~2000年11月のお部屋日記~

● 2000.11.29(水) ルノアール
● 2000.11.28(火) ペンタブレット
● 2000.11.26(日) ドイツ
● 2000.11.24(金) ユーザーサポート
● 2000.11.23(木) ダイス目
● 2000.11.21(火) モネ
● 2000.11.20(月) スキン・ラッシュ
● 2000.11.19(日) JAVA その7
● 2000.11.18(土) 電気ミニマット その2
● 2000.11.17(金) 電気ミニマット
● 2000.11.15(水) コミケ その2
● 2000.11.14(火) コミケ
● 2000.11.13(月) JAVA その6
● 2000.11.12(日) 原文
● 2000.11.09(水) モニター
● 2000.11.07(火) b2mcs その8
● 2000.11.05(日) JAVA その5
● 2000.11.04(土) バックアップ
● 2000.11.03(金) お絵描き掲示板 その3
● 2000.11.02(木) お絵描き掲示板 その2
● 2000.11.01(水) 低周波治療器
○ 2000年10月 の お部屋日記
○ 2000年9月 の お部屋日記

お部屋日記 (不定期刊行予定)

● 2000.11.29(水) ルノアール

 本日は「ルノアール」の絵の解説本を購入。

 「ペンタブレット」の使い心地に感激したので、筆のタッチが出る絵でも練習しようかと思い、印象派の巨匠「ルノアール」の本を買ったわけです。

 でも多分、今の私の環境では同じような絵を描くのは難しいでしょう。

 ペンタブレットを買ったときに付いて来た「Painter」の体験版でもインストールすれば、少しは筆のタッチを出せるかもしれません。

 でも、「Painter」は使ったことがないのでまだまだ未知数です。

 さて、そろそろプログラムも再開しないとまずいです。12月はもうすぐそこです。

 先週から今週にかけて、ゲームのフローと細かな仕様、画面設計をおこない、サンプル画面の作成をおこなっていました。

 今日からパーツを分けてプログラムに落としていく予定です。

 「ルノワール」の絵の勉強が反映するのはまだだいぶ先になりそうです。せめて背景ぐらいは印象派風にしたいなあなどと考えています。

 時間がないって言っている割りに、何だか冒険ばかりしている気がします。

● 2000.11.28(火) ペンタブレット

 とうとう「ペンタブレット」を買ってしまいました。

 WACOM社のものです。出費3万。かなり痛いです。

 で、早速夜に使い心地を試すべく使ってみました。かなり良いです。

 さすがに「主線」を描くにはきついのですが、「色塗り」に関しては非常に強力です。

 何より「筆圧感知」がこんなに「色塗り」に便利なものだとは思いませんでした。

 絵を描くスピードも若干速くなるようで、今まで人物の色塗りに4時間ぐらいかかっていたのが1時間半ぐらいで済みました(若干じゃないですね)。

 これなら一晩二枚のペースで絵が描けそうです。

 コミケも近いのでスピードアップのために購入したのですが、かなりの戦力になりそうです。

 毎回そうなんですが、コミケのために資料や機材を購入したり物を作ったりして、どうみても赤字です。

 まあ、それが楽しみでやっているので構わないのですが、つくづくコミケは「祭り」だなあと思います。

● 2000.11.26(日) ドイツ

 この週末でドイツのゲームを2つ、新たにプレイしました。

 プレイしたゲームは「ロボットレース」「操り人形」です。

 どちらも良くできた非電源系のゲームです。

 「ロボットレース」は、1~n人が参加できる迷路パズルゲームです。

 「1~n人」という不思議な人数がついているのは、ロボットをゴールに辿りつくまでに「最も短い手数」を、「なるべく早く」宣言した人が点数を得るというルールになっているからです。

 つまり、何人いてもその中で点数を得る人が「一人」なのでゲームが成立するわけです。「早い者勝ち」なので、なるべく短い手数を早めに宣言する必要があります。

 脳みそをフル稼働しないといけないので、ゲーム時間の割りに疲労度が高いです(心地よい疲労です)。

 「操り人形」は、カードが非常にキレイなので前々からプレイする機会を狙っていたゲームです。日曜日に念願が叶ってようやくプレイできました。

 王様や商人、修道士、傭兵、暗殺者、建築家、盗賊などのキャラクターを毎ターンとっかえひっかえ選んで、そのキャラクターたちを「操り人形」のように操作して、自分の権益を広げていくという、一種陰謀劇のようなゲームです。

