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無限世界SRPG

 広いマップを自由に移動して、敵に発見されれば戦闘が始まる「オープンワールドSRPG」です。また、クリアするごとにレベルが上がり、どんどん大きな世界が登場する「ワールド自動生成系SRPG」でもあります。

詳細情報

 Windows向けSRPG。

 通常のSRPGは、固定のステージをクリアする形式ですが「無限世界SRPG」は違います。無限に遊べる独特のシステムを持っています。

説明用動画

オープンワールド

 主人公はワールドマップを自由に歩き回り、敵に発見されると戦闘が始まります。

 ワールドマップと戦闘マップの比率は「1:1」、つまり同じサイズです。ワールドマップに配置されている敵が、そのまま戦闘マップに配置されます。

 戦闘が始まると、ワールドマップの一部が切り取られて、その範囲内で戦闘が行われます。ワールドマップには街があり、守備兵がいます。また、街から放たれた討伐軍が、主人公たちを追っています。どこで敵に発見されるかで、不利な戦闘(周りを囲まれている)になったり、有利な戦闘(個別撃破)になったりします。

 ワールドマップには、主人公の仲間がちらばっています。敵の追撃を避け、効率よく仲間を集めて軍を強化し、全ての街を攻め落とせば、そのワールドをクリアできます。

ワールドマップ移動

戦闘マップ

自動生成ワールドマップ

 ワールドマップは、アルゴリズムで自動生成されます。レベルが上がるごとに、より大きなワールドマップに挑めるようになります。また、生成シードも選べます。

 自動生成は、地形を作るだけではありません。街や道の配置、敵や仲間のレイアウトなど、ワールドの攻略要素となる内容を、最適化しながら自動で生み出します。

 また、主人公の行動に合わせて、街で討伐軍が編成されて出発したり、時空神が追っ手のモンスターを送り込んできたりします。

 主人公は、世界に散らばる仲間を集めて、街を効率よく落としながら、討伐軍や追っ手のモンスターを倒していきます。

ワールドマップ全体図

継続成長

 主人公は、異世界(異なるワールドマップ)を次々と攻略していきます。新しい世界に来た直後は、最低限の軍隊しか持たない状態で始まります。主人公は世界を旅して、仲間を集め直します。

 しかし、一度でも得た仲間は、過去の世界での経験を残しています。一度上がったレベルはそのままです。仲間にした瞬間から、強力な力を持っています。当然、主人公のレベルも上がったままです。

 そのため、新しい世界に来る度に、前回の世界よりも強い状態でゲームは開始します。世界のレベルが上がると、ワールドマップは大きくなり、敵の種類も増えます。より強い主人公たちを操り、より強大な敵に挑めます。

