前回、NTTにモデムが壊れていると言われてADSLが開通しなかったため、本日朝の10時ぐらいにNTTの工事担当の方がモデムの交換にきました。
まずはモデムを交換して接続実験。
「うーん、繋がらないですね」
頭を抱えるNTTの工事担当者と私。速攻で怪しいムードに突入しました。
NTTの工事担当者は、カバンをごそごそと漁り始めます。
「ノートパソコンを持ってきているので、こっちで試してみましょう」
NTTの工事担当者のノートパソコンで接続してみると接続成功。
「うーん。ということは、ケーブルかPCですね。」
次はケーブルを換えて実験。ケーブルは問題なし。
「PCの設定ですかね」
ノートパソコンと私のマシンを見比べる2人。
「原因わかります?」と私。
「いやー、パソコンの設定はよく分からないんですよ」と衝撃の台詞を発するNTTの工事担当者。
私の目の前が暗くなります。またかNTT。なぜNTTの職員は全員、断片的な知識しか持っていないんだ。ADSLの担当なら、せめてADSLの仕組みからその周辺の機器、設定までの知識を一通り身につけておいて欲しい・・・。
しばし考え込む2人。
「そうだ、うまく繋がっているマシンがここにあるんですから、そのマシンのLANカードの設定と、こちらのLANボードの設定を合わせてみましょう」
「ネットワークの設定はよくわからないので、おまかせします。どうぞこのノートパソコンを使ってください」
NTTの工事担当者はおずおずとノートパソコンを差し出しました。
設定をチェックすること1分。
いくつか設定を見ている内に原因がわかりました。ADSLを導入するまでは、LANボードでPCを接続していたため、 Eathernet Adapter の Connection Type が 100Base になっていました。ADSLは 10Base です。これを変更して Windows を再起動したら見事接続しました。
「おおっ!」
諸手を挙げて喜ぶ2人。
いや、あなたは専門家なのだから、あなたが発見しないといけなかったのではと突っ込みたくなりました。あと金曜日のユーザーサポートの担当者にも、その事例は今までなかったのですかと突っ込みたくなりました。
結局原因はLANボードの設定でした。説明書には特に書いていませんでしたので、ADSLの接続ソフトをインストールした際に組み込まれるアダプタとTCP/IPの設定だけしかチェックしていませんでした。
私と同じように、昔から使っていたLANボードでADSLを導入する方は、 Eathernet Adapter の Connection Type の値を気をつけてください。これに気づけば金曜日から常時接続でした。
何はともあれ接続できました。速度は1.056MB。遠いので保証できないと言われていた割には、ちゃんと早い速度が出ています。よかった。
「いや~、接続できてよかったです」
NTTの工事担当者も満面の笑みです。私も言葉を弾ませて応えます。
「本当ですね。モデムの故障とはまったく関係がなかったですね」
「ええ、でもモデムの故障ってけっこう多いんです。だから、うまくいかないときは、とりあえずモデムの故障ってことにするらしいです」
・・・。
あんぐり。
いやもう何も言いません。NTTなので、これぐらいのことは予想していたのですが・・・、いや予想できませんでした。
ともかく、常時接続環境になって本当によかったです。
これでようやくテレホーダイを解約できます。めでたしめでたし。