 カードの美しさとゲームの雰囲気があいまって、非常にやる気をそそるゲームになっています。

 プレイの結果は、「ロボットレース」は1位獲得、「操り人形」は残念ながら2位でした。

 ドイツはボードゲーム・カードゲーム先進国なので、非常にクオリティの高いゲームが年に何本も出ています。

 またそろそろ、新しいドイツのゲームを購入したくなってきました。

● 2000.11.24(金) ユーザーサポート

 このサイトには、「めもりーくりーなー」関係でやってきている方が多いと思いますので、今日はそういったソフト関係のことを書いていきたいと思います。

 今日は「ユーザーサポート」について少し書こうと思います。

 私は仕事でも「ユーザーサポート」をすることがあるのですが、たいてい「ユーザーサポート」にお電話をいただく方は、にっちもさっちもいかなくなって気持ちも非常に苛立っています。

 そのために、普段はできる受け答えがなかなかできなかったりします。

 それでも電話での受け答えならことは簡単です。

 実際に必要なことを「ヒアリング」しながら、お客様を安心させていき、必要ならこちらでも同じ環境を作って実験し、同じ操作をしながら操作方法や解決方法を説明することができます。

 必要なことには「ソフト名」「OS名」「ハード名」、お客様の「お名前」「お電話番号」(すぐに解決できない場合はこちらから電話をかけなおすため)、「どういった画面でどういった操作をするか」、などが含まれます。

 こういったことを、お客様の話をお伺いしながら「ヒアリング」していくわけです。

 「ヒアリング」が終わったあとは、こちらからいろいろと必要なことをお伝えします。

 お伝えすることには、「解決方法」「説明書のページ」(再度わからなくなったときに参照していただくため)、「自分の名前」(再度分からないことがあった場合に指名していただくため)などがあります。

 「メール」と違って口頭で話をしていますので「お客様は内容を忘れてしまう可能性がある」と考えた方がよいでしょう。

 「説明書」のページもお伝えしておいた方がよいです。「説明書」を読まない方は少なくないですので、「説明書」を読むことを促す意味でも「説明書」のページを告げることは有効です。