ユニット選択ダイアログ

時空神との戦い

 大いなる征服欲に取り込まれた主人公は、時空神により、無限の世界に挑み続ける地獄に落とされました。しかし主人公は、無限の世界を征服することに喜びを見出しました。

「これでは本末転倒」と、時空神は主人公を滅ぼすために、配下のモンスターたちを差し向けます。

 こうして、主人公と時空神による、無限世界を舞台にした争いが始まりました。主人公は異世界を征服するだけでなく、時空神とも戦わなければなりません。

 主人公は、同じように異世界に落とされた仲間たちを集めて、強力な軍隊を作り、異世界を征服していきます。

 また、無限世界を知った主人公は、「空間歪曲移動」という技を編み出しました。一瞬のうちに、別の場所に転移する技です。主人公の仲間たちも、この技を使えます。

「異世界に持ち越される経験値」「空間歪曲移動」。この2つを武器に、主人公は無限の異世界を攻略していきます。

時空神とその配下



スクリーンショット

物語

画像縦書き版


テキスト横書き版

イスカンダル

 ――世界を征服したい。  それは世界を知った日に抱いた夢である。教師が語る世界の形。それは幼きイスカンダルの心を、大きく羽ばたかせた。  大人になったイスカンダルは、歴戦の兵たちを率いて、征服事業を開始した。大陸を東進し、数々の国を滅ぼし、屍を積み上げ、欲望の糧とする。  そして時が経ち、志半ばで死期が迫ったとき、一人の女神が現れた。  彼女は自身のことを「時空神」と名乗った。時空神は、イスカンダルに問いかけてきた。 「お前は人の身でありながら、神のように世界を手に入れたいのか?」 「そうだ。全てを得たいのだ!」 「人の欲望には際限がない。神をも恐れぬお前には、相応しい地獄を用意しよう」 「なんだ、それは?」 「無限世界を転生して、世界征服に挑み続けるという地獄だ」  時空神は手をかざした。するとイスカンダルは無限に広がる闇へと運ばれた。その場所からは、きらめきが見えた。それは無数の世界の放つ光だった。  イスカンダルは、世界のひとつに落ち始める。体がばらばらになりそうな痛みが襲う。時空神は、イスカンダルが叫び声を上げることを期待した。しかしイスカンダルは、不敵な笑みを浮かべた。 「無限世界の征服に挑む。それは果たして地獄なのか?」 「どういうことだ?」 「俺にとってそれは、天国に等しいものだ。それこそ、俺が望んでいたことだ。無限の世界を、全て我が物としてやろう!」  驚く時空神に、イスカンダルは剣を投げ付ける。時空神が剣を避け、目を離した隙に、イスカンダルは向きを変えた。彼は時空神の目を逃れて、小さな世界へと落下した。  イスカンダルは転生して若者となる。そして無限世界に、自分と同じように落とされた者たちがいることを知った。 「魂が呼び合っている。大いなる野望を持った戦士たちが、王である俺を呼んでいる」  輝く魂は、灯火のように人の心を集める。イスカンダルの前には、無数の兵士がひざまずいていた。 「我らが王よ。今こそ挙兵のときです!」 「ああ。戦こそ我が人生。無限の世界を蹂躙しつくしてくれる!」  イスカンダルは天に向けて哄笑した。  その頃、時空神は、自身の宮殿に異形の者たちを集めていた。鋭い爪を持つ者。肉を裂く牙を持つ者。不死者。機械の兵。四大精霊の化身たち。 「イスカンダルという男が、無限世界を征服しようとしている。地獄に落としたつもりが、奴にとっては欲望を叶える好機でしかなかったようだ。これは私の失敗だ。お前たちは追っ手となり、イスカンダルを滅ぼしてくれ」 「我が神よ。あなたが望むままに!」  大音声ののち、異形の軍団は時空を超え始めた。そのことを知らないイスカンダルは、配下とともに無限世界の征服に乗り出していた。

仲間たち

グレゴリー

 僧院の城壁から見る空は青く、眼下は緑に覆われている。周囲の山は峨々とそびえている。景色は、記憶にあるものと変わらない。しかし、ここは私が生まれた世界とは違う。自分は異世界に落とされた人間なのだ。そうした確信がある。  この世界に疑問を抱くようになったのは、いつのことだろうか。仮の体。偽りの器。そこに閉じこめられた魂。外へと向かおうとする揺るぎなき渇望。  私の核にある何かは求めている。地に根ざした生涯ではなく、空へと羽ばたく人生を。  導き手が必要だ。卑小な自分には、王がいなければならない。小さな殻に囚われた魂を、解放してくれる人間が。  真昼の空。天を仰いでいると流れ星を目にした。尾を引き、すぐに消えた光。その光景を見たとき、胸の内がざわめいた。王が来たのだと知った。この世界には、自分と同じような仲間がいる。内なる輝きは引かれ合うのだ。  その日から、亀の歩みほどの速度で記憶が蘇った。  私の名はグレゴリー。前世では野望を持っていた。世界を手にできると信じていた。  現実の私は、僧院に捨てられた、親の分からぬ人間でしかない。口減らしのために農家の夫婦が置いていったのだろう。そうした事実を否定するための妄想かと思った。  しかし、確かな手応えがあった。温暖なこの土地では体験できない、極寒の地を這う風の記憶。長じて得た、大公妃である姉妹たちからの寵愛。  異世界の王が育つのを、皮膚の感触で知る。現実と記憶が裏返り、いつしか異世界の人格を取り戻す。グリゴリー・エフィモヴィチ・ラスプーチン。それが私の真の名だ。  私は王を待っている。仕えるべき主を求めている。この世界を蹂躙したいという渇望。その思いを共有できる、心からの仲間を、待ち焦がれている。

