---(8)
●青静鯖
----(4)
●赤高象
----(4)
●赤熱鷲
----+-(6)