 しかし、オンラインソフトの「メール」での対応はなかなか難しいです。

 「メール」だけのやり取りなので、必要な情報が「ヒアリング」できないケースが多いためです。

 「めもりーくりなー」の2.00以降、「ユーザーサポート」という機能を追加したのはこのためです。

 多くの場合不足している情報にユーザーの方の「お名前」があります。

 だいたい2~3割ぐらいの方が自分の「名前」を書かずにメールを送信されています。

 また、どういったことが起こっているか、具体的に明示されていないメールも1割ほど受信します。

 「バージョン情報」はほぼ8割ぐらいの方が書かないようです。「ソフト名」は2割ぐらいの方が書かないようです。

 これらの情報をメールのやりとりで収拾していくわけですが、これがなかなか難しかったりします。

 ユーザーの方は、にっちもさっちもいかず苛立った状態でメールを送られているので、そういうことも多いと思います。

 また、「メール(手紙)」の書き方が非常に苦手な方も多いようです。

 「メール」というメディアは、使い方が人それぞれなので「名前」「署名」もなしで「動きません」という一文のみを送ってこられるかたもけっこういらっしゃっいます。

 さすがにこれだけの情報では、どのソフトのサポートなのか、どういった状態なのか、どなたからのメールなのか推論することもできません。

 こういった「一行メール」は想像以上に多いです。ユーザーサポートの1割ぐらいは「一行メール」です。

 「ユーザーサポート」を効率化するということは、それだけで非常に大変な仕事になります。

 一筋縄ではいかないなあと思っています。

● 2000.11.23(木) ダイス目

 本日はK.G.B.にて「天空のレストラン」をプレイ。

 「天空のレストラン」は、プレイステーション用の新作ボードゲームです。

 結果大差がついて友人のkamai氏が勝利。

 今回、勝者よりも目立ったのは「ゆいあさんのダイス目」です(ダイスとはサイコロのことです)。

 いつもkamai氏とゆいあさんが同じテーブルで戦うと、ゆいあさんのダイス目が悪くボロ負けをしてしまいます。

 ゆいあさんいわく「ゲームやろうぜ」。

 「ゆいあさんのダイス目が悪すぎて勝負が成立しない」という状態がずっと続いていました。

 さらに、それに追い討ちをかけるうようにkamai氏の執拗な攻撃がゆいあさんに(「闇料理」を作らせるべく、適当な食材をゆいあさんの料理に投げ込むkamai氏)。

 終わってみればkamai氏トップ、ゆいあさんビリ。

 世の中にはダイス目が高い人と低い人がいるものですが、ダイス目の相性もあるものだと思いました。

● 2000.11.21(火) モネ

 久しぶりに絵の本を購入しました。

 学生時代はお金がない中で、比較的多くの絵の本を買っていたのですが最近はすっかりご無沙汰でした。

 本日購入したのはモネの本です。

 プログラム的に印象派風の絵を出力する方法はないかと思い、その参考資料として購入しました。

 やはり良い絵です。美術館で昔見ましたが、そのときの感動を久しぶりに思い出しました。

 でも、プログラム的に解釈するのはかなり難しそうです。

 まず、絵をいくつかのレイヤーに切り分け、そのそれぞれに対して筆の使い方を完全に変えないといけない。

 例えば前面のオブジェクトのブラシストロークは筆の流れを活かした、絵の具の量の多い描線。

 主体のオブジェクトは淡い色調を活かした薄塗り。

 遠景オブジェクトは輪郭線を活かした平面的な図像化、もしくは空気遠近法を活かした空への解け込み。

 その向こうの空は平筆を使った大胆な青と白の面分割。

 そのそれぞれのブラシが単色ではない微妙な混色が必要で、絵の具の立体感と、不均一でイレギュラーな色の混入を表現しないとそれらしくは見えない。

 それよりも何よりも、このオブジェクトの切り分けをプログラム的に認知させるのが困難です。人間が指定するのなら可能でしょうが、コンピューターだけで解釈させるのはかなりの難易度だと思います。