エルヴィン

 草原の民として私は生を受けた。馬に乗り、矢を射り、獲物を狩ることは、物心ついた頃からの日常であった。  幼少の頃、狙う相手は兎だった。長じて人になった。家に火を放ち、男の生命を絶ち、女の純潔を奪い、子を奴隷にする。その生活の中で頭角を表した。兵卒の立場から脱し、族長を囲む会議の席に座るまで、日は掛からなかった。  小さな枝として生まれた人間にとって望外の出世である。父母は喜んだ。しかし私は満たされなかった。  自分の才能は、前世から受け継いだものという確信があった。この能力を活かす、真の戦いに参加したい。それには真の王が要る。そのような相手は、私の前に現れるのだろうか。  私の名はエルヴィン。前世の名前はおぼろげに覚えている。エルヴィン・ロンメル。鉄の軍団を率いて、戦場を駆け回っていた。その記憶が鮮明に残されている。

ヘレナ

 魔術学院では、時に忌み子が珍重される。星の巡り、大災害。そうした日に生まれた子が、魔に魅入られた者として、赤子の時代から集められる。  私の名はヘレナ。同じ世代の子供たちの中で、一度も負けたことはない。十歳を迎えたときには、大人とも互角に戦えた。十二歳の髪下ろしの儀式のあとには、学院の教授たちも頭を垂れるようになった。  大魔術師。そう呼ばれるようになって久しい。  人の模範たれ。長老たちからは、そのことを求められた。  しかし、全てを壊したいという渇望があった。胸の奥から湧き出てくる破壊の衝動。新しい世界を目指すために、古い世界を一新したいという欲望。  前世の記憶。そうしたものがあると感じたのは、ある日、空を見上げたときだった。  流れ星。一条の光が、魂の底に眠るもうひとつの人格を呼び起こした。  私は、異世界での自分の名前を知る。ヘレナ・ペトロヴナ・ブラヴァツキー。その日から私は、いただくべき王を待ち望むようになった。

モレー

 私は、高貴な家柄に生まれた。そして高い教育を受けた。肉体の鍛錬を欠かさなかった。神に深く帰依した。公爵家の三男。聖騎士団の一員。その責務をまっとうした。  馬にまたがり街の大路を進めば、女たちが群がり子供たちが祝福を求めて集まってくる。  王や他の貴族たちに尊重された。市井の者たちから尊敬された。  この人生に何の不満があるだろうか。あろうはずがない。しかし、魂の核にはうずきがあった。表の顔にはふさわしくない、血と暴力への乾きがあった。  私の名はモレー。私は狂っているのだろうか。その悩みが、前世という言葉で像を結んだ。魂の蘇り。そうした現象があるのだと、本を読んで知った。  指先が震えた。背筋にしびれが走った。認識するということは、見えるようになるということだ。私は鏡の前に立った。炎に焼かれる自らの姿を幻視した。  私は火刑に処された。前世と現世が繋がる。私の名はジャック・ド・モレー。テンプル騎士団最後の総長だ。  王の導きが必要だ。神と言い換えてもよい。私を支配して正しい道へと導いてくれる絶対者。私は、その相手が現れることを祈り、これまでとは違う日々を送り始めた。

シャルル

 剣を持つと魂が研ぎ澄まされる。そうした心が、いつ私の中に生まれたのか分からない。  石造りの街。そこに住む人々は、階級によって厳密に分けられている。貴族の宮殿。大商人たちの邸宅。そして、貧民たちは外壁の外に追いやられ、不便を強いられていた。  私が生まれたのは、壁際の下水の出口である。街を美しく保つために、外に汚水を流す。快適な生活を送る人たちがいる反面、悪臭を友とする者たちもいた。  成り上がるには技芸が必要だった。職人として技量を磨く者もいた。踊りの芸を身に付ける者もいた。私は剣を選んだ。不思議と使い方は知っていた。六歳のときに大人の剣豪を倒した。その力を見込まれて軍隊に招かれた。正規の軍隊ではない。革命軍と名乗る一団だった。  私の名はシャルル。人生初めての決闘以来、負けたことはない。いつしか私は、革命軍で一番の暗殺者となった。  国は腐っていた。汚水のように腐臭が漂っていた。革命軍は人々の期待を集めた。そして国は覆った。  革命軍が正規軍になったとき、暗殺者の存在は無用になった。それだけでなく、消されるべき歴史となった。  私はまだ十二歳だった。百人の追っ手を全て殺害して、その国から姿を消した。  何のために生まれてきたのだろう。そのことを知ろうと思い、高名な占い師のもとに行った。そこで驚いた。お前は異世界からの転生者だと言われたのだ。 「この世界は、不可思議な糸で、他の世界と繋がっている。そして、時に世界を超えて生まれ変わるものがいる」  なるほどと思った。生まれたときから持っていた剣の技量。それが証拠だと思った。 「空を見上げてみな。天がお前を招くこともあるだろう」  その日から、人を殺したあとは天を仰ぐようになった。何者かが自分の前に現れるのを待ち、目をこらすようになった。  ひとつの星が流れたとき天啓を得た。王が来た。その事実に胸が躍った。  その日、前世の名を取り戻した。シャルル・ジュヌヴィエーヴ・ルイ・オーギュスト・アンドレ・ティモテ・デオン・ド・ボーモン。異世界で、シュヴァリエ・デオンと呼ばれていた女装の剣士だ。  王に我が剣を捧げよう。私の生に意味を持たせるために。  死体を見下ろしたあと剣を鞘に収め、私は街の闇へと姿を消した。

