初心者向けの講座です。
このコースでは、Pythonの基礎からはじめ、EPUB(電子書籍)を作り、Kindle用のファイルまで作るまでを学びます。
このコースでは、次のような事を学びます。
- Pythonの文法の基本。
- Pythonでのファイル操作やテキスト操作。
- EPUBの内部構造と作り方。
- EPUBの出力と、仕様準拠の確認、Kindle用のファイルの作成。
コースで紹介する文法やゲームのコードは、サンプルとして全てダウンロードできます。
開発は、Windowsでおこなっていきますが、基本的なところ(Pythonでのファイル操作やテキスト操作)はOS共通です。
テキストファイル(Markdown)形式で書いた原稿を、XHTMLに変換してデータを作ります。HTMLやCSSの知識は必要ありませんが、出力内容を自分で改造するなら、知っておくとよいです。
コースは、次のように進みます。
● 第1章 イントロダクション
・コース全体のロードマップ
・どんなプログラムを書くのか
・ソースコードについて
● 第2章 開発環境の構築
・Visual Studio Codeでの準備
・Pythonの導入
・プロジェクトとターミナル
・venvの利用
・電子書籍確認用のソフト
● 第3章 Pythonの基本的な文法
・Pythonの特徴
・追加の特徴
・変数や単純な型、複数の値を格納する型
・条件分岐
・繰り返し処理
・処理をまとめる関数
・モジュール
● 第4章 生成する電子書籍の仕様
・EPUBの構造
・.opfファイル
・XHTMLとCSS
・縦書き電子書籍
● 第5章 設定の読み込み
・実行時引数を利用する
・バッチファイルを作る
・YAMLで設定を書く
・ファイルの読み書き
・YAMLで書いた設定を読み取る
・ディレクトリーの情報を整理する
● 第6章 データの転送と構築
・EPUB構築用モジュール
・基本データの初期化
・表紙の処理
・画像やCSSのディレクトリを転送
● 第7章 Markdownの変換
・Markdownとは
・変換サンプルのMarkdown
・Markdownパッケージの導入
・正規表現
・Markdown変換
・目次作成のための準備
● 第8章 目次の生成
・リストとfor文
・toc.xhtmlの構築
・パス
・content.opfの構築
・ファイル構造の確認
● 第9章 圧縮してEPUB生成
・EPUB用のZIPの構造
・zipfileモジュール
・圧縮してEPUB生成
・生成したEPUBを目視で確認
● 第10章 EPUBデータの検証とKindle用変換
・epubcheckを利用する処理
・Kindle用変換