 「ちょっと無理かなあ」と思ってしまいました。

 素直にPainterとペンタブレットを買うかなあという気になってきました。

 良い絵は、見ていると自分も絵を描きたい気にさせてくれます。

● 2000.11.20(月) スキン・ラッシュ

 ここ数日で凄い勢いで「スキン」が増えています。

 いや、本当に凄い。

 私も正直びっくりしています。

 いつのまにか「スキン ギャラリー」も20種類を越えて、なかなか壮観になってきました。

 「めもりーくりーなー」「スキン」機能も、じわじわと広がってきているみたいです。

 その内ページを分けないと、そろそろ1ページで表示するには大き過ぎるファイルサイズになってきました。

 そう言えば、「b2mcs」で作った「スキン」を投稿される方はいないですね。もしいらっしゃったら、別館でも設けてギャラリーを拡張しようかと思っています。

 何だか一人で夢が広がっています。

● 2000.11.19(日) JAVA その7

 ようやく描画管理プログラムのプロトタイプが完成。

 この前書いたスケジュールの中にはきちんと収まっています。これで、だいぶコミケまでに完成も現実的になりました。

 だいぶ分量が多くなったので、関数群からクラスに変更して、使い勝手を良くしました。

 クラス名は「Layer」。その名の通り、レイヤー単位で描画を管理するクラスです。

 機能的にはこんな感じです。

● レイヤーごとに描画アイテムを管理。

● 各レイヤーに描画アイテムを追加していくと、生存時間、待機時間、XY座標、幅、高さ、各種パラメータをもとに自動でアニメーションを実行。

● レイヤー内の特定の描画アイテムに対して各種操作が可能。操作の内容は、削除、検索、上書き、変換、情報所得など。

● 最新のアイテム、最古のアイテム、全部、n番目のアイテムなど、アイテムを指定して操作可能。

● 内部データは完全にブラックボックス化してエラーが発生しないように厳重にエラーチェック。

● レイヤー自体のコピー、初期化などの操作が可能。

● レイヤーの統合、レイヤーをバッファ領域として使用するなど、各種レイヤーの使用方法を指定可能。

● アルファチャンネルをサポートして、半透明レイヤーなどを実現。

 イメージとしては、フォトショップのレイヤーに「絵」じゃなくて「アニメーション」を描いていくプログラミングツールです。

 結局丸々1週間もかかりました。

 で、大変なことが分かりました。

 JAVAが遅いというのは分かっていたのですが、こんなに動作遅いなんて予想外でした。

 あまりに遅いので、各関数のベンチマーク機能も追加して、どの処理に何msかかっているかを計測しました。

 それで分かったのですが、320×480の画面に1回フィルターをかけるのに、なんと220msもかかっているのです。440MHzのCPUでです。

 フィルターと言っても、簡単なビット演算程度です。その簡単な処理に220ms。最適化する前は500msもかかっていました。

 220msだと、フィルターをかけるだけで、秒間5コマのアニメーションしかできない遅さです。これでは話になりません。

 200MHzのマシンで数枚レイヤーを使うと10秒に1度ぐらいでしかアニメーションできないことになります。

 こうやって考えるとPSやPS2は早いなあと感心してしまいました。

 おかげで、設計変更を余儀なくされる始末です。

 全レイヤーに対してアルファチャンネルを使う設計は方向修正をしました。そんなことをすると、数秒(数10秒)に1回のアニメーションになってしまいます。

 仕方ないので各レイヤーに、アルファチャンネル自体を使うかどうかのスイッチをつけることにしました。

 そういった各種変更が済んだのが今日の夕方。

 長い1週間でした。基本部分はできたので、これから少し楽になるかも。

 コミケも近いのでがんばらないと。

● 2000.11.18(土) 電気ミニマット その2

 頭寒足熱、頭寒足熱。

 「電気ミニマット」思ったより良いです。

 椅子に座ったままコタツに入っているような感覚です。

 足元に「電気ミニマット」を置いて、腰から毛布をかければ、完璧に一人コタツ状態です。

 これはだいぶ良い商品です。

 今日は冬対策その2ということで、部屋と部屋の間にふすまを入れました。

 夏に、暑いのでふすまを取り払っていたのですが、気密性を考えて再びふすまを入れました。おかげで、少し部屋が温かくなりました。

 日本の家屋はそれほど気密性が高くないので、寒さには向いていません。それよりも湿気対策に重きが置かれています。

 その昔、江戸幕府が北海道開発をおこなったとき、日本の家屋をそのまま北海道に建てて多くの人が寒さで死んだそうです。

 毛布で壁とか覆ってパオとか作りたいですね。

 昨日買った灯油はまだ未使用です。「電気ミニマット」と気密性の改善で寒さはだいぶ凌げるようになりました。

 学生時代は、暖房器具がない年もあったので大変でした。

● 2000.11.17(金) 電気ミニマット

 色即是空、色即是空。

 物欲怪獣が再び私の脳裏を駆け巡り、本日「電気ミニマット」を購入しました。足元を暖める暖房器具です。お値段は1880円なり。

 毎日5時ぐらいまでパソコンで遊んでいると寒いんです。

 昨日まで、部屋では暖房器具を何も使っていなかったのですが、さすがに足元が寒くなってきたので遅まきながら冬支度です。

 本日朝に灯油を購入。そして午後には「電気ミニマット」を購入。万全の体制です。

 電気ミニマットは、45センチ四方の電気カーペットです。45度まで表面温度が上がるそうです。

 45の45の45なんて、ドラえもんみたいな数値設定です。

 まだ試していないので今晩試してみたいと思います。

 そう言えば、「低周波治療機」をそろそろまた使わないと。気を抜くとすぐ使わなくなってしまいます。金額分は使わないと。

● 2000.11.15(水) コミケ その2

 昨日、「コミケ当選」で散々騒いで一晩明けました。

 そして今日になって「サークル参加告知をしないといけない」ということを思い出しました。

 というわけで今日は投稿先の雑誌宛てに、「サークル参加告知の投稿ハガキ」を出しました。

 3時間で4枚もハガキを書いて出したのでだいぶ疲れました。1日にこんなに描くものではないです。

 ついでに「2000冬コミ情報のページ」も作りました。

 今後ソフトの開発や、売り物ができた際には順次告知していこうと思います。

 地図もつけていますので、ぜひ遊びに来てください(^^;

● 2000.11.14(火) コミケ

 「ブラボー!」

 「コミケ」受かりました。苦節2年ぶり。

 「2日目(土)西地区 "け" 02b ストレス処理班」です。

 西地区の端っこの本当の辺境の地ですが、どうぞご来場ください。

 いや、本当によろしくお願いします m(_ _);m

 受かったからには急ピッチで商品の開発を進めて行かないといけないです。

 メインの出し物は「JAVA」で組んだ「ゲーム」です。「JAVA」だからって「グラフィックはしょぼいだろう」などとは言わせません。

 グラフィック的にも、Windowsのゲームに遜色ないものに仕上げる予定です。

 あくまで予定なので、何とも言えないのが苦しいのですが(汗)。

 今週中には描画管理プログラムが完成する予定です。そうすれば、簡単なデモ程度は作れるようになるはずです。

 そうしたら、インターフェース部分の改良に1週間、ゲーム部分の作成に1~2週間、周辺部分の作成に1週間、グラフィック&エフェクトは残り時間全部をかけて強化予定です。

