文字列を入力して、QRコードを作成します(kjuaを利用)。
作成したQRコード(PNGの画像)は、ブラウザの右クリックのメニューから保存してください。
QRコードの画像を読み込んで解析したい場合は「QRコード解析」をご利用ください。
2024-04-19:「PNGでDL」「SVGでDL」を追加。「詳細」(余白、誤り訂正レベル、セル色、背景色、透明)を追加。
QRコード(キューアールコード)は、1994年にデンソーの開発部門(現在は分離しデンソーウェーブ)が開発した二次元コードです。QRコードはデンソーウェーブの登録商標です。QRは「Quick Response」に由来しており、高速読み取りができるように開発されました。
正方形のQRコードは、読み取り時の向きを決定するために、4隅に「切り出しシンボル」を持っています。このシンボルを利用して、QRコードの位置と向きを特定しています。
QRコードの大きさは、バージョン1の「21×21セル」から、バージョン40の「177×177セル」まで、4セル刻みで決められています。
また、4段階の誤り訂正機能を備えており、レベルLでは約7%、レベルMでは約15%、レベルQでは約25%、レベルHでは約30%の誤りを訂正できます。そのため、破損や汚れにも強くなっています。
格納できる情報の容量は、バージョンを最大の40、誤り訂正レベルを最低のLにした場合、数字のみなら最大7,089文字、英数字なら最大4,296文字、Shift_JISの漢字・かな文字の場合は最大1,817文字になります。
QRコードは、たった2人の開発チームで始まりました。開発チームの最大の課題は、高速にコードを読み取ることでした。そこで考案されたのが、四角い形をした「切り出しシンボル」でした。
切り出しシンボルの形は、膨大な調査に基づいて決定されたものです。帳票などで一番出現率が少ない図形を考案するために、開発チームは大量の印刷物を調べました。チラシや雑誌、段ボールなどの絵や文字を白黒にして、その面積比のデータを蓄積したのです。
そして、1番使われていない比率を突き止め、切り出しシンボルの白黒部分の幅の比率を決定しました。印刷物には普通は現れない比率のために、高速に位置を特定可能になりました。
特許権者のデンソーウェーブは、規格化されたQRコードについては特許権を行使しないと宣言しています。これは開発当初から決めていたことだそうです。また、仕様はオープン化されています。
開発当初は、自動車部品生産の現場で使われることを想定していました。このQRコードが一般の人に広まる切っ掛けとなったのは2002年です。QRコードの読み取り機能を搭載した携帯電話が発売されました。
現在の用途の幅は広く、携帯電話や航空券、投票券、入場券、乗車券、決済サービスなど、様々な場所で利用されています。
QRコードは2012年には、グッドデザイン賞に入賞しています。また、QRコードの開発チームは、2014年に欧州特許庁が付与する欧州発明家賞を、日本で初めて受賞しています。
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