ヘクトール

 戦士とは肉体のみでは成立しない。心と技も求められる。三位一体を成して、初めて真の力を発揮する。  師の言葉は信頼に足るものだった。何の疑いもなく、私は心技体を磨き、国を守る戦士としての道を歩んだ。  小さな国だった。王は温和だった。民は善良だった。守るに値する国だった。  しかし、国とは力である。二つの石がぶつかり合ったとき、脆い石は無残に割れてしまう。  亡国の戦士となった私は流浪した。道を失い、生活のために多くの命を刈り取った。私がこの世に生を受けた理由は何だろうか。哲学者のように自問した。  人生の転機は、空からやって来ることもある。  ある日、見上げた空に、ひとつの星が流れた。光の点にしか過ぎなかったのに、それは人の形のように見えた。  その瞬間、蒙が啓かれた。私はプリアモスとヘカベーの息子。妻の名はアンドロマケー。そしてスカマンドリオスという子供がいた。  現実の私は、異なる両親を持っている。結婚もしていなければ子もいない。なぜ、そうした考えがよぎったのか。  私の名はヘクトール。トロイアの王子。トロイア戦争におけるトロイア最強の戦士。  深層の扉は開かれ、記憶が蘇る。  心は揺れた。魂は迷っている。導き手が必要だ。異なる世界に落ちても、絶対的な信念を持っている。そうした人物に出会いたかった。  私は空を仰ぐ。王が到来することを予感する。そのとき私は、戦士として彼に付き従うだろう。

リュドミラ

 人を射ると快感を得るようになったのは、いつの頃だろうか。  狩人として動物を狙っていた。その技量を見こまれて軍に徴集された。狙撃手となった。十六歳のときだった。それ以来、神の手として崇められるようになった。  尊崇される日々。酒場に行けば、いつも酒はただになる。祭に参加すれば、群がる人々が花を投げて祝福してくれる。  戦を勝利に導く戦神。その実態は、命を奪うことに喜びを見出す殺人者でしかない。自分が欲にまみれた偽りの英雄だと、とうの昔に気付いていた。  私の名はリュドミラ。このまま小さな快楽を積み重ねて人生を終えるのだろう。  しかし、一人の賢者に会い、疑問を持つ。賢者は言った。お前は、転生者ではないのかね。その技量は、学んで得たものではなく、前の人生から引き継いだものではないのかね。  指摘されてみれば腑に落ちることが多かった。狙うという行為は、生まれる前から身に付いていた。自分の心の中を探ると、覗くことができない扉があった。  自分の魂の一角に、そうした場所があることに驚く。どうすれば扉を開けられるのか。その機会は、初めて矢を受けて、生死の境をさまよったときに訪れた。  赤き国に生まれた。名はリュドミラ・パヴリチェンコ。その世界で、史上最強の女性狙撃手だった。  辛うじて生に留まった。目覚めたとき、世界は一変していた。  王が来る。その確信があった。仲間がいる。その直感に笑いが込み上げてきた。  どうやらこの世界には、自分と同じような人間がいるらしい。そして、彼らは王が来るのを待っているようだ。転生者の軍団。そこに馳せ参じる自分を想像する。  胸が高鳴った。恋する乙女のように笑みが漏れた。殺戮と蹂躙が待っている。王よ、早く来たれ。私はそのときに備えて、技量を磨き続けた。

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