 って、コミケまでギリギリのスケジュールです。何とか時間を詰めて、デバッグ期間とブラッシュアップに長い時間を取りたいものです。

 今回は今後の「JAVA」でのゲーム開発のための布石にするつもりなので、かなりまじめに基本部分を作りこんでいます。

 描画管理プログラムも、各階層ごとにエラーチェックを入れ、関数として呼び出すときに、少々手荒な使い方をしても内部的に解決する構造にしています。

 何でわざわざ描画管理プログラムなんかを開発しているかと言うと、理由は2つあります。

 1つ目は描画管理の簡易化のためです。今開発している描画管理プログラムでは、全ての描画オブジェクトをレイヤーとその中のアイテムとして管理しています。

 プログラマは、その描画管理プログラムにアイテムを適当に追加していけば、描画管理プログラムが勝手にそれ以降のことは自動で処理してくれます。

 例えば爆発のアイテムを追加したら、後は爆発が消えるまでの面倒は、全て描画管理プログラムが自動で処理してくれます。

 また、レイヤーとアイテム名をキーに最古・最新に追加したアイテムや、全部のアイテムに対して一括で削除したり、パラメータを変更したりといったことを、簡単にできるようにしています。

 2つ目はパフォーマンスの最適化のためです。パソコンは、コンシュマー機(PSやPS2、DC、N64など)と違ってそれぞれ違う環境で実行されるため、描画の処理落ちなどをプログラマ側ではまったく予想することができません。

 なので描画管理プログラムでその最適化を自動で実行させようと計画しています。

 描画管理プログラムが、自分自身の実行速度をベンチマークしながら、各レイヤーの最大アイテム数を増減させて、どのパソコンでも快適な環境で遊べるようにしようと考えています。

 Windowsのゲームぐらいに描画をバシバシすると、どんだけ処理落ちするか予測不可能な所がありますので(^^;

 でも、この最適化機能は、冬コミには間に合わないと思うので、それ以降の拡張要素になると思います。

 毎日「JAVA」のことばかり書いているので、そのうち「JAVA」のページも開設しないといけないですね。

 いや、それよりも早くコミケでの売り物を完成させないとまずいです。

 寒い場所で寒い思いをするのは嫌ですので(T_T

● 2000.11.13(月) JAVA その6

 既に連載じみて来た「JAVA」のソフト開発のお話です。

 この前まではオセロのプログラムを作っていたのですが、今は新しいことをおこなっています。

 現在はゲーム用の描画管理プログラムを開発しています。これが現在完成度が20%ぐらいです。

 始めて3日目ぐらいなので、まあまあの進み具合です。基本部分がきちんと動いているので、今後の拡張は簡単そうです。

 描画管理プログラムが完成したら、いよいよ各描画やエフェクト部分のプログラムです。これができるとだいぶゲームっぽくなります。

 描画部分がきちんと動き出したら、オセロを使って実験をおこなう予定です。

 最終的には、自分で使うためのゲーム汎用ライブラリーにする予定です。今はそのための準備段階といった感じです。

 冬コミも近づいてきたのでそろそろピッチを上げないといけません。急いで今の下準備を完成させないと商品が作れなくなってしまいます。

 今回は9月からと、だいぶ早くから準備を始めたので、コミケにもまともなものが出せるかなと思っています。・・・いや、今はもう11月。

 そもそもブースが受からなかったら出せないんじゃ・・・。

 まあ、そのときはそのときで考えます(^^;

