安藤裕美は、人材派遣会社を経て20代で会社「コードエージェント」を立ち上げ、腕のよいプログラマーを企業に斡旋している。だが、取引先で、自分の会社が送り込んだプログラマーが企業データを暗号化して失踪し、”身代金”7000万円を要求してくるという大事件が起きる。
「電子おくすり手帳」5万人分のデータを人質に取られているため、警察に通報して事件が公になれば会社は社会的信用を失う。極秘の捜査を依頼され、安藤は出資者の東城院加奈子から、補佐役として奇妙な青年を紹介される。鹿敷堂(かしきどう)桂馬。いかにもやる気のなさそうなこのプログラマーに、安藤は苛立ちを覚えるが……。
「ぼくはプログラマーなので、コードで答えさせてもらいます」
「プログラマーという人種はですね。
他人とともに、自分も信じない人間なんですよ」
いかにもやる気なさげなプログラマー探偵、鹿敷堂登場!
相棒の安藤裕美をイラつかせながらも、やるときゃやる!
タイトル | 裏切りのプログラム |
サブタイトル | ハッカー探偵 鹿敷堂桂馬 |
ジャンル | エンタメ・ミステリ |
発売元 | 株式会社 文藝春秋(文藝春秋BOOKS【立ち読み】あり) |
判型・造本・装丁 | 四六判 小口折 並製カバー装 |
頁数 | 312ページ |
価格 | 本体1,500円+税 |
ISBN | 978-4-16-390508-2 |
初版 発売日 | 2016年08月27日(土) |
1 プロローグ |
2 事件の始まり |
3 奔走 |
4 デバッグ |
5 肉薄 |
6 対決 |
7 エピローグ |
著作権者 : 柳井 政和
Web Site : http://crocro.com/
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