マンガでわかるIT用語

公開：2025-03-04、更新：2025-03-04

第14話「人月」 9ページ

9：終わり

　人月は、仕事の作業量を表す単位です。IT業界ではよく出てきます。1人月は、1人が1ヶ月働く場合の作業量です。4人が3ヶ月働くと「4×3＝12」で、12人月になります。

　実際には、1人月がどれくらいの作業量になるかは現場によってまちまちです。1日の仕事時間や1ヶ月の休日数などに、定められたルールがないためです。

　また、1人月でどれだけの仕事ができるかも明確ではありません。たとえばプログラミングでは、人によって能力に大きな開きがあります。初心者と熟練者では、同じ作業をこなすのに掛かる時間が著しく異なります。また、前の工程が終わらないとできない作業もあるために、単純に時間で作業量を計算するのは難しいです。

　人月という単位にはこうした問題があります。しかし、どれくらいの予算を考えればよいか分かりやすいので、よく利用されます。

# 9p ## 1 ミア：苦痛量が小さい人は長い時間大きい人は短い時間にするべきだわ ## 2 モフオ：いやそれはおかしいよ勉強ができる人は短い時間できない人は長い時間の学習が必要でしょう --- ## 3 ミア：理不尽だ！ ## 4 モフオ：まあ能力は人それぞれだしね