 そう言えば最近コミケ落ちまくっています。そろそろ受かって欲しいなあと思います。

● 2000.11.12(日) 原文

 週末は「K.G.B.」(関東ゲームやろうぜ旅団)で集まって、私の部屋でずっとゲームをやっていました。

 英文のゲームをおこなっていたのですが、ルールの解釈で少し分からないことがあり、みんなでルールを繰りながら色々話し合うことがありました。

 結局日本語の訳を見ただけでは解決できず、英語の原文を引きながらルールの解釈をすることになりました。

 英語は日本語のように曖昧ではないので、ゲームのルールなどのように、厳密な解釈が必要な物には向いている言語だと言えます。

 何より、ゲームがデザインされた国の言語で書かれていることが、そのゲームのルールの理解を助けてくれます。

 用語の使い方や動詞の使い方が、原文を読めば、一目瞭然であることが多いからです。

 ゲームのルールだけでなく、何か調べ物をしているときには原文に当たるのが大切なことであると、改めて感じました。

● 2000.11.09(水) モニター

 最近、私の中の物欲怪獣が首をもたげてきて、いろいろな物が欲しくなって困っています。

 その1つが「モニター」です。

 現在「17インチのモニター」を使っているのですが、「21インチのモニター」が欲しくなって、近くのパソコンショップに行ってきました。

 しかし売っているのは「17インチのモニター」ばっかり、2、3台「19インチのモニター」もありましたが、「21インチのモニター」はなかったです。

 後で詳しい人に相場を聞いたところ、「19インチのモニター」は4~5万円、「21インチのモニター」は10万円ぐらいが相場だそうです。

 お店に置いても場所だけ取って売れないのでしょう。

 「17インチのモニター」から「19インチのモニター」に変えても、状況は劇的には変わらないだろうからと思うと、とりあえず物欲怪獣は静まりました。

 しかし、何だか悔しいので家の「モニター」の解像度を、「1152×864」から、「1280×1024」に上げて見ました。

 「うっ、使いやすい」

 ただ、文字が小さすぎて目がつかれるので元に戻しましたが。残念です。

● 2000.11.07(火) b2mcs その8

 「b2mcs」はあらゆる意味で実験的なソフトだったのですが、あまり結果は思わしくなかったです。

 本日そういうわけで、アクセス・ランキング機能を抜き、さらに色々と改良した「b2mcs」の最新バージョンをアップしました。

 アクセス・ランキングは、もっと「b2mcs」人口ができてからおこなうべきでした。時期尚早だったことを反省しています。

 さて、今回の「b2mcs」には圧縮機能をつけました。

 初めて「Unlha32.dll」の仕様を見て、触ったのですが結構面白いです。

 圧縮解凍ソフトも、「Unlha32.dll」を使えば非常に簡単にできそうです。LZHだけならですが(^^;

 あと、本日ご要望がありましたので「ドット・トレーサー」も公開を始めました。

 これは、ほぼ「お絵描き掲示板」限定のソフトなので、DL数は少ないでしょう。

 「るてんのお部屋」に来ていて、さらに「お絵描き掲示板」を使っている人にしか縁がなさそうなソフトですので。でもまあ動きは面白いソフトです。

 そう言えば、ここ数日JAVAで作るオセロの思考を強化し続けていたので「お絵描き掲示板」もご無沙汰でした。

 オセロの思考は「n次元の問題」と仮定して解いています。オセロのルール自体を「n次元の問題」であると仮定して、その中で特に「2次元の問題をオセロと言う」と考えて解いています。

 なので、気が向いたら三次元、四次元、n次元と拡張可能です(速度を稼ぐために端折っている部分をだいぶ追加しないといけないですが)。ただ、四次元以上だと、人間相手には勝負できなくなりますが。

 そのうちn次元人が地球にやってきた場合は、オセロの思考を拡張して勝負してみようと思っています。絶対やってこないでしょうが(^^;

● 2000.11.05(日) JAVA その5

 今日は丸1日JAVA オセロの思考アルゴリズムのパワーアップをおこなってました。

 どうやらバグがあるために思考の強さが伸び悩んでいるのは分かっていたのですが、その原因が分からず難渋していたので、全ての思考過程をファイルに出力して解析していました。

 その出力したデータを眺めての感想。「さっぱり分からない」。

 データだけを書き出してもさっぱり分からないので、盤面を出力するようにして、思考過程をビジュアルでわかるようにしました。

 その結果バグを発見。それも仕様自体を覆すような大きなバグが2つも。

 この2つのバグを全て直すと途端に強くなりました。おかげで、昨日は2勝3敗ぐらいでコンピュータに負けてしまいました。

 あともう少し思考を洗練させれば、実用に耐え得る強さの思考アルゴリズムになりそうです。

 JAVAの勉強のために始めたオセロ作りですが、やるからには凄いものを作ろうと思い、非常にハマリっています。

 思考アルゴリズムが完成すれば、今度は描画プログラムの実験開始です。

● 2000.11.04(土) バックアップ

 今日は2ヶ月ぶりにHDのバックアップ&整理をおこなってました。

 かかった時間は丸1日。おかげで、あるのかないのか良く分からなかった今日の予定は全て吹っ飛んでしまいました。

 あれっ、世の中は3連休だったのでは? ちょっと脱力感です。

 今回はただのバックアップではなく、各ファイルのバージョン整理やフォルダ構造の見なおしなど徹底的におこないました。

 また使用頻度の低いファイルや、版の古いファイルはまとめて圧縮して閲覧性を高めました。

 結局、全てのファイルを圧縮した後CDに焼いたら3枚分もデータがありました。圧縮してなかったら6枚分。整理に丸1日かかるわけです。

 これで1ヶ月くらいは安心して過ごせます。

 しかし、定期的にバックアップ取らないとダメですね。

 ホームページのデータだけは、毎日4元管理(メイン、ノート、MO、プロバイダー)しているので、めったなことがないと吹っ飛ばないのですが、それ以外は最大2元管理までしかやっていません。

 危険極まりないです。けれども関東大震災が来たら、その4元管理も無意味です。そのときは仕方がないですね。

 いや、そんなことでは危機管理意識が低いと言わざるをえないです。海外にもサーバーを用意しておかないと。・・・残念ながらそんなお金はありません。

 今は、私の横でノートがデフラグをおこなっています。ノートのデフラグが終わったら、メインマシンもデフラグ予定です。

 CD10枚くらい入るメディアが欲しいですね。そうしたらバックアップも楽なのですが。

● 2000.11.03(金) お絵描き掲示板 その3

 すみません。ハマっちゃってます。

 ダメです、抜け出せないです。

 というわけで、本日も「お絵描き掲示板」に行ってきました。

 マウスのみで細かい絵を描いていると、いつのまにか3時間・・・。このままでは生活が成立しなくなります。

 もともと物事に没頭しやすい性質なので危険極まりないです。

 しかし、「お絵描き掲示板」で12枚も描いてくると、マウスで描く場合の何か法則性のようなものが掴めてきました。

 まず第一に「マウスは斜め線を描くのには向いていない」ということです。マウスで線を引く場合、最初に思うのは「曲線を引くのが難しい」ということです。

 しかし、これは正確な表現ではありません。正確には「斜め線を引くのが難しい」なのです。その証拠に「縦線を引く」のは非常に簡単です。数10ドットのきれいな縦線が引けます。

 これは、マウスの持ち方が原因です。マウスは、手で包み込むように持ちます。そして人差し指と中指の操作でマウスを移動させます。他の指はその補助にしか使いません。

 このため、必然的に「マウスの上下運動」は楽になります。上下方向の操作は、マウス操作にとって「得意技」とも言える操作なのです。

 さらに「マウスクリック」。これも上下運動です。人差し指を使った上下運動に連動しています。

 このマウスの特性に気づかずに、鉛筆のつもりで線を引こうとすると失敗します。鉛筆は「手首を支点とした曲線が引きやすい」画材です。マウスとは、まったく特性が違います。

 なので、まずはこの画材の特性に合わせて脳みそを切り換えないといけません。

 第二は「アンドゥを多用してはならない」ということです。上述の通り、マウスではきれいな曲線が引けません。引けなくて当たり前なのです。そういう画材なのですから。

 そういう画材できれいな線が引けるまで「アンドゥ」を繰り返しては切りがありません。ではどうするか。「消しゴム」を多用します。

 線を引いたときに、その中で成功したマウスの線の一部を生かして次の線を引くのです。

 マウスできれいな線を引けないのならば、その分きれいな線を得るための努力をしなければなりません。まあ、マウスできれいな線が引ければこんなことは必要ないのですが。

 第三は「マウスは既にある線をなぞるのには使える」ことです。既に主線を引いた後なら、その線にきっちり沿うように色塗りをおこなうことができます。

 これは、人間がマウスを操作する場合の「精度」に関係があります。

 人間がマウスを使う場合、何もガイドがない場合の操作精度は誤差3ドットです(被研体:るてん)。これに対して、ガイドがある場合の誤差は1~2ドットのようです(被研体:るてん)。

 なので、「色塗りにはマウスは充分使える」わけです。主線が1ドットあれば、それほど苦もなく色が塗れます。大変なのは主線を引くところだけです。

 以下は余談になりますが、「Windowsのボタン」の立体表示に費やしているドット数は2ドットです。これは、上記の人間のマウス操作の精度に合致します。

 上述の通り、ガイド(ボタンの線)がある場合の誤差精度は1~2ドットです。ボタンの枠が2ドットあれば、ボタンの押し間違いは1ドットに対して飛躍的に減ります。2ドットもあれば、まず押し間違いがないというわけです。

 ディスプレイの話しに飛びます。現在のパソコンのディスプレイは72dpiと非常に解像度が低いです。

 この解像度も、後数年で向上するものと思われます。そのときには、マウスよりももっと性能の良い入力デバイスが開発される必要があるでしょう。

 マウスというのは、「点」を示す「ポインティング」デバイスです。

 モニターの解像度が、印刷物並みの300dpiまで向上したときには、「ポインティング」デバイスでは問題があるでしょう。

 それに代わる入力デバイスの登場が必要だと思います。今のうちにそのアイデアを実用化に移せれば、一儲けできそうな気もします。

 以上余談。

● 2000.11.02(木) お絵描き掲示板 その2

 お部屋日記で、しつこいほど「お絵描き掲示板」の話をしていたところ、本日メールで「次世代お絵描き掲示板」のことを教えていただきました。

 物事なんでも騒いでみるものです。

 というわけで、早速遊びに行ってきました。

 この「次世代お絵描き掲示板」は、正式には「PaintBBS」と言います。「Javaなお子様的HP」さんの所にあります。

 この「次世代お絵描き掲示板」が本家より優れているのは、まず何よりも「処理速度」です。軽快に動きます。

 また、描画ツールとしては、「水彩」「ぼかし」「シャープ」などの機能がついており、「本家」がドット絵的楽しみなのに対して、「PaintBBS」は水彩画的な楽しみになっています。

 ただ、「アンドゥー」の動きが鈍いので、これは改良を待つところでしょう。

 あと、この前「お部屋日記」で触れた、お絵描き掲示板支援ツールの問い合わせもありました。要望があるようでしたら公開しようかなと考えています。

 ちょっとわき道にそれます。

 うーん、「JAVAオセロ」の強化もしないといけないんですが。

 このところ、徐々に進化してきて、戦績が最初は「60対5」ぐらいだったのが、「50対10」となり、今では「40対20」ぐらいまで強くなっています。

 前半戦は非常に強く、全滅させられかけます。ただ、後半が弱いです。再帰検索のアルゴリズムに難があるようで、角をあっけなく取られてしまいます。これを解決すれば人間と互角かそれ以上にはなりそうです。

 最低でも人間(自分)と五分になるくらいまでは強くしようと思っています。コンピュータと共に、私もだいぶ鍛えられています。今なら、私はかなり強いかも。

● 2000.11.01(水) 低周波治療器

 今日は「低周波治療器」※1)を購入する。

 最近肩こりがひどかったので、少しはこれで軽減するかなと思います。

 肩こりになっている原因は3つあります。

 1つ目の原因は「パソコン」。1日16時間もパソコンを使っているとさすがに肩がこります。

 2つ目の原因は「お風呂」。部屋の湯船が小さ過ぎるということもあり、最近はたいていシャワーで済ましています。おかげで筋肉がこわばる一方です。

 3つ目の原因は「生活」。1日3時間程度の睡眠と栄養バランスの偏り。これだけの原因が揃うと肩がこらない方が不思議です。

 昨日購入して3回ほど「低周波治療器」を使ってみたのですが、1日では肩こりは治りませんでした。すぐに治ることを期待していたのですが。

 毎回貼る所を変えたりと、人体実験を繰り返しています。思わぬところが効くかもしれませんし。


※1 : 購入したのは「オムロン」の低周波治療器「エレパルス HV-F125」

 購入したお店の店員の話によると、「低周波治療器では松下の製品が知名度が高くブランド力もある。しかし、内容的には各社差はそれほどない」と。

 そのため、価格が1000円ほど安かった上記オムロン社製品を購入する。さらに500円安いオムロン社製品もあったが、そちらには1200Hz機能がついていなかった。店員の話によると「1200Hzの方が浸透力があるようです」と。

 特殊機能がついていると、どうしても試してみたくなるので、こちらを購入する。500円で飲みのときの話題が1つ増えるならアリだと思